IT業界は高卒には厳しい?高卒でも入社可能な3つの理由とキャリアパスを解説
「IT業界に入りたいんだけど高卒じゃ難しいのかな」
「IT業界に高卒で入ってから活躍するにはどうしたらいいんだろう」
と思うことはありませんか?高卒でIT業界への就職を目指そうとしても、本当に入社できるのかなど、入社後のキャリアパスで迷ってしまいますよね。
では、高卒でIT業界に入社できる理由や、入社後のキャリアパスはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- IT業界には高卒でも入れる理由
- IT業界に高卒が入るためにやっておくとよいこと
- IT業界に高卒で入社した後のキャリアパス
について詳しく解説します。
この記事を見れば、高卒でもIT業界に入れることがわかり、あなたがIT業界を目指すか判断するきっかけを必ずつかめます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
IT企業には高卒でも入社可能な3つの理由
高卒ですと学歴を気にしてしまい、たとえIT業界への興味があったとしても「どうせ無理だろう」と考えてしまいがちです。
しかしながら、IT業界には高卒でも入社可能です。
理由は以下となります。
- IT業界の需要が増えているから
- 学歴が重視されていないから
- 大卒や専門学校卒生と年収に大きな差はないから
- コロナウィルスの影響でIT化のスピードが増したから
これらについて、以降で内容を深堀りしていきます。
1.IT業界の需要が増えているから
年々IT業界の需要は高まっており、それに伴ってエンジニアやプログラミングに関わる案件も増えております。
そう考えられる理由は下記です。
- IoT:家電を中心にモノがインターネットと接続され続けている
- AI:ロボットが人の思考を判断
- ビックデータ:ネットを介して集まった膨大なユーザの行動データを解析する動きの加速
- 自動運転:完全自動化に向けた動きの加速
これらの理由から、ビックデータによりIoTが進み、AIでロボットはどんどん賢くなっています。
そして、移動は日本でも2020年4月に、自動運転車が公道走行を許可されました。
(出典:政府広報オンライン))
このように「IoT」「AI」「ビックデータ」「自動運転」の発達により、IT需要は高まっているといえます。
2.学歴が重視されていない業界だから
IT業界は、学歴が重視される業界ではありません。
というのも、IT業界は技術職であり、学歴よりも技術が注目される業界であるからです。
実際の開発現場をみても、
- 高卒のエンジニアが大卒エンジニアより質の高いコードを書いている
- 管理職が大卒でない
- 作業ができる高卒 > 経験不足の大卒
以上のようになっている企業は決して珍しいことではありません。
そのため、IT業界は学歴が重視されていない業界であるといえるのです。
3.大卒や専門学校卒生と年収に大きな差はないから
高卒でも、大卒や専門卒と年収の差が開かない点はIT業界の特徴ともいえます。
なぜなら、前述したとおり、IT業界は技術職であるため、技術さえあれば社内での昇進が可能だからです。
もちろん「入社時の月収は学歴により差がつけられている」ことはいうまでもありません。
たとえば、
- 高卒:19万
- 専門卒:20万
- 大卒:21万
このような給与差となっている企業は多いです。
しかしながら、
- どの企業も学歴による月収の差はおよそ1万〜2万円程度とそれほど差額は大きくない
- 技術力があれば、年1回の査定により、月収は1万〜2万あがられるため逆転が可能
なので、学歴により年収に大きな差はでないといえるのです。
4.コロナウィルスの影響でIT化のスピードが増したから
コロナウィルスの影響により、コロナ禍以前に比べてIT化のスピードは増しております。
そう考える理由は以下です。
- テレワーク需要の増加:Webでの打ち合わせ、業務のクラウド化
- 対面の機会の減少:ネットショッピング、オンライン決済
- 巣ごもり需要の増加:自宅エクササイズ、勉強アプリ、VR
このようなことが増加しております。
とくに、自宅にいても仕事、買い物、趣味と、ひと通りのことができるようにする動きが加速しており、それを実現しているのがアプリやWebサイトの充実を中心としたIT化です。
そのため、コロナウィルスの影響により、IT化のスピードが増しているといえるのです。
こうしたIT業界で求められるスキルに、「プログラミングスキル」があります。
