IT業界へ就職を成功させる5つの秘訣とは。就職に役立つ資格や職種も紹介
「未経験からIT業界に就職できるのだろうか」
「就職を成功させる秘訣を知りたい」
と思うことはありませんか?
IT業界の就職を目指している人にとって、就職するためにやることは何か気になってしまいますよね。
では、IT業界の職種や就職に役立つ資格には、どのようなものがあるのでしょうか。
そこで今回は、
- IT業界の代表的な職種
- 未経験からIT企業に就職するためのコツ
- IT業界に向いている人の特徴
について詳しく解説します。
この記事を読めば、IT業界への就職を成功させる秘訣がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
IT業界の就職は可能か
IT業界は、2030年には約79万人まで人材が不足するというデータがあります。
優秀な人材を求める企業は多いため、IT業界の就職を目指す方は、これからも十分就職できるといえるでしょう。
IT業界においても、
- AI(機械学習)
- DX案件(デジタル・トランスフォーメーション)
など、将来性のある分野が存在します。
なので、需要のある業界に参入できるように、就活では企業研究をきちんとおこなっていきましょう。
IT業界に入るには!5つのポイントや業界の知識・資格についても解説IT業界の7つの職種
IT業界には、どのような職種があるのでしょうか。
ここでは、代表的な職種の説明と特徴について紹介します。
それぞれの特徴を理解していきましょう。
1.プログラマー
プログラマーは、プログラミングをおこなう仕事です。
仕様書に基づいてコーディングをおこない機能を実装していくのがプログラマーの役目です。
- プログラミングスキルが必要
- 扱う言語によって職種はさまざま
- 不具合があればバグ改修をおこなう
IT業界はWeb開発企業やSler企業などの種類があるので、就職先によっても、何を対象にどのような業務をおこなうのかが変わってきます。
2.システムエンジニア
システムエンジニアは、クライアントの要望を叶えるためにヒアリングをおこないます。
ITのことに無知なお客様も多いため、わかりやすい言葉で説明できる力が必要です。
- 仕様を決める
- マネジメントスキルは必須
- プログラミングの知識も必要
プログラマーがプログラミングをおこなうのに対して、システムエンジニアは、プログラミング以外の開発工程にも幅広く携わります。
3.Webエンジニア
Webエンジニアは、ホームページ制作やWebアプリケーションの開発をする仕事です。
主に、スマホやタブレット、パソコンなどブラウザで動作するアプリを作るのに特化しています。
Webエンジニアになるには、
- HTML/CSS
- JavaScript
- PHP
などの、Web系開発言語を学ぶ必要があるでしょう。
初心者でも半年ほどきちんと学習すれば習得しやすいと言われているため、未経験からWebエンジニアを目指すのはおすすめです。
4.データベースエンジニア
データベースエンジニアは、データベースの設計や開発、運用、管理をおこないます。
データベースに特化した業務をおこなうので、データベースに興味のある方が向いているでしょう。
- データ分析
- サーバーサイドプログラミングの知識
- データベースの知識
データベースの資格試験には、OSS(DB技術者認定試験)やORACLE MASTER(OracleDBオラクル認定資格)などがあります。
5.ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、ネットワークの構築・管理をおこなう仕事です。
企業や個人を対象に、ネットワークの導入や設定、トラブルシューティングなどを担当します。
ネットワークはITインフラを支える部分なので、ネットワークが扱えると重宝されるでしょう。
ネットワーク系技術者は不足しているため、求められる人材といえます。
6.ITコンサルタント
ITコンサルタントは、ITを活用して企業の問題解決をサポートする専門家です。
高い専門性を要する仕事なので、プログラマーやシステムエンジニアから転職するキャリアパスがあります。
- 問題解決とシステム導入の提案
- 論理的思考能力やヒアリング能力が必須
現代では、企業のIT化が進んでいるため、ITコンサルタントの仕事は需要のある職種といえます。
7.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを成功に導くリーダーといえます。
プロジェクトマネージャーになるには、プログラマーやシステムエンジニアの経験を活かす方が多いです。
プロジェクトを円滑に進める進行役でもあるので、全体の進捗を俯瞰的に見れる力が求められるでしょう。
