初任給の平均はいくら?金額が高い企業から後悔しない使い道まで徹底解説

公開日: 2021.11.23
更新日: 2024.01.29
初任給

「初任給ってみんなどれくらいもらっているのかな?」
「初任給の高い仕事ってどんな仕事だろう」

と思うことはありませんか?

友達と初任給の使い道を話そうとしても、自分の初任給が低いかもと思うと迷ってしまいますよね。

では、初任給の平均額や初任給の高い業種はどのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、

  • 初任給の平均額
  • さまざまな属性による初任給の違い
  • 初任給の高い業種や会社
  • 初任給を高くする方法
  • 初任給のおすすめの使い道

について詳しく解説します。

この記事を見れば、初任給をもらう前やもらった後にあなたがすべきことがわかります。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

初任給の平均はどれくらい?額面や手取りの違いも解説

初任給をもらう男女

ここからは、新卒社員の初任給の平均額について解説します。

今回解説するのは以下の内容です。

  1. 初任給の平均額
  2. 額面給与と手取り給与の違い
  3. 初任給で控除されるものは所得税と年金だけ

ほかの人はどれくらい初任給をもらうのか、多くの人が気になる部分でしょう。

さらに額面給与と手取り給与など言葉として聞いたことはあるけれど、違いがはっきりとわからないという方に向けても解説していきます。

この機会に記事を読んで、ぜひ社会人として恥ずかしくない知識をつけていってください。

初任給の平均額

令和元年度の厚生労働省の調査によると、大卒全体の初任給の平均額は約21万円、高卒の初任給の平均額は約18万4千円でした。

初任給の平均額は以下のような条件で若干変動します。

  • 性別
  • 学歴
  • 住んでいる地域
  • 働いている会社の大きさ
  • 業種

会社によって考え方もさまざまで、最初から活躍を期待して高い給与を支給する会社もあれば経験によってだんだんと上がっていく会社もあります。

自分のスキルに自信があり、初めから高い給与をもらって成果もどんどん出したいという人は初任給の高い会社にチャレンジしても良いでしょう。

額面給与と手取り給与の違い

額面給与とは、会社が従業員に支払う金額の合計のことを指し、給与明細に「総支給額」と書かれている金額のことです。

ここには通勤手当や残業手当などのさまざまな手当もすべて含まれます。

そして手取り給与は額面給与から税金などを差しひいて実際にわたしたちがもらえる給与のことを指します。

  • 健康・介護・年金・雇用などの各種保険料
  • 所得税
  • 住民税

これらのものが額面給与から実際に控除されるものです。

また一般的に「年収」がいくらか聞かれたら、額面の給与での年収を答えることが多いです。

どちらのことを指しているか確認して使うようにしましょう。

初任給で控除されるものは所得税と年金だけ

初任給では控除されるものが少なく、2年目でもらえる給与よりも手取りが多いというケースもあります。

なぜなら額面から控除されるはずの住民税が、初任給や1年目の給与では控除されないからです。

ほかにも各種保険料は後払いで2回目以降の支給から控除されるという場合も多く、実は若手社員のうちは初任給が最も多い金額だったということもありえます。

初任給や1年目の給与は控除されるものが少ないからこそ、何に使うかしっかり考えて計画的に使うようにしていきましょう。

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初任給がもらえる時期

初任給がもらえる時期

初任給がもらえる時期は実はすべての会社が同じというわけではありません。

そこでここからは以下の内容について解説していきます。

  1. 給与支払いの基本的なルール
  2. 4月中にもらえるケースと5月以降にもらえるケースがある
  3. もらえる時期が気になったら給与規定をチェックしよう

「初任給が振りこまれていると思ったけど、振りこまれていない」などと慌てることのないように、もらえる時期についても事前に正しく把握しておきましょう。

給与の支払いの基本的なルール

労働基準法では、以下の5原則が定められています。

  • 賃金は通貨で
  • 全額を労働者に
  • 直接
  • 毎月1回以上
  • 一定期日を定めて

