プログラミング学習にはゴール設定が大切!3つの理由や具体的な方法を解説
プログラミング学習を行ううえで、ゴール設定はとても大切です。
なぜなら目標があるかどうかでモチベーションが変わり、勉強効率も大きく変わるから。
とはいえ、「どうやってゴール設定をすればいいかわからない」と悩む方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、
- プログラミング学習に目標設定が大切な理由
- プログラミング学習に効果的なゴール設定の方法
- プログラミング学習を挫折せずに成功させる秘訣
などについて詳しくご紹介していきます。
この記事を読めば、ゴール設定の方法がわかり、プログラミング習得へと近づくでしょう。
これからプログラミングを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
プログラミング学習でゴール設定が大切な3つの理由
プログラミング学習を始めるためには、どうしてゴール設定が大切なのでしょうか?
まずは、その3つの理由を詳しく見ていきしょう。
1.ゴールが無いと挫折しやすいため
目標を設定すれば、今やるべきことが明確になり迷わずに学習を進めていけます。
日々目的に少しずつ近づいていけることで、モチベーションも保ちやすくなるでしょう。
その一方で、ゴール設定を決めていなければ、モチベーションが保てずに挫折しやすくなります。
挫折するリスクを減らすためにも、ゴール設定は大切なのです。
2.学習時間が長期になるため
プログラミングを習得するには、ある程度の時間が必要です。
以下に、毎日2時間勉強した場合の学習にかかる期間をまとめました。
- 基礎の習得:4〜5ヶ月程度
- 職就できるレベルの習得:1年以上
思っていたよりも習得には時間がかかると感じた方もいるかもしれません。
1年以上の期間を目標なしには、なかなかモチベーションを保てませんよね。
しかし、明確な目標があれば長期的なスケジュールを立てられるため、挫折をするリスクを減らせるのです。
3.手段が目的に変わってしまう恐れがあるため
すべての人は、プログラミングを通じて何らかの目的を達成するために学習をしますよね?
しかし、目標を決めずに漠然と学習を続けていれば、いつのまにかプログラミング学習が目的になってしまう恐れがあります。
プログラミングを学習するのは、あくまでも手段であって目的ではありません。
学習が目的になってしまうと、いつまでたってもエンジニアになれない可能性もあります。
そうならないためにも目標を定め、達成したいことから逆算してスケジュールを立てましょう。
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ゴールを設定するための5つの方法
ここまでで、プログラミング学習にゴール設定を行う重要さをわかっていただけたのではないでしょうか。
目標設定は、自分の目的を達成するための手段です。
あなたはプログラミング学習をして、どんなことを達成したいのでしょうか?
目的に合わせて正しい目標設定の方法を選び、達成率を上げていきましょう。
ここからは、おすすめの5つのゴール設定を行う方法をご紹介していきます。
- SMARTの法則
- ベーシック法
- 三点セット法
- ベンチマーキング法
- ランクアップ法
それでは順番に見ていきましょう!
1.SMARTの法則
「SMARTの法則」は、目標設定を行ううえで非常に効果的な方法といわれている手法の1つ。
SMARTの法則は、以下の5つの項目で構成されています。
- 「Specific(具体性)」
:目標は誰にでもわかるほど具体的か - 「Measurable(計量性)」
:目標達成率や進捗度が定量的に定義されているか - 「Achievable(達成可能性)」
:達成できる現実的な目標か - 「Relevant(関連性)」
:目標が本質から外れていないか - 「Time-bound(期限設定)」
:目標の達成期限が明確でかつ妥当か
SMARTの法則を達成するためにも、まずはやるべき行動をスケジュールに取り込みましょう。
そして、定期的に見直すことが大切です。
SMARTの法則を活用した目標設定や管理ができれば、より効率よく目標を達成できるでしょう。
2.ベーシック法
「ベーシック法」とは、以下の4つのステップで構成されている目標設定方法です。
- 「目標項目」
:何を達成するのか - 「達成基準」
:達成の具体的な基準は何か - 「期限設定」
:いつまでに達成するのか - 「達成計画」
:どうやって達成するのか
ベーシック法は、もっとも基本的な目標設定方法であるため、知らない間に使っている方もいるかもしれません。
まず1の目標項目では、何を達成するのかを明確にします。
そして、「向上・強化」「改善・解消」「維持・継続」「創出・開発」の4つのタイプに分けて考えてみてください。
2の達成基準では、数値や状態を明確にして設定します。
「プログラミングスキルをつけて副業で10万円稼ぐ」「スマホアプリを作る」などです。
3の期限と4の達成計画は、すぐに行動が起こせるくらい具体的に決めましょう。
「1年以内にプログラマーに転職する」「今年中に基本情報技術者の資格を取得する」などです。
ベーシック法は基本的な目標設定の方法なので、初めて目標を設定する人も取り組みやすいでしょう。
3.三点セット法
「三点セット法」は、ベーシック法をさらに掘り下げた目標設定方法。
ベーシック法と組み合わせると、さらに効果が増します。
三点セット法は、以下の3つの要素で構成されている目標設定方法です。
- 「テーマ」
:何を達成するのか - 「達成レベル」