しかし、独学でプログラミングを学ぶといっても、何から始めたら良いか迷ってしまいますよね。
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高卒でもIT企業で活躍できる3つの職種
高卒でIT企業に入ることを狙う際、高卒でも活躍できる職種はなんでしょうか。
結論を先にいうと以下の3つとなります。
- プログラマー・エンジニア
- 営業
- 人事
このように、開発系であるプログラマー・エンジニアはもちろん、開発外の職種である営業および人事職も、高卒でも活躍できる職種なのです。
きっと「ITに興味はあるけど開発はちょっと…」と考える方にとってはホッと胸をなでおろす内容でしょう。
それぞれの職種を以降で解説していきます。
1.プログラマー・エンジニア
プログラマーやエンジニアは、高卒でも活躍できる職種です。
なぜなら、開発業務の中には、それほどスキルや経験がなくてもスポット的に手伝うことができる業務があるからです。
たとえば以下のような業務が該当します。
- 仕様書に誤記がないかの確認
- テスト機材の操作の補助
- 納入品の準備
これらは、スキルや経験がなくてもできるとはいえ、開発をおこなう上で欠かせない業務です。
なので、まずはこのような業務をこなすことで、高卒でもプログラマーやエンジニアとして活躍できるのです。
さらに、プログラミングスキルを習得することによって大卒との差を埋めることもできます。
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2.営業
営業職は、高卒でも活躍できる職種です。
なぜかといいますと、
- 専門職ではないため学歴を求められることが少ないから
- 経験がモノをいう職種であり、大卒より早めに経験を積めるから
- 専門性の高い資格を必要としないから
このように、開発のような専門職と違い、専門性を求められず、早めに経験を積むことが有利な職種であるからです。
たとえば、営業職は対人の仕事が多いですが、コミュニケーション能力は経験を積むほど有利な能力です。
なので、営業職は、高卒でも活躍できる職種といえるのです。
3.人事
人事職も、営業職と同じで専門職ではないため、高卒でも活躍が可能です。
なので、技術力そのものは必要ありませんが、ITに関する知識は必要となります。
というのも、IT知識がないと下記のように困ってしまうからです。
- 採用活動の際に話がわからない
- 採用後の教育プランが立てられない
- 応募者が集まるようなしくみ(例:Webサイト作成の推進)を作れない
なお、入社後は、まずはIT知識が必要とされない作業をお願いされることが多いので、入社前後でIT関連の学習を進めるとよいでしょう。
高卒でもここから駆け上がる!IT企業で成功するキャリアパス
高卒でIT企業に就職し、駆け上がっていった先のキャリアパスはどのようなものがあるのでしょうか。
結論を先にいうと以下となります。
- マネジメント職につく
- フリーランスを目指す
これら2つの大きな違いとしては、社内で活躍し続けるか、それとも独立して社外で活躍していくかです。
高卒で就職してから数年がたつと、そのまま社内で働くか否かに悩む時期がきます。
そこで、社内外のキャリアパスについて、以降で詳細を解説していきます。
マネジメント職につき、周囲に指示を出すポジションに就く
高卒でIT企業に就職後、しばらくは開発の実務を担当することになりますが、慣れてくると人に作業を指示するようになります。
これがマネジメント職の仕事です。
具体的には以下となります。
- 開発プロジェクト開始前の準備、計画
- 開発中のスケジュール管理
- 顧客との折衝
このように、開発の実務ではなく、主に計画、管理、顧客折衝が中心となるのがマネジメント職です。
また、自分が作業をしなくても開発が進んでいくというおもしろさがある反面、自分の立てた計画次第ではプロジェクトそのものが迷走してしまう恐さがあります。
フリーランスを目指す
スキルがそれなりについてきたのであれば、会社をやめ、フリーランスとして独立するというキャリアパスもあります。
フリーランスになると、
- 会社員で働くよりも稼ぐことが可能
- 自分で仕事をとるため、仕事を選べる
- 会社員よりも週の稼働日を減らせる
このように、独立することでより自由な働き方ができるのがフリーランスです。
しかし、その反面で仕事が取れないと収入がゼロになってしまうなど、いきなりフリーランスになるのは難しい場合もあります。