そのため会社では給与の支払い日を「毎月20日」、「毎月25日」などと決めていなければならないのです。

正社員の給与日で一番多いのは25日だといわれていますが、会社によって異なります。

いつもらえるか知りたいときは、会社の「給与規定」「賃金規定」といったものを確認しましょう。

とくに会社によって初任給までは2か月分の生活費を確保しなければならない場合もあるので、しっかりと確認しておくと安心です。

4月中にもらえるケースと5月以降にもらえるケースがある

初任給がもらえる時期は大きくわけて2つの時期にわかれています。

以下のどちらに当てはまるか確認してみましょう。

  • 「当月締め、当月払い」という規定で4月中にもらえる場合
  • 「当月締め、翌月〇日払い」という規定で5月以降になる場合

「当月締め、翌月〇日払い」とされている場合には、初任給は5月に支払われることになります。

「翌月25日払い」とされている場合、働きだしてから初任給までの期間が約2か月あるので注意が必要です。

学生時代のアルバイト代などをとっておいて、初任給までの期間にお金が足りなくなることがないように計画的に過ごしていきましょう。

もらえる時期が気になったら給与規定をチェックしよう

上記で、初任給のもらえる時期は4月中なのか5月以降になるかを解説しました。

自分がもらえる時期はいつなのか知りたいと思った場合には、給与規定を確認しましょう。

給与規定ではほかに以下のようなことがわかります。

  • 初任給の金額(計算方法)
  • 支払われるタイミング
  • 交通費や手当のルール

学生時代のアルバイトと違い、社会人となると給与からさまざまなものがひかれるようになっていきます。

この機会に給与の支払われるタイミングを確認して、どのようなお金が引かれ、手当として支払われているのかも知っておいて損はないでしょう。

企業規模・性別、地域による初任給の違い

企業規模・性別、地域による初任給の違い

ここからは、さまざまな属性からみた初任給の違いをご紹介していきます。

今回ご紹介するのは以下の違いです。

  1. 企業規模別で見た初任給
  2. 性別で見た初任給
  3. 地域別で見た初任給

「地域などでも初任給が少し違うことはなんとなくわかるような気がするけど、詳しくは知らなかった」という方もいるのではないでしょうか。

こちらも一般的な教養として知っておくと今後役に立つことがあるかもしれません。

ぜひ以下の内容も読んで、初任給についての基礎知識を深めていきましょう。

企業規模別で見た初任給

令和元年度の厚生労働省の調査によると、大卒の企業規模別の初任給は企業規模が大きいほど初任給が高くなっています。

具体的には以下のような金額です。

  • 大企業(社員1000人以上)21万3100円
  • 中企業(社員100人~999人)20万8600円
  • 小企業(社員10人~99人)20万3900円

これを見るとやはり大企業の方が良いのかと思うかもしれませんが、必ずしもそうとはいえません。

今回の調査の結果では、高卒の場合は大企業の初任給よりも小企業の初任給のほうが高くなっています。

入社した企業が大きくなくてもがっかりする必要はないですし、これから選考を受ける人は企業規模だけで判断しないようにしましょう。

性別で見た初任給

同じように厚生労働省の資料から初任給を性別で比較すると、大卒も高卒も男性の方が初任給は高い結果が出ています。

具体的な数字を出すと、大卒の男女別給与の金額は以下です。

  • 大卒の男性の初任給平均21万5900円
  • 大卒の女性の初任給平均20万9700円

これは女性が差別されているというわけではなく、女性の方が一般職や事務職の仕事を志望する傾向が高いためと考えられます。

営業職や総合職など給与条件が高い仕事につけば、性別関係なく高い給与がもらえるはずです。

多少残業や営業成績などを求められても高い給与が良いという方は、高い給与で求人を出している会社を志望しましょう。

地域別で見た初任給

こちらも令和元年度の厚生労働省の資料で都道府県別の初任給を確認すると、大きな都市がある都道府県の初任給が高くなる傾向があります。

また令和元年の調査では上位5位中4都道府県が関東地方にありました。

以下5位までの都道府県の初任給です。

  • 1位東京都19万9300円
  • 2位神奈川県19万3200円
  • 3位大阪府19万3100円
  • 4位千葉県19万2950円
  • 5位埼玉県19万1750円