:達成の基準は何か - 「達成手段」
:どうやって達成するのか
まずは、具体的なテーマを設定します。
テーマを設定する際には、以下の2つの項目に当てはめて考えてみてください。
- 「自己否定」
:自分が〇〇を達成できなければ、どのような問題が起こるか - 「プロセスチェック」
:テーマに関する自分の行動を洗い出し、改善すべき点を見つける
つづいては、達成レベルを設定します。
達成レベルは具体的であるほど効果的です。
ただし、「0か100か」といった極端な数値化は、目標達成できる可能性が低くなります。
そのため、数値ではなく「状態」や「スケジュール」などの基準を使い、現実的な達成レベルを設定しましょう。
最後はどうやって達成するのかを決めます。
ここでは、以下のポイントを考えてみましょう。
- 今までとは少し方法を変えてみる
- 今だからできることは何かを考えて行動する
これらを活用することで、新しい角度から達成手段を具体的に設定できるでしょう。
以上の3つの要素を考えるのが三点セット法です。
4.ベンチマーキング法
「ベンチマーキング法」は、ライバルをベンチマークに設定する目標設定方法。
ベンチマーキング法では、すでに成功している他者を「指標・基準」として模倣し、目標設定を行います。
ベンチマーキング法は以下の4つの手順で行います。
- 「計画」
:ベンチマークの対象を挙げる - 「情報収集・分析」
:自分とベンチマークとの現状のギャップを洗い出し分析する - 「統合・目標設定」
:分析結果から目標を設定する - 「実施検証」
:ベンチマークとのギャップを埋めるために行動する
ベンチマーキング法は、他者と自分を比較できるため、どのような違いから結果の差が出ているのかが明確にわかります。
目標とする人やライバルがいる人は、ぜひ試してみてください。
5.ランクアップ法
「ランクアップ法」は、自分自身を着実に成長させるための目標設定方法。
ベンチマーキング法は以下の6つの手順で行います。
- 「改善」
:現状の問題点に注目し、改善する - 「代行」
:自分より能力の高い人の代行ができるようになる - 「研究」
:あるテーマを自分に取り入れられるかを研究する - 「多能化」
:新たな分野のスキルや知識を磨く - 「ノウハウの普及」
:自分のスキルや経験を第三者が習得できるように、ノウハウとしてまとめる - 「プロ化」
:スキルや知識を専門家レベルまで高める
以上の6つの項目に沿って目標設定を行えば、プログラミング学習もより効果的に行えるでしょう。
ベーシック法や三点セット法と組み合わせると、より効果を発揮します。
プログラミング学習のゴールまでの主な道のり
プログラミング学習のゴール設定を行うためには、それまでにどのような手順を踏んでいくのかを知っておく必要があります。
ここからは、プログラミング学習のゴールまでの主な道のりをご紹介していきますので、ぜひ目標設定の参考にしてください。
それでは順番に見ていきましょう!
1.学習したい言語を決める
プログラミング言語は種類によって特徴が異なります。
そのため、まずは目的に合ったプログラミング言語を決めましょう。
ゲーム開発なら、「Unity」「C#」。
Web制作なら「HTML」「CSS」「PHP」といったように、作りたいものに合わせて選びます。
プログラミング言語を目的別に選ぶ方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
プログラミング言語の違いを徹底解説!目的別のおすすめや選ぶ4つのポイントも紹介2.基礎知識を身につける
学習したい言語を決めたら、基礎知識を身につけていきましょう。
最近では、プログラミングを学習できるサービスが豊富にあります。
たとえば、
- 学習サイト
- スクール
- 書籍
など。
自分が学びやすい方法を選びましょう。
おすすめのプログラミング学習サイトに興味がある方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
プログラミングWeb学習サイト28選を目的別に紹介!選ぶポイントも解説3.他の制作物を真似して作る
基礎知識を学んだら、いよいよ実践です。
まずは、あなたがやってみたいと思えるサービスを真似して作ってみましょう。
そこでおすすめなのが、既存のWebサイトの写経です。
プログラミングにおける写経とは、お手本のサービスのコードをそのまま書き写すことです。
コードの写経には以下のようなメリットがあります。
- 経験や知識が増える
- タイピングに慣れる
- コードの書き方がわかる
- Webサイトの構成の勉強になる
まずは、プログラミングのコードに慣れるためにも写経は効果的ですよ。
4.オリジナルの制作物を作る
既存のWebサイトの写経を何度か繰り返したら、オリジナルの制作物を作りましょう。
ここまでの手順を通せば、簡単なWebサービスを開発できるだけの基礎的なプログラミングスキルが身についているはず。
今後の就職や転職などに向けて、あなたのスキルを証明できるオリジナルサイトを作っておきましょう。
就職活動などに活かせるポートフォリオの作り方について興味がある方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
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プログラミング学習で挫折しないためのコツ
プログラミングはエラーでつまづいたり、専門用語が多いことから途中で挫折してしまう人も多いです。
実際に、プログラミング独学での挫折率は90%以上といわれています。
では、どうすれば挫折をせずに学習を続けられるのでしょうか?