プロジェクトマネージャーからITコンサルタントになられる方もいます。
IT業界で儲かるためにはどうすべき?狙い目の企業と、目指すべき職種6選を解説IT企業へ就職を成功させる5つの秘訣
新卒や未経験からIT業界を目指す方が、就職を成功させるコツはあるのでしょうか。
ここでは、就職までにおこなうステップを紹介していきます。
- プログラミングなど基礎学習をする
- Twitterでアウトプットする
- ポートフォリオを作る
- 大学生はインターン経験を積む
- 就職したい企業を決める
少しでも行動できるよう、できることから進めていくことが大切です。
1.プログラミングなど基礎学習をする
IT企業への就職は、プログラミングの知識を学習しておきましょう。
就職先で研修が用意されている所もありますが、プログラミングは、プログラマーやシステムエンジニアに必須な能力だからです。
実務経験がない場合は、スキルを資格で証明するのもおすすめ。
実力重視の世界なので、プログラミング能力を高めて、市場価値を高めておくとよいでしょう。
2.Twitterでアウトプットする
企業の採用担当は、Twitterで就職者がどういう人物か見ていることがあります。
なぜなら、最近ではTwitterが名刺代わりとなっているからです。
例えば、Twitterで誰かの悪口を言っているような人とは一緒に働きたくないといえます。
良いTweetなら自分をアピールできる場所なので、まだアカウントを持っていない人は就活前に作成して学びを呟いてみましょう。
3.ポートフォリオを作る
ポートフォリオは、採用担当者にスキルの証明ができます。
ポートフォリオを作成するにあたり、押さえておきたい内容は、下記のとおりです。
- 作品は就職先と親和性のあるものにする
- 機能数を揃える
どの職種を目指すのかによって何を作るのか変わってきます。
ポートフォリオがある人とない人では、学習意欲の評価も変わってくるので、提示できるように用意しておきましょう。
4.大学生はインターン経験を積む
大学生はインターンシップの経験があると就職に有利となります。
IT業界は経験しないとわからないこともあるので、インターン経験を評価する採用担当者もいるのです。
人気のある企業は、インターン枠を取るのも難しいと言われています。
そのため、大学1、2年生のうちはインターンシップを目標に基礎学習を進めていくことが大切です。
5.就職したい企業を決める
IT業界は、職種によってもさまざまな種類があります。
就職したい企業のイメージがないと、学習内容もぶれてくるので、どのような企業に就職したいのか決めておくことが大切。
例えば、プログラマーと言っても、就職先で扱う言語が異なります。
求人情報を調べると、企業に応じて必要なスキルが書いてあるので、目指すルートがわかりやすくなるでしょう。
そのため、IT業界へ就職する際は、自分が何をしたいのか自己分析の時間も持つことが大切といえます。
IT系の就職に役立つ資格5選
こちらでは、IT企業の就職に有利な資格を紹介していきます。
資格はスキルの証明に役立つので、積極的に取得するのがおすすめです。
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- Oracle認定Javaプログラマ
- CCNA (Cisco Certified Network Associate)
- Python3エンジニア認定試験
ひとつずつ見ていきましょう。
1.ITパスポート試験
ITパスポート試験は、ITの基礎知識を証明できる国家試験です。
そのため、IT企業のほかの一般企業でも資格が活用されています。
- 就職活動に役立つ資格
- CBT方式の試験
- ITパスポートを持っていれば、上位試験に挑戦できる
受験資格はなく、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の分野を学べる試験です。
2.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、エンジニアの登竜門とも言われる国家試験。
ITパスポートの上位試験となっており、システムエンジニアやプログラマーにおすすめな資格です。
- 受験料金:7,500円
- CBT方式の試験
- プログラミングは選択式(C言語、Java、Python、アセンブラ、表計算)
基本情報技術者試験の難易度は、合格率は約40%となっています。
3.Oracle認定Javaプログラマ
Oracle認定Javaプログラマは、Oracle社が認定する国際共通の基準で評価される資格です。
Javaのスキルを証明できるので、資格取得を推奨する企業は多くあります。
- 試験の難易度に合わせて、Bronze/Silver/Goldがある
- CBT方式の試験
- Javaの需要はあらゆる場面にある