もちろん地域によって物価水準が違うので、初任給が低いからといっても必ずしも生活が貧しくなるということにはなりません。

物価水準が高くても初任給が多い方が良いという方は都市部の会社を目指すと良いでしょう。

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初任給の高い5つの業種

初任給の高い5つの業種

企業規模や地域別の初任給の違いがわかったところで、ここからは初任給がたくさんもらえる業種を解説していきます。

初任給が高いとされている業種は以下の業種です。

  1. IT関連
  2. コンサルティング
  3. 弁護士・会計士
  4. 建設業
  5. 不動産業

それぞれの業種の特徴や、なぜ高いとされているのか、その業種に必要なスキルなどを解説していきたいと思います。

初任給を多くもらいたいと考えている人や、純粋にさまざまな業種についてしりたいと思っている人までぜひ読んでみてください。

1.IT関連

IT関連業は、コンピューターに関する技術を扱う業種で、プログラマーやITエンジニアと呼ばれる職種があります。

情報化社会で急成長を見せており、需要は今後も伸びつづけることが予想できるでしょう。

そして需要が高いということは、必要とされる場面もたくさんあり多忙になりやすいので初任給も高くなりやすいです。

  • プログラミングの専門知識や技術
  • 取引先とのコミュニケーション能力

IT関連業には以上のようなスキルが求められます。

チャンスが多く、今後も成長する業界で働きたいと思っている人にはおすすめできる業種です。

2.コンサルティング

コンサルティングは具体的な商品やサービスを売るわけではなく、クライアントの課題を見つけて解決策を提案しサポートする業種です。

コンサルティングには以下のような種類があります。

  • 企業の成長戦略を考える「戦略コンサルファーム」
  • 人事戦略に特化した「人事コンサルファーム」
  • ITを活用した業務改善を提案する「IT系コンサルファーム」

クライアントは低コストでより良い解決策を求めるので、求められる専門知識はかなり高く、人を動かす説得力なども必要な仕事です。

3.弁護士・会計士業

弁護士の初任給は500万円程度、会計士も450万円~600万円ほどといわれており一般的な会社員と比べると初任給は高いです。

ただし弁護士・会計士ともに国家資格に合格しなければならないため、すぐにチャレンジできる業種ではありません。

特に弁護士は、裁判などで依頼人の人生に大きくかかわる可能性もあるので高い給与が欲しいという理由だけで目指すのはおすすめできません。

もちろんどちらの仕事もやりがいの大きな仕事なので、人の役にたちたいという気持ちがあって、さらに資格をとるための地道な勉強が苦にならない人は目指す価値はある仕事といえます。