ここでは、プログラミング学習で挫折しないための5つのコツをご紹介していきます。
- 疑問を質問できる環境を用意する
- 小さな課題をこなす
- 定期的に過去を振り返る
- 優良な教材を用意する
- 仲間を作る
それでは、詳しい内容を順番に見ていきましょう。
1.疑問を質問できる環境を用意する
プログラミング学習をしていると、誰もが不明点につまづきます。
そのためプログラミング学習にとくに大切なのが、疑問を質問できる環境を用意することです。
最初のうちは、何が原因でエラーが起きているのかがわからない場面が必ず訪れるでしょう。
疑問が残るままで解決策がわからずに、そのまま挫折してしまう人が多くいます。
自分自身で問題を解決するスキルはとても大切です。
しかし、プログラムを使えるようになるための学習に特化することの方がもっと重要といえます。
エラーや不明点が原因で、学習を諦めるのはとてももったいないです。
挫折を回避するためにも、スクールや学習コミュニティに入るなどの検討を行ってみてはいかがでしょうか。
2.小さな課題をこなす
何事も継続をするためには、「続けられること」と「達成感」が重要。
小さな課題をこなしていくことも、プログラミング学習を継続していくうえで大切なポイントです。
たとえば、いきなり難易度の高い課題に挑戦すれば、クリアできずに途中でやめてしまうリスクが高まりますよね。
その一方で、小さな課題をこなしていくことは達成感へと繋がります。
小さくても成功体験を積み重ねていけば自分に自信もつき、学習が楽しくなっていくでしょう。
小さな課題をこなしていくことは、スキルアップはもちろん学習継続のために優れた方法なのです。
3.定期的に過去を振り返る
プログラミング学習中には、「どれだけ学習してもスキルが身についていない気がする」と感じてしまう人もいます。
このように思ってしまっては、挫折をする原因になりやすいでしょう。
そういったリスクを防ぐためにも、定期的な振り返りを行ってみてください。
人は自分がどれくらい成長しているかを把握できれば、また頑張ろうと思えるものです。
モチベーションを保つためにも、1ヶ月や半月ごとにでも、自分ができるようになったことを振り返ってみましょう。
4.優良な教材を用意する
最近では、プログラミング初心者向けの学習サービスが増えています。
学習サイトや書籍、アプリなど、プログラミング学習を行うための教材はいくつもあります。
その中で、自分に適した優良な教材を用意することも、挫折を避けるための大切なポイントです。
正しい情報をしっかりと学ぶためには、信頼できる教材を選ぶ必要があります。
教材を選ぶ際には知名度や実績などを、事前にしっかり確認してから利用するようにしてください。
5.仲間を作る
ひとりで学習していると、急にモチベーションがなくなって挫折してしまう、なんてことも珍しくありません。
その一方で、一緒に学習できる仲間がいれば、モチベーションも保ちやすいのではないでしょうか。
たとえば、仲間がいればエラーにつまづいても相談できます。
また、疑問点を教えあったりなど、学習を継続していくうえで心強い存在となってくれるでしょう。
プログラミングを一緒に学ぶ仲間は、
- エンジニアのイベントや勉強会
- SNSでの発信
- プログラミングスクール
などで見つけられます。
プログラミングの独学を成功させるためのコツについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
プログラミングは独学で大丈夫?初心者向けに習得手順とコツをわかりやすく解説モチベーション高くプログラミングを学ぶならスクールがおすすめ
近年では、プログラミングが注目を集めていることにより、学習方法は増えてきています。
その中でも、もっともおすすめなのはプログラミングスクールに通うことです。
プログラミングスクールなら、初心者が短期間で必要なスキルを習得するためのカリキュラムが整っています。
徹底したサポート体制も整っているため、挫折する可能性も低いでしょう。
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無料カウンセリングの内容が気になる方には、こちらの記事もおすすめですよ。
また、DMM WEBCAMPのスクール内容について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
非公開: 【2022年最新版】DMM WEBCAMP転職コースの全講座を丁寧に解説!まとめ:ゴールを明確にしてからプログラミングを始めよう
今回は、プログラミング学習にゴール設定が重要な理由や、挫折しないコツなどについてお伝えしました。
ゴール設定は、プログラミング学習を効果的に行うために重要なことです。
学習の最終目的を明確にすれば、本質からそれずに達成率を高めていけるでしょう。
ぜひ、本記事でご紹介した目標達成方法を試してみてくださいね。