「あなたにとって仕事とは」への回答方法を9つの意味や目的から解説!面接官の意図3つも紹介
転職や就職活動の際には、「あなたにとっての仕事とは何ですか?」と質問されることがよくありますよね。
この質問に対して、
「どう答えればいいかわからない…」
「そもそも働く意味って何なんだろう?」
「この質問をとおして、何をチェックされているの?」
と、困ってしまう人も少なくないのではないでしょうか?
そこでこの記事では、
- 仕事をする意味や目的について
- 質問をとおして面接官が見ているポイント
- 質問の回答で意識するべきこと
- 質問に対しての具体的な回答例
などについて、くわしく解説していきます。
面接の対策としてだけでなく、自分自身と向き合うためにも「あなたにとっての仕事をする意味や目的」を考えてみましょう。
これから就職活動をひかえている方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
仕事とは何か?9つの働く意味や目的を解説
あなたは自分自身にとっての「仕事とは何か」を考えたことがありますか?
仕事が生活をしていくために必要不可欠であることはわかっていても、働く意味や目的までをすぐに答えられる人は少ないでしょう。
そこでここでは、9つの働く意味や目的について解説していきます。
自分の仕事観を再確認するのに、ぜひ役立ててみてください。
1.生活に必要なお金を得るため
生きていくためには、やはりお金が必要ですよね。
毎日食べているごはんも、当たり前のように利用している水も、すべてにお金がかかっています。
人間として健康的な生活をおくるためには、それ相応のお金を稼いでいかなければいけません。
仕事は、生活に必要なお金を稼ぐためともいえるでしょう。
2.成長して自己実現をするため
これまで勉強して身につけてきた知識やスキルを活かし、自分の夢を叶えたい人もいます。
また、仕事をとおして自分自身も成長していきたいと考える人も多くいるでしょう。
学生の頃に学んできた知識やスキルは、企業で実践していくことでさらに磨き上げられていきます。
「将来は起業したい」「第一線でバリバリ活躍したい」など、やりたいことは人それぞれでしょう。
「自分自身を成長させて自己実現をしたい」というのも、立派な働く目的のひとつです。
3.没頭して人生を楽しむため
好きな仕事に没頭して、人生を思い切り楽しみたいと考える人もいます。
働くことで何かの目的を達成したいのではなく、仕事自体を人生の楽しみとするケースです。
現代では、動画を投稿して広告収入を稼いでいるユーチューバーや、インスタグラムなどを活用して情報発信をするインフルエンサーなど、好きなことを仕事にしている人も増えていますよね。
人生を充実させたいから仕事をするというのも、素晴らしい目的のひとつです。
好きなことを仕事にして成功する方法について興味がある方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
4.将来の不安を解消するため
働くことで、将来の不安を解消したい人もいます。
そのような人は安定した生活を求め、大手企業を希望する傾向があるでしょう。
ただし、どれだけ大手企業で働いたとしても、最終的には自分自身のスキルや経験がないと不安は消えません。
将来に不安を感じたくない人こそ、経験やスキルも身につけて自信をつけるとよいでしょう。
「将来性のある仕事に就きたい」と考えている人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
【必読】将来性のある仕事15選!選ぶ基準と就職のための秘訣は?5.自分の趣味や休日を楽しむため
「自分の趣味や休日を充実させるために仕事を頑張る」という人も、少なくないのではないでしょうか。
人生の楽しみ方は人それぞれですが、仕事ばかりではやっぱり疲れてしまいますよね。
家族や恋人、友達との時間を充実させるのも素敵な休日の過ごし方です。
また、「趣味のために仕事で稼いだお金を使って人生を充実させる」という人もいるでしょう。
このようにプライベートの楽しみをモチベーションにして、仕事を頑張っている人も多くいるのです。
休日の有意義な過ごし方や休みをさらに楽しくする方法に興味がある方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
休みの日を無駄にしない!有意義な休日の過ごし方51選!6.たくさんの人と出会い繋がるため
仕事をしていると、学生時代には知り合えないような人と出会える機会が増えます。
