ARとは?VRとの違いやできることを5つの活用例でわかりやすく解説

2024.01.03
ARとは?

IT関連の話題の中でも、多くの人から注目されている「AR」。
「言葉は聞いたことがあっても、詳しい内容はわからない」という方は、意外にも多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、

  • ARの概要や種類
  • ARを身近で体験する方法
  • ARを活用してできること
  • AR開発に役立つフレームワークやライブラリ

などについて詳しく解説していきます。

本記事を読めば、ARの全体像が掴めます。
ARへの理解を深めたい方はぜひ最後まで読み進めてください。

ARとは「拡張現実」のこと

ARとは「拡張現実」のこと

AR(Augmented Reality)とは、「拡張現実」を意味します。
現実世界とIT技術を重ね合わせて、仮想の世界を現実世界に拡張する技術です。
スマホやタブレット端末などを使って、CGを現実世界に映し出します。

ARはもともとPCで利用されている技術でした。
しかし最近では技術の向上により、スマートフォンにもARが搭載できるように。
ARがより身近になったことで利用者が大幅に増え、知名度も高まっているのです。

「ポケモンGO」や「ドラゴンクエストウォーク」などのゲームで活用されたことで、より身近に感じた人もいるのではないでしょうか?
今後もAR技術はさまざまな分野で使われ、私たちの生活をより豊かにしてくれます。

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VR・MRとの違い

VR・MRとの違い

ARとよく似た技術には、「VR」や「MR」があります。
それぞれの技術とARには、一体どのような違いがあるのでしょうか?

ここではそれぞれの技術の特徴や、違いについて見ていきましょう。

1.VR

「VR(Virtual Reality)」は、「仮想現実)」を意味します。
ARは現実世界を主体にしているのに対し、VRはCGによって作られた仮想世界です。

VRでは、感覚や聴覚、触覚などを刺激し、まるで仮想世界に自分がいるかのような体験ができます。
ARとの大きな違いは、VRゴーグルを装着すること。
VRゴーグルを装着すると視界の360°が覆われ、どこを見ても仮想現実の世界が繰り広げられます。

2016年がVR元年といわれ、アミューズメント施設が増えたりデバイスが登場したりと、簡単にVRが体験できるようになりました。
VRは主に、エンターテイメントや医療、広告などに活用される事例が多いのが特徴です。

2.MR

「MR(Mixed Reality)」は、「複合現実」を意味します。
MRは専用のゴーグルを装着することで、CGを現実世界に映し出せる技術です。

ARとMRを組み合わせたような技術と考えるとイメージしやすいでしょう。
MRとARの大きな違いは、専用のゴーグルを装着して体験すること。

そしてVRでは難しいとされている「歩き回る」という動作も、MRは現実世界をベースにしているため実現できます。
MRは現実世界と仮想現実を融合させた表現ができるため、企業研修や打ち合わせといったビジネスシーンで活用されることが多いのが特徴です。

ARを体験する方法2つ

ARを体験する方法2つ

ARは最新テクノロジーの中でも、身近に体験しやすい技術です。
では、どうすればARを体験できるのでしょうか?

ここでは、ARを体験する2つの方法について紹介します。

1.スマホ・タブレット

iOSやAndroid OSのスマホやタブレットがあれば、手軽にARを体験できます。

スマホやタブレットでARを体験するためには、デジタルコンテンツを画面に表示させなければいけません。
そのためには、インストールが必要な方法とブラウザ上に表示させる方法があります。

インストールが必要な有名アプリには、「ポケモンGO」や「SNOW」などがあります。
ブラウザ上に表示させるタイプは、手早くデジタルコンテンツを表示させたいときに適しているのが特徴です。

ただし、インストールが必要なアプリと比較すると不安定なのは否めません。
安定してARを体験したいなら、インストールが必要なARアプリを試してみるのがおすすめです。

2.ARグラス

ARを体験するには、スマホやタブレットだけでなくARグラスを通じて楽しむ方法もあります。

ARグラスはユーザーの周囲にある環境や状況を分析し、それに適したデジタル情報をグラスに表示します。
たとえば、グラスを通して映像を楽しむ事も可能です。

有名な商品には、マイクロソフトが開発する「HoloLens 2」などがあります。
以前は法人向けでしたが、2021年からは一般販売も開始されました。

今後もさまざまな企業がARグラスを販売するでしょう。
私たちの身近な存在になる日もそう遠くないかもしれません。

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ARは4種類ある

Augmented Reality

ARには、さまざまな種類があることをご存じですか?
ARには一般的に、以下の4種類があります。

  1. マーカー型
  2. GPS型
  3. 空間認識型
  4. 物体認識型

ここではそれぞれの内容を詳しく見ていきましょう!