出題形式は、選択問題となっており、合格ラインが約60%と設定されているのが特徴です。
4.CCNA (Cisco Certified Network Associate)
CCNAは、シスコシステムズ社が認定する世界的に評価のある資格。
- 就職や転職で有利になる
- スキルアップできる
合格率は約25%~30%となっており、難易度は基本情報技術者試験と同じくらいです。
ネットワークの知識を身に付けていると証明できる資格なので、資格を持っていると技術を評価してもらえるでしょう。
5.Python3エンジニア認定試験
Python3エンジニア認定試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会から認定された資格です。
最近では、データサイエンスが注目されており、Python言語は将来性のあるプログラミング言語といえます。
- 機械学習には必須の言語
- CBT方式の試験
- 受験料:11,000円
全国どの地域でも受験できるので、就職に活かすために取得しても良いでしょう。
IT業界に入るには!5つのポイントや業界の知識・資格についても解説IT企業に就職するための適性とは
どのような人がIT企業の就職に向いているでしょうか。
ここでは、代表的な適性を紹介していきます。
- コミュニケーション能力
- 学習意欲
- 論理的思考能力
ひとつずつ見ていきましょう。
1.コミュニケーション能力
IT業界の仕事は、一日中パソコンに向かうと思う人もいますが、コミュニケーション能力が求められる仕事です。
プロジェクトチームで仕事が進んでいくので、チーム内で情報共有をおこなう必要があります。
最低限、意思疎通ができないと仕様の確認もできないため、人間関係を築いていける方が向いているでしょう。
- 指示に従って作業する
- プロジェクト内を統括する
上記のように、職種によってコミュニケーションの取り方は変わってきますが、必要なスキルです。
2.学習意欲
IT業界で働くには、常に学び続ける必要があります。
技術の進歩が早いので、求められる能力も変わってくるからです。
例えば、プロジェクトが変わるだけで使う言語や知識量も変わってきます。
就職した後にも、資格取得など自己研鑽を求められる業界なので、学習意欲に満ちている人が適性あるでしょう。
3.論理的思考能力
IT業界への就職を目指す方は、論理的思考能力があると尚良いでしょう。
物事を理論立てて考えられる能力は、プログラミングをするうえでも役立つ思考なのです。
実際に、コーディングはロジックで組み立てていきます。
論理的思考能力は、コミュニケーションや文章力にも表れてくる必須の能力なので、持っている方はIT業界に適性があるでしょう。
IT業界に就職する際の悩み
IT業界の就職を考える人は、どのような悩みを抱えることが多いでしょうか。
ここでは、疑問点に答えていきます。
- 高卒からIT企業に就職するにはどうしたらいい?
- IT業界はやめとけと言われる理由は?
不安を払拭して、IT業界への就職を成功させましょう。
1.高卒からIT企業に就職するにはどうしたらいい?
IT業界へは、高卒でも就職できます。
学歴より実績と実力が問われるため、就職前に、
- Web開発の基礎学習
- ポートフォリオの作成
に取り組むと良いでしょう。
UdemyやProgateなど、オンライン学習サービスやプログラミングスクールを活用するなどして、技術を身に付けておくことをおすすめします。
2.IT業界はやめとけと言われる理由は?
IT業界の仕事は、納期があるため、きついと言われています。
やめとけと言われる大きな理由は、やはり残業が多いからです。
ほかにも、IT業界はメンタル不調に陥る人もいるため、おすすめされない職業と言われることもあります。
これからIT企業へ就職したい方は、デメリットも踏まえて仕事内容を理解することが大切です。
残業や離職などは、どの職業にも当てはまる要素なので、業界や職種の特徴を把握しておくと良いでしょう。
まとめ:IT業界の職種を理解して、就職までのステップを踏んでいこう
本記事では、未経験からIT業界への就職を目指している方に向けて、IT業界の職種や就職を成功させる秘訣を説明してきました。
- IT業界の職種によって仕事内容や扱う言語が違う
- IT業界の転職に役立つ資格を取得しよう
- 就職を成功させるためには、プログラミングの学習やポートフォリオを作成しよう
新卒や未経験からIT業界へ就職するには、企業研究をおこない、求められるスキルを前もって学習しておくことが大切です。
IT業界の実務経験がない場合の採用は、ポートフォリオや資格など、何か評価できるものがあると良いでしょう。
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