4.建設業

建設業は家などの建物だけでなく、橋や道路などのインフラ整備もおこなう業種です。

建設業といってもさまざまで、以下のような職種があります。

  • 現場監督
  • 建築士
  • 測量士
  • 電気工事士
  • 営業
  • 事務

この中でも資格が必要な職種は給与が高くなりやすいです。

また、建設業は実際に建物などをつくる仕事なので肉体的にもとてもハードで残業も比較的多めです。

そのため初任給もほかの業種に比べると高いといわれています。

建設業に興味があれば、資格を持っている方が収入面で良いのは間違いないので建設業関連の資格を取る勉強をしていきましょう。

5.不動産業

不動産業の中でも、家や分譲マンションを売る不動産営業の仕事は収入が高くなりやすく実力さえあれば1年目でも高収入が可能です。

大きな金額のものを売るので、1件売った時の歩合の割合が非常に高いです。

ただし、家などは頻繁に購入するものではありませんのでなかなか簡単には売れないハードさがあります。

  • 宅地建物取引主任者
  • 不動産鑑定士
  • マンション管理士

不動産業のなかでも何をやるかで変わってきますが、以上の資格を持っていると不動産業では有利です。

とくに宅地建物取引主任者は不動産仲介業の場合は必須になるので、不動産仲介を目指す人は取得していきましょう。

初任給の高い会社5社

初任給の高い会社5社

初任給が高くなりやすい業種をご紹介したところで、ここからは初任給が高い会社を具体的に解説していきます。

今回ご紹介する初任給が高い会社は以下の5つです。

  1. 楽天
  2. Klab
  3. サイボウズ
  4. ユナイテッド
  5. セプテーニ・ホールディングス

もしかしたらこれから就職活動をするという方などは、初めて聞く会社名もあるかもしれません。

知らなかった会社がある方は、この記事を読んで知識を深めていきましょう。

もう知っているという方も新たな発見があるかもしれませんので、ぜひ最後まで読んでみてください。

1.楽天

楽天の初任給は大卒で30万円となっており、平均の約21万円と比較するとかなり高額に感じるかもしれません。

ただしみなし残業代として残業40時間分の給与が含まれているため、初任給が高い分なかなかハードな勤務になると予想されます。

IT業界の会社らしく成果を出せば高い給与がもらえる会社であり、スキルに自信のあるITエンジニアにはチャンスの多い会社です。

  • 英語が得意
  • プログラミングができる

カフェテリアが無料など福利厚生も素晴らしいので、上記に当てはまる方はぜひ目指すべき会社でしょう。

まだまだスキルに自信がなくても勉強して目指す価値のある憧れの企業といえます。

公式サイト:楽天グループ株式会社

2.KLab

KLabは携帯電話向けのゲーム開発をメインでおこなっている会社です。

ゲーム開発をするためのエンジニアの募集を目的に32万円という高めの初任給が設定されています。

ゲーム業界のエンジニアはどの会社でも争奪戦になっているため、初任給でも高い給与が得やすい傾向があります。

  • ゲームが好き
  • プログラミングの勉強が苦にならない
  • 成長市場ではたらきたい

ソーシャルゲームの市場はまだまだ伸びていきますので、上記のような人はゲーム開発のエンジニアを目指していくと良いでしょう。

公式サイト:KLab株式会社

3.サイボウズ

サイボウズはソフトウェア開発会社で、企業間の情報共有で使われるグループウェア市場ではシェアナンバーワンの会社です。

初任給は以下のような金額となっています。

  • ビジネス職で28万円~35万円
  • エンジニア・デザイナー職30万円

楽天同様こちらもみなし残業代が含まれていますが、エンジニアだと初任給で30万円もらえるのでこちらの会社の初任給が高いです。

プログラミングスキルがある人や、興味のある人はサイボウズや楽天に限らず高い給与がもらえる可能性があるのでスキルを高めていくと良いといえるでしょう。

公式サイト:サイボウズ株式会社

4.ユナイテッド

ユナイテッドは、スマホ向けアプリの開発をおこなう会社です。

アイドル応援アプリやスマホ着せ替えアプリなどを開発しています。

ユナイテッドの初任給は以下のような金額です。

  • 次世代リーダーコース50万円
  • ビジネスクロースコース35万円
  • ジェネラルコース35万円

次世代リーダーコースは2021年度の採用からスタートした幹部候補生育成のコースですが、びっくりするほどの高い初任給となっています。

1998年創業と比較的新しい会社ですが、だからこそ若手社員にはチャンスがあるといえます。

高い初任給をもらってどんどん成長していきたい人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

公式サイト:ユナイテッド株式会社

5.セプテーニ・ホールディングス

セプテーニ・ホールディングスはIT関連事業を手掛けるセプテーニグループの持ち株会社です。

主な事業としては以下の内容があげられます。

  • インターネット広告を手がけるデジタルマーケティング事業
  • マンガアプリなどを展開するメディアプラットフォーム事業

採用された場合は複数のグループ会社に適正を見て配属され、大卒・専門卒では初任給として33万6350円と高い金額が支給されるようです。

採用人数も51人~100名と比較的多いのでチャンスも大きいといえるでしょう。

インターネット広告事業も成長市場なので、将来的にも期待できる会社です。

公式サイト;株式会社セプテーニ・ホールディングス

高い初任給をもらいたいときにすべきこと5つ

初任給の高い会社5社

ここからはこの記事を読んで「自分も初任給をたくさんもらいたい!」と思ったときに、あなたがすべきことをご紹介していきます。

高い初任給をもらうためにするべきことは以下の5つです。

  1. 外資系企業への就職を狙う
  2. 専門的なスキルを身につける
  3. 都市部の会社で働く
  4. インセンティブのある会社で結果を出す
  5. 大卒の資格をとる