1.マーカー型

「マーカー型」は、「画像認識型」といえます。
登録している写真やイラストや文字を画像認識し、条件が一致するとARコンテンツが自動的に出現するのが特徴。

マーカー型には決められたルール内で反応する「指定マーカー」と、自由度の高い「フリーマーカー」の2種類があります。
企業のプロモーションに用いられることが多い型です。

2.GPS型

「GPS型」は、「位置認識型」といえます。
スマホなどの端末で位置情報をGPSで取得し、近くに設定されているARコンテンツを表示させるのが特徴。

位置情報と他のデータと組み合わせて、より精度の高い場所にデジタル情報を表示させることもできます。
主に、GoogleマップなどのMAP系サービスに用いられることが多い型です。

3.空間認識型

「空間認識型」は、スマホやタブレットの画面をユーザーがタップすることでARコンテンツが出現するのが特徴。
カメラやセンサーなどを通じて現実世界の空間を認識し、ARコンテンツを表示させます。

最近ではファッションや美容分野の通信販売にも、空間認識型のARが使われるケースが増えてきました。
たとえば、アマゾンではARによって仮想メイクが体験できる「バーチャルメイク」が導入されています。

その他にも、家具・家電やゲーム、イベント分野などにおいても用いられることが多い型です。

4.物体認識型

「物体認識型」は「立体認識型」といえます。
決められた三次元の立体物を認識すると、関連するARコンテンツが表示されます。

対象物を360°どこからでも認識するため、さまざまな立体物を認識できるのが特徴です。
物体認識型には、3Dデータを扱うような専門性の高い作業が必要とされています。

主に、商品やパッケージ、製造業などで用いられることが多い型です。

ARでできること5選

AR

AR技術を使えば、どのようなことができるのでしょうか?
ここでは以下の通りに、ARでできること5選を紹介します。

  1. ゲームアプリ
  2. 家具・家電の配置シミュレーション
  3. バーチャルメイク・試着
  4. 地図案内
  5. 建築・建設の業務効率化

1.ゲームアプリ

最近では、ARを搭載したスマホゲームアプリが増えています。
そのためARといえば、ゲームアプリと考える人も少なくないのではないでしょうか?
実際に、「ポケモンGO」や「ドラゴンクエストウォーク」に衝撃を受けた人も少なくないはず。

このようなARを搭載したゲームアプリは、位置情報を利用して開発しています。
現実世界をゲームの舞台とすることで、プレイヤーを世界に没入させているのです。

技術の進化とともに、今後もさまざまなARを搭載したゲームアプリが増えていくでしょう

2.家具・家電の配置シミュレーション

ネット通販では、購入を検討している家具や家電の実物大を想像するのが難しいと悩む人も多いでしょう。
AR技術を使えばスマホやタブレットを通して、家具や家電の配置シミュレーションを行えます。

実物大の3DモデルをARで表示させて、実際に部屋に置いた場合のサイズ感やインテリアなどを確認できるのです。
購入後の擬似体験ができることで、ユーザーの満足度も高められます。

3.バーチャルメイク・試着

ファッションや美容分野においても、AR技術は活発に活用されています。
実際に、AmazonやZOZOTOWNなど大手企業も導入しているため、利用した経験がある方もいるかもしれません。

顔認証やボディトラッキングを行なって、バーチャルメイクやバーチャル試着を実現しています。

4.地図案内

不慣れな土地での移動時には、多くの人が地図案内アプリを活用するのではないでしょうか。
Googleマップなどの地図案内アプリにも、AR技術が使われています。

また、Googleマップを使って、周辺にあるおすすめのお店を検索する人もいるでしょう。
これは、GPSに加えて看板や建物を認識することで実現しています。

5.建築・建設の業務効率化

建設業界でもAR技術は使われています。
主に営業活動や施工管理に活用されるのが多いのが特徴です。

AR技術を使えば指定の位置に、施工後のイメージを3Dデータで表示させられます。
これにより施工主やクライアントは設計段階で完成形を確認でき、営業もスムーズに進みやすくなるのです。