仕事をとおしてたくさんの人とコミュニケーションを取り、繋がりを持ちたいと考える人もいるでしょう。
働いていると社内の人をはじめ、取引先や顧客など、さまざまな人との出会いがありますよね。
こうした出会いは長い付き合いを重ねるにつれ、人脈というかけがえのない財産になっていきます。
仕事をする目的はたくさんの人と出会い、よい人間関係を築くためともいえるでしょう。
7.他者や社会の役に立つため
仕事をとおして、社会に貢献したいと考える人もいます。
このような人は、誰かの役に立った時や人から感謝されることに喜びを感じるのでしょう。
実際に、「人の役に立ちたい」「親に恩返しがしたい」「困っている人の力になりたい」と思ったこともあるのではないでしょうか。
働く目的が「他者や社会の役に立つこと」という人もたくさんいるでしょう。
8.自分の活動を社会に認めてもらうため
自分のスキルや経験を活かした活動を社会に認めてもらうために、仕事を頑張る人もいます。
たとえば、インスタグラマーやユーチューバーがあてはまります。
写真やブログの投稿をする人は、自分の活動を世の中に知ってもらうことがモチベーションとなるのでしょう。
多くの人に認められるほど収入も増え、職業として成り立つケースもあります。
9.新しいモノやサービスを生み出すため
社会に新しいモノやサービスを生み出すことに喜びを感じる人もいます。
「こんな商品があればいいのに」「こんなサービスがあればもっと世の中が便利になるのに」と、思ったことはありませんか?
このようなタイプの人は、起業を目指す人に多い傾向があるでしょう。
仕事をする目的は、自分自身のアイディアや働きによって社会をよくすることといえます。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
「あなたにとって仕事とは何ですか?」と面接官が質問する3つの意図
就職・転職活動の面接を成功させるポイントは、質問の意図を読み取り面接官が納得できる回答をおこなうことです。
では、面接官が「あなたにとって仕事とは何ですか?」と質問をする際には、どのような意図があるのでしょうか?
ここでは、面接官が質問をとおして応募者の何を確認しているのかについて見ていきましょう。
1.仕事に対する意欲を知りたい
企業は採用する人材に対して、仕事に意欲的に取り組んでほしいと思っています。
企業にとって、人材の成長は経営活動を続けていくための必須条件です。
そのため、しっかりと成長してもらい、将来的には高度な仕事を任せていきたいと考えています。
仕事へのモチベーションはもちろん、これまでの成長経験をとおして今後のポテンシャルも見られているでしょう。
2.仕事に対する価値観を知りたい
応募者が働くことに対し、どのような価値観を持っているかは企業にとって確認しておきたいポイントのひとつです。
「仕事とは何ですか?」という質問の答えからは、あなたの仕事に対する価値観が現れます。
面接官はこの質問をとおして、価値観を形成したこれまでの経験まで知りたいと考えているでしょう。
3.社風や経営理念と合うか知りたい
企業としては、応募者が会社の雰囲気や経営理念と合うかどうかも知りたいもの。
そのため質問をとおして「仕事への価値観」と、「自社の経営理念」が本当にマッチしているかを確認したいと考えています。
希望している企業と自分のキャリアプランが一致していれば、仕事へのモチベーションも高まりますよね。
企業研究の時点で、自分とのマッチング度もしっかりと確認しておきましょう。
採用面接で実力を最大限に発揮するとっておきの方法について興味がある方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
面接時の回答で心がけるべき7つのポイント
企業が「あなたにとって仕事とは?」と質問してくる意図がわかりましたね。
就職活動で質問された時には、面接官の質問をする意図を意識すれば効果的な回答ができますよ。
ここからは、面接時の回答で心がけるべき7つのポイントについてくわしく解説していきます。
ご紹介していく内容は以下のとおりです。
- 仕事をとおして何を実現したいのかを考える
- 事業や業務内容を把握する
- 働く姿をイメージして答える
- 企業の価値観と自分の価値観がマッチしていることを伝える
- 漠然とした回答だけにならないようにする
- 他の回答との矛盾がないようにする
- お金のためという理由は避ける
効果的な回答のポイントをおさえておけば、就職活動の成功確率も上がるでしょう。
ぜひ参考にしてくださいね!