実は初任給を高くもらうためにできることはたくさんあります。

それぞれ詳しく解説していきますので、自分にはどの内容ができそうかぜひ考えてみてください。

1.外資系企業への就職を狙う

外資系企業は日本の企業のように終身雇用や長年勤務を前提としていないので、福利厚生などが日本企業とは異なります。

そして転職が当たり前なので、優秀な人を確保するために高い報酬を出す傾向なのです。

  • 若いうちは少しくらいリスクがあっても高い報酬をもらいチャレンジしたい
  • 高い要求の仕事にこたえたい

上記のような考えの人には外資系企業がぴったりです。

外資系企業を新卒で狙う場合にはインターンシップが重要といわれています。

募集する期間も日本の企業より早いので狙っている企業の採用ページをこまめにチェックしてインターンシップに応募するようにしましょう。

2.専門的なスキルを身につける

初任給が高い業種の紹介でも触れましたが、スキルや資格を持っていると給与が高くなります。

そのため興味のある業種に関連する資格があるのであれば、できるだけ取得しておくと良いでしょう。

高収入を得たいのであれば以下のスキルは役に立つ可能性が高いです。

  • プログラミングスキル
  • 英語や中国語などの外国語
  • 取得の難しい国家資格

とくにプログラミングスキルはこれからもさらにニーズが高まると予想されます。

実際IT関連業の初任給は高く、稼げるスキルであることは間違いないので今後身につけておきたいスキルです。

itエンジニア キャリア相談ITエンジニア希望者必見!キャリア相談をするならプログラミングスクールをおすすめする5つの理由を解説

3.都市部の会社で働く

地域別でみると都市部の初任給が高くなっています。

これはもちろん物価が異なるからということもありますが、初任給の高いIT関連の企業が都市部に集中しているという理由もあげられます。

  • 多少物価が高くてももらえる金額を多くしたい
  • 自分でうまくやりくりしていくので高い金額がほしい
  • 便利なところで暮らしたい

上記のような考え方の人は、都市部の会社を目指して就職活動をおこなう方があっているでしょう。

なお、現在ではリモートワークできる会社もあるので地方にいながら都市部の会社に所属できるかも着目したいところです。

4.インセンティブのある会社で結果を出す

初任給から高い給与をもらう方法として、インセンティブをもらうという方法もあります。

営業職では、高額なインセンティブがもらえる会社が存在しています。

ベテラン、新卒関係なく営業で結果さえ残せば高い初任給をもらえるのです。

  • 人材業界
  • ITサービス業の営業職
  • 医療関係の販売

以上のような仕事はインセンティブが高いとされています。

コミュニケーション能力に自信があり、売るのが好きという方はぜひチャレンジしてみると良いでしょう。

ただし契約が少ないと給料も少なくなるので注意です。

5.大卒の資格をとる

最後に初任給を多くもらうためには大卒の資格をとるという方法もあげられます。

あくまでも平均ではありますが、大卒と高卒だと生涯年収が4000万円ほど違うといわれています。

もちろん高校生の段階ですでにやりたいことが明確になっている場合はその道をすすむべきでしょう。

  • 現在高校生でやりたいことがないのであれば、大学受験をして卒業しておく
  • すでに高校を卒業している場合は、通信制の大学で卒業資格を得る

社会人でも卒業資格はえられます。

その場合も「在学中にITスキルを身につける」など明確な目標をもって勉強し、あらためて大卒資格を取得しても良いでしょう。

初任給をもらったら!後悔しない使い道のアイデア5選

初任給をもらったら!後悔しない使い道のアイデア5選

最後に記念すべき初任給の使い道を後悔しないために、おすすめの使い方を解説します。

おすすめしたい使い道は全部で5つあります。

  1. 親のためにお金を使う
  2. 自分へのプレゼントをする
  3. 貯金をする
  4. 資産運用に回す
  5. 自己投資する

「初任給は結局何に使ったのかよくわからないうちになくなってしまった」ということがないようにしっかりと計画をたてておきましょう。