また、建設完了後の保守点検にもAR技術を活用できるなど、業務効率化にも役立っています。

ARの活用例5つ

ARの活用例

ここからは、ARの5つの活用例を紹介します。
以下の順番に解説していくので、ぜひ参考にしてください。

  1. ポケモンGO
  2. ドラゴンクエストウォーク
  3. TikTok
  4. IKEA Place
  5. Googleマップ

1.ポケモンGO

2016年に、ナイアンティックと株式会社ポケモンによって共同開発された「ポケモンGO」。

世界中で配信されている、位置情報を活用したスマホゲームアプリです。
AR技術によって現実世界にポケモンが表示され、捕まえたりバトルをさせることができます。

特定の場所に人気のポケモンが出現することで大勢の人が集まり、社会現象にもなったゲームアプリ。

2.ドラゴンクエストウォーク

「ドラゴンクエストウォーク」は、2019に配信が始まった大人気ゲームアプリ。
ポケモンGOと同じ位置情報を活用したゲームで、現実世界のプレイヤーが移動すればゲーム内のアバターも移動します。

リリース翌日にはApp Storeのセールスランキングで首位を誇るなど、大きな反響を呼びました。

3.TikTok

「TikTok」は、中国で開発された動画プラットフォーム。
日本にも多くのユーザーがいるTikTokでは、「ブランドエフェクト」というAR技術が使われています。

ブランドエフェクトは、TikTokユーザーが動画の中で広告主が提供する商品やサービスをARを通じて効果的に体験してもらう、というもの。
米メディアForbesでもオピニオンを掲載するなど、世界中で注目を集めています。

4.IKEA Place

世界最大の家具量販店IKEAとAppleとの共同で生まれた「IKEA Place」。
このIKEA Placeも、AR技術を活用したアプリです。

アプリを活用することで、家の中でIKEAの商品を実際に設置しているかのような体験ができます。
自宅で家具のディスプレイや購入が行える便利なサービスであるため、今後も多くの人に使われるでしょう。

5.Googleマップ

世界中の人に利用されている「Googleマップ」にもAR技術が使われています。
Googleマップに使われているARは、「ライブビュー」です。

ライブビューでは、スマホをかざした画像の上に位置情報などのデータが表示されます。
目の前の風景に矢印や経路が立体的に表示されるため、どの方向に進めばよいのかと迷うこともありません。

AR開発のフレームワーク・ライブラリ3選

プログラミング

さまざまな分野で活用されているARには、どのようなフレームワークやライブラリが使われているのでしょうか?
最後に、AR開発のフレームワーク・ライブラリ3選を紹介します。

  1. ARKit
  2. ARCore
  3. ARToolKit

1.ARKit

「ARKit」は、Apple社が提供するiOS向けのARライブラリ。
2019年には「ARKit3」がリリースされ、2020年には「ARKit4」がリリースされました。

iOSデバイスのカメラ機能越しに、アプリやゲームの中でAR体験を可能にする技術です。
開発に使用するプログラミング言語には、「Swift」や「Objective-C」が適しています。

2.ARCore

「ARCore」は、Google社が提供するARライブラリ。
幅広いデバイスに対応しており、スマホのカメラやモーションセンサーだけでARコンテンツを構築できます。

ARKitは動作する環境に条件がありましたが、ARCoreは

  • Unity
  • iOSネイティブ
  • Androidネイティブ

など、幅広いデバイスで動作するのが特徴です。

3.ARToolKit

「ARToolKit」は、画像認識タイプのARを実現するライブラリ。
1999年に世界初のAR技術として開発されて以来、長年世界中で支持されているAR開発ツールです。

  • Unity
  • iOS
  • Android
  • Windows

などで開発を行えます。

まとめ:ARは生活の一部になると予想される技術

今回は、AR技術の概要や活用例などについてお伝えしました。

現時点でもさまざまな分野で活用されているAR技術ですが、今後もさらに多くの企業に取り入れられていくでしょう。
多様なジャンルに普及し市場が拡大すれば、より私たちの生活の一部になると予想できます。

開発に興味がある方は、今後も需要が期待できるARを利用したサービスを検討してみてはいかがでしょうか

また、IT業界やITの最新技術に興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

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