1.仕事をとおして何を実現したいのかを考える
もしもあなたにとっての働く意味や仕事への目的が見つからないなら、仕事をとおして何を実現したいのかを考えてみるとよいでしょう。
まずは、仕事をとおして何をしたいのかを見つけることが大切です。
「人の役に立ちたい」「社会に役立つサービスを作りたい」「仕事をとおして成長していきたい」など、理由は人それぞれ。
自分にとってのやりたいことを考えてみれば、仕事への本質的な目的が見つかるでしょう。
2.事業や業務内容を把握する
面接官に、「自社とマッチしている」と思ってもらうためには、応募企業の情報をしっかりと把握しておく必要があります。
企業の情報収集をしっかりとおこなったうえで、面接に臨みましょう。
また、企業の採用担当者は自社への企業研究をしているかによって、入社への意欲も確かめています。
企業への意欲や理解度をアピールするには、企業理念や応募情報だけでは足りません。
その会社がつくっている製品や扱っている商品、店舗の雰囲気といったその他の情報も仕入れておきましょう。
3.働く姿をイメージして答える
面接官は、「自社で働くイメージがしっかりとできているのか?」を知りたいと考えているケースがほとんどです。
最近ではワークライフバランスを重要視して、休日数や福利厚生などの制度に注目している人も多くいます。
しかし、そうした制度ばかりに注目していては、実際に働き出してから「思っていたよりも仕事がつらい」と現実とのギャップが生まれる可能性が高くなるのです。
こうしたミスマッチを防ぐためにも、実際に働いている時のイメージをしっかりと考えておきましょう。
「どのように働き、どう成長していきたのか」までを明確に答えることで、企業に信頼感を感じてもらいやすくなります。
4.企業の価値観と自分の価値観がマッチしていることを伝える
「あなたにとって仕事とは何ですか?」という質問は、自分の価値観を企業に知ってもらえるチャンスでもあります。
企業の価値観と自分の価値観がマッチしていることを、しっかりとアピールしましょう。
価値観がマッチングしていれば企業側は、応募者の今後の成長を期待できます。
「新しいサービスを提供することでお客様を喜ばせたい」など、具体的なエピソードを取り入れてみましょう。
また、組織で働く以上、協調性があるかどうかも重要視されることもあります。
そのため価値観が一致しているかと同じくらいに、コミュニケーション力があるかどうかも見られている場合も。
自分がやりたいことだけでなく、チームや組織のために動いた経験談も交えれば、より印象はよくなるでしょう。
これからコミュニケーション力を伸ばしたいと思っている方には、こちらの記事もおすすめです。
5.漠然とした回答だけにならないようにする
漠然とした回答では、いまいち企業に意欲が伝わりません。
面接で回答をする際には、明確な意見を述べるようにしましょう。
たとえば、「御社での業務を通じて、人の役に立ちたいです。」では、具体性に欠けますよね。
この場合には、
- どうして人の役に立ちたいのか?
- なぜそう思ったのか?
- 希望企業でどうすれば実現できるのか?
を回答に取り入れるだけでも説得力が上がります。
面接を成功させるためにも、漠然とした回答だけにならないように注意しましょう。
6.他の回答との矛盾がないようにする
「あなたにとって仕事とは何ですか?」の回答と、その他の質問の回答とに矛盾があれば、信憑性を疑われてしまう危険性があります。
せっかく質問に上手く答えられても、信頼を失ってしまっては意味がありませんよね。
もちろん前もって、質問に対する回答を準備しておくことは大切です。
しかし、あまりにも作り込みすぎていては、自分でもよくわからなくなってしまう可能性があります。
そうならないためにも、自分なりの仕事をする目的や将来の目標などをしっかりと考えておきましょう。
7.お金のためという理由は避ける
人によっては、「生活費を稼ぐために働く」という人もいます。
しかし、「あなたにとっての仕事とは?」という質問に対して、お金の話はなるべく避けておいた方がいいでしょう。
なぜなら「お金を稼ぎたい」が志望動機であれば、「自社でなくてもいいのでは?」と面接官に思われてしまう可能性があるからです。
企業は、「自社だからこそ働きたい」というあなたの意欲や、選んだ理由を聞いて判断したいと思っています。
お金を稼ぐ以外のあなたなりの理由を、しっかりと考えておきましょう。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
「あなたにとって仕事とは何ですか?」への具体的な回答方法3ステップ
ここまでは、面接官の質問の意図や、面接時での心がけるべきポイントなどについてご紹介してきました。
あなたなりの仕事をする目的は見つかりましたか?