ひとつずつ詳しく解説していきますので、自分にはどの使い道が良さそうかぜひ考えてみてください。

1.親のためにお金を使う

初任給をもらえば、今後基本的には自分の稼いだお金で生活していくという人がほとんどだと思います。

これまで自分を育ててくれた親に、初任給で親孝行するのは思い出に残るお金の使い道となるでしょう。

  • 旅行に連れていく
  • 少し豪華なレストランに行く
  • プレゼントを贈る

予算によってできることは変わってきますが、どのようなことでも喜んでくれることは間違いありません。

社会人になると今まで以上に忙しくなり親にも合う機会が減ることが多いので、できるときに親孝行をすることはおすすめです。

2.自分へのプレゼントをする

初任給で記念となるようなものを買うのもおすすめの使い道です。

社会人となると忙しさで自分が仕事でやりたいと思っていたことや目指していたことを忘れてしまいがちです。

初任給で買った思い出の品はそのことを思い出させてくれるきっかけとなるでしょう。

  • スーツ
  • 時計
  • ビジネス本

必ずしも高いものでなくてもあなたにとって宝物となります。

また物ではありませんが、仲の良い同期と外食してお祝いするのも良い記念となり価値のある使い道になるといえるでしょう。

3.貯金をする

初任給の使い道として実は最も多いのが貯金です。

もちろんすぐに買いたいと思うようなものがなかった場合もあるでしょう。

将来に備えて貯金をしてためて貯めておくのも良い使い道だといえますが注意してほしいこともあります。

  • 利率の高い銀行を調べて口座を開設する
  • 目的なく貯金せず何のための貯金か決める

できれば生活資金用の貯金や車などの大きな買い物をするための貯金などと口座をわけておくと貯金が長続きしやすいです。

またネットか実店舗かによっても銀行の利率が変わるので調べてから口座を開設するようにしましょう。

4.資産運用に回す

資産運用は長期的におこなうべきなので初任給ではじめるのも良いでしょう。

こちらは貯金と似ているような気がしますが、貯蓄と資産運用は少し違います。

社会人になっておすすめの資産運用は以下のようなものです。

  • つみたてNISA
  • 株式投資
  • iDeCo

つみたてNISAは小額から始められて長期的な資産運用になるので新社会人にはぴったりです。

また社会情勢を調べて株式投資にチャレンジするのも良いでしょう。

iDeCoも現在の初任給が高い人なら60歳まで資産を運用しつづけられるので将来にそなえた資産運用として活用すべき方法です。

どの方法でも銀行員の人からの勧誘などではなく、まずは自分で調べてからはじめましょう。

5.自己投資する

初任給で自己投資するのも、満足度の高い使い道となるでしょう。

現時点で初任給が高くないと思っている人も、悲観するのはまだ早いです。

社会人となってからもスキルを身につけて高い報酬を得ることは可能だからです。

例えば以下の方法で自己投資すると良いでしょう。

  • 自分の職種の有料セミナーに参加する(営業職向けのセミナーなど)
  • プログラミングスクールに通って働きながらスキルを身につける

今の自分の仕事の専門分野について知識を深めるのも良いですし、プログラミングなどを身につけて思いきって転職することもできます。

プログラミングスクールはオンラインのものを選ぶと場所を選ばず仕事とも両立しやすいでしょう。

まとめ:初任給は人生で一度きり!今後に繋がる使い方をしよう

気になる初任給の平均額から、おすすめの使い道までご紹介しました。

  • 初任給の平均額
  • 初任給を多くもらえる業種や会社
  • 初任給を多くもらうためにすべきこと
  • 後悔しない使い道

初任給が平均より高くなかったとしても、今後努力して多くのお金を稼ぐことはできるので初任給だけにこだわりすぎないことも大切です。

そして今回ご紹介したとおりスキルをもっていれば、会社員として高い給与を得るだけでなく独立や副業でお金を稼ぐこともできるでしょう。

初任給をもらうのは人生で一度きりなので、ぜひ有効活用できるようにしてみてください。

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