そのため、まずはエンジニアに転職してから追々フリーランスを目指してみるのはいかがでしょうか。
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IT企業に高卒が挑む前に越えなければならない3つの壁
高卒でIT企業への就職を目指す場合に求められるものは、スキル、英語、数学と幅広くあります。
結論を先にいうと以下の3つです。
- 学歴はいらないがスキルは必要である
- 外資系企業への就職は英語力が求められる
- 大学レベル以上の数学が求められる分野もある
このように、まずはスキルが必要なのはいうまでもなく、それ以外は就職したい企業により異なります。
上記3つが必要な理由について、以降で詳しく解説していきます。
1.学歴はいらないがスキルは必要である
開発職につく場合、学歴はいらないですがスキルは必要となるのはいうまでもありません。
では、具体的にどのようなスキルが必要となるのでしょうか。
それは下記です。
- プログラミング言語スキル:就職したい企業で使っている言語だとなお良い
- Excel、Word、PowerPointの操作スキル:基本操作でOK
- ブランドタッチ:作業時間を効率化するために必要
このような「言語」「Office系操作」「ブラインドタッチ」のスキルは、就職するために必要となります。
2.外資系企業への就職は英語力が求められる
外資系企業への就職を目指す場合は、英語力を求められます。
というのも、たとえば以下のように、日本の会社と比べ、英語を使う機会が圧倒的に多いからです。
- メール、テキストチャット
- 打ち合わせ、レビュー
- 仕様書など、ドキュメント作成
このように、そもそも英語ができないと、日常業務はもちろん、開発業務もこなせません。
なので、外資系企業への就職を目指す場合は、英語力を求められるのです。
3.大学レベル以上の数学が求められる分野もある
就職したい企業によっては、大学レベル以上の数学が求められることもあります。
具体的には、制御系や医療系の開発をおこなう企業となります。
なぜなら、モノをつくらず、バーチャルの世界で試験をしたり、数学的な考えをシステム化する開発が多いからです。
たとえば、
- 自動車や家電、医療機器の開発
- ブロックチェーン技術を用いた開発
- 工場の設備機器の制御の開発
このような分野の開発をおこなう場合は、大学レベル以上の数学が求められることもあります。
エンジニアに数学は必要?数学を習得するメリット高卒未経験からIT業界に就職する際に習得すべき3つのスキル
高卒未経験からIT業界に就職する際に習得すべきスキルは下記の3つです。
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
IT業界という特質上、プログラミングスキルを習得する必要があるのは予想できますが、就職後により必要となるのは、コミュニケーションやマネジメントを代表とする対人スキルです。
というのも、会社の仕事は1人ではなく、複数人でおこなうことため「人との関わり方」が重要となってくるからです。
以降で詳細を解説していきます。
1.プログラミングスキル
IT企業でプログラマーやエンジニアを目指す場合には、プログラミングスキルが必要であることはいうまでもありません。
そこで、具体的に必要なスキルは下記となります。
- プログラミング言語スキル:最低でも基礎本を一通り終了したレベル
- IDEなどの開発ツール操作スキル:ビルド、ステップ実行、実行エラーの解決
- テストのスキル:作成したコードに対するテストケース作成
このような「プログラミング」「開発ツール操作」「テスト」は、実際の開発現場でもおこなわれる作業でもあります。
そのため、就職する際にはプログラミングスキルがあった方が圧倒的に有利になることは間違いありません。
就活を有利に進めて志望する企業への就職や希望年収を叶えるためにも、就職前にプログラミングスキルを身に付けることがオススメです!
しかし、スキルを身につけるといっても何から始めたら良いか迷ってしまいますよね。
そこでプログラミングスクールでの学習をおすすめします!
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そのため、基礎から確実にプログラミングスキルを身につけることができます!
自分で進めていくのに不安がある方、短期間で効率的に学習を進めたい方はぜひ検討してみてください!