ここからは、「あなたにとって仕事とは何ですか?」という質問への具体的な回答方法を3ステップ形式で解説していきます。
それでは順番に見ていきましょう!
1.「私にとって仕事とは○○○○です」まずは簡潔に結論を回答する。
まずは、「私にとって仕事とは、周囲の人たちとの協力を大切にしながら、社会へ貢献していくことです。」といったように、結論から答えましょう。
ここで大切なのは、明確でわかりやすい回答であることです。
あまりにも大袈裟な回答や、ありきたりすぎる回答は控えるようにしましょう。
また、社風や企業理念に沿っていることもおさえておくべきポイントです。
2.「なぜなら○○○○です」と理由を具体的なエピソードを交えて話す。
つぎに、ステップ1の回答に対して「なぜそう思うのか?」の理由を答えます。
この時の注意点は、具体的なエピソードを交えて答えることです。
例文を見てみましょう。
仕事とは、社会と繋がり人の役に立つことだと思います。
なぜなら仕事をしていく中でたくさんの人たちと出会い、誰かの役に立つことが結果的に社会貢献へと繋がっていくからです。
私は大学生時代、家の近くの個人で経営している喫茶店でアルバイトをしていました。
アルバイトを続けていく中で顔を覚えていただけるようになり、しだいに常連の方から話しかけられるようになってきました。
その後もアルバイトを通して、さまざまな人との出会いがありました。
働くとは人と人との繋がりの中で、誰かの助けになることなのだと大学生時代のアルバイト経験をとおして学びました。
このように、自分の過去の経験も取り入れることで、より説得力がアップします。
過去のアルバイトや前職などの経験を活用し、自分なりの「仕事とは何か?」を考えてみましょう。
3.「御社の○○○○に携わることで○○○○」と入社後のビジョンを伝える。
最後に入社後のビジョンを伝えれば、さらに印象がよくなります。
自分にとっての「仕事とは何か?」を説明したうえで、「希望企業でどのように活躍していきたいか」を述べれば、会社への入社意欲がしっかりと伝わるでしょう。
それでは例文を見てみましょう!
働くとは、自分自身が成長をしながら社会に貢献していくことだと考えております。
私は将来、部下や同僚、上司から信頼されるマネージャーになりたいと思っています。
社会に出て仕事をしていくなかで私が成長していけば、今後入社する部下への共感や導きに繋がると考えているからです。
御社の業務に携わり売り上げに貢献していくことが、結果的に自分自身の成長に繋がると思っています。
日々の経験が将来に繋がると考え、周囲への感謝を忘れずに業務に取り組んでいこうと心がけております。
ぜひ、あなたなりの入社後のビジョンを考えてみてくださいね。
まとめ:自分の価値観を見直すことで、働く意味や目的がわかるかもしれない
「あなたにとって仕事とは?」という質問に対する回答を考えれば、自分の価値観に気がつくきっかけとなります。
面接対策としてはもちろん、自分自身を見つめ直すことにも繋がるでしょう。
自分にとっての「働く意味」を見つけるためには、自己分析をとおして自分自身を深く理解することが大切です。
この機会に、自分の価値観を見直してみてはいかがでしょうか?
ぜひ、あなたなりの「仕事への目的」を見つけて、より充実した社会人生活を送ってくださいね。
仕事にやりがいを見つける方法や自己分析のやり方について興味がある方には、こちらの記事もおすすめです。
仕事にやりがいを見出す5つの方法と自己分析のやり方を徹底紹介!