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2.コミュニケーションスキル
技術的なスキル以外で身につけるべきスキルは、コミュニケーションスキルです。
なぜなら、複数人で1つのモノを作り上げたり作業をすることが多いからです。
たとえば、
- ペアプログラミング(2人で1つの画面を見ながらのプログラミング)
- 打ち合わせ(例:仕様のすり合わせ、作ったコードのレビュー会)
- 他部署との連携(例:営業部との納品段取り、購買部と開発ツール購入のやりとり)
このように、IT業界とはいえ、やることは開発行為だけではない上に、開発行為の中でもコミュニケーションが多々発生します。
なので、就職する際にはコミュニケーションスキルを身につける必要があるのです。
コミュニケーション力とは?10個の方法で磨きをかけて自分の武器にしよう!3.マネジメントスキル
コミュ二ケーションスキルと合わせて、技術的なスキル以外で身につけるべきスキルとして、マネジメントスキルが必要となります。
なぜなら、たとえ高卒新人でも、就職後に他者をマネジメントする機会があるからです。
たとえば以下です。
- 作業を他社に委託することになったので、外注管理が必要となった
- 来月からテストをおこなうから今のうちにツールライセンス追加をお願いしておこう
- このままでは期限に間に合わないから再計画を立てた上で人の追加をお願いしておこう
このようなことが就職後に高卒新人でも起こり得るので、就職する際にはコミュニケーションスキルを身につける必要があるのです。
高卒でもIT業界で成功する3つの方法
高卒でもIT業界で成功する方法とはどのようなものがあるのでしょうか。
結論を先にいうと、下記の3つです。
- IT業界の知識を学ぶ
- インターンシップを利用する
- プログラミングスクールに通う
どれも共通して言えるのは「学習」という点です。
つまりは「IT業界そのものを知ることと現場で使うスキルの学習」が、IT業界で成功するための方法となります。
以降で詳細を解説していきます。
1.IT業界の知識を学ぶ
IT業界で成功するには、まずはIT業界についての知識が必要となることはいうまでもありません。
そして、一言でIT業界といっても、以下のようにジャンルはさまざまです。
- Web系:Web制作やWebアプリ、スマホアプリの設計、開発、保守
- 広告系:リスティング広告やディスプレイ広告の運用
- 通信系:インターネット回線の整備
このように、IT業界にはさまざまなジャンルが存在します。
そのため、闇雲にIT業界全般を学ぶのでなく、まずは自分が就職した業界についての知識を中心に学ぶようにしましょう。
2.インターンシップを利用する
就職前にインターンシップを利用することで、IT業界についての知見を学ぶようにしましょう。
その理由は下記です。
- ドロドロとした現場の様子を肌で体験できるため
- 自分が本当にIT業界でやっていけるのかをあらかじめ見極めることができるため
- 先輩エンジニアの仕事っぷりを観察できるため
IT業界についてやプログラミングの知識は、ネット検索や書籍である程度は学ぶことができますが、現場の生の情報は、やはり会社に飛び込まないとわからないものです。
なので、就職前にインターンシップを利用することで現場に飛び込み、IT業界について学習するようにしましょう。
3.プログラミングスクールに通う
現場で使うスキルを学ぶには、プログラミングスクールを活用するのがてっとり早いです。
というのも、
- ある程度の強制力が働き、爆速で学習を続けられるから
- わからないことがあったら聞ける環境であるから
- 現役のエンジニアやフリーランスに業界について質問できるから
このように、単にプログラミングスキルに限らず、IT業界についても学習できるのがプログラミングスクールの特徴です。
また、学習をスムーズにできるという点でも、現場で使うスキルはプログラミングスクールを利用するようにしましょう。
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まとめ:高卒でもIT業界は可能!しかしスキルを養う必要はある
これまで高卒でもIT業界へ入れるかについて、以下の要点で解説してきました。
- IT業界には高卒でも入れる理由
- IT業界に高卒が入るためにやっておくとよいこと
- IT業界に高卒で入社した後のキャリアパス
このように「高卒でもIT業界への就職は可能であること」が本記事の結論となります。
とはいえ、同じくこれも本記事で一貫して解説してきたとおり、IT業界への就職前後でスキルを養う必要はあります。
なので、IT業界に就職するためにスキルを養うのはもちろんのこと、就職後も継続してスキルを養い、ステップアップしていきましょう。