新卒だけどコールセンターを辞めたい6つの理由。退職の流れやメリット・デメリットを紹介
「新卒だけどコールセンターの仕事を辞めたい」
「入社してすぐに辞めても問題ないのかな」
と思うことはありませんか?
新卒でコールセンターに入社したものの、理想と現実にギャップに疲れ、辞めたいと感じてしまう方は多いですよね。
では、新卒でコールセンターを退職したいと悩んだ際には、何から始めればいいのでしょうか?
そこで今回は、
- 新卒でコールセンターを辞めたい理由
- 退職するためのスムーズな流れ
- 新卒でコールセンターを辞めたメリット・デメリット
について詳しく解説します。
この記事を読めば、新卒で退職するメリット・デメリットを理解した上で、コールセンターを円滑に退職できます。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
新卒でコールセンターを辞めたい6つの理由
コールセンターの仕事を楽に感じていたものの、いざ入社してみると求人情報や自分の理想と大きくかけ離れていることは多いでしょう。
ここでは、新卒でコールセンターに働き始めた方たちが、とくに辞めたいと強く感じた理由について解説していきます。
- 聴力が悪くなる
- 単純作業がつまらない
- クレーム対応がきつい
- スキルが身につかない
- 人間関係でストレスが溜まる
- 努力しても評価されにくい
自分に当てはまるものがないか、見ていきましょう。
順番に解説していきます。
1.聴力が悪くなる
コールセンターで勤めることで、耳が悪くなることや、聴力が弱くなることが挙げられます。
なぜなら勤務中は、ヘッドセットを装着してお客様と会話するため、鼓膜の負担と頭への締め付けがつらいからです。
お客様との会話をするために付けているものの、耳へのダメージは大きいことにより、
- 耳鳴りが酷くなる
- 突発性の難聴・片耳難聴になる
といった症状が出てしまい、一生聞こえなくなってしまうことも。
そのため、新卒でコールセンターで働く新卒の方は、耳への負担に怖さを感じて辞めたいと悩む方もいます。
2.単純作業がつまらない
新卒がコールセンターを退職したいと考える理由として、単純で簡単な業務内容に飽きてしまうことです。
コールセンターでは、お客様と連絡することが主なので、同じことの繰り返しの業務が多め。
最初は覚えることに楽しさを感じていたものの、業務に慣れると単純な仕事内容に退屈になり、仕事へのやりがいを失います。
仕事を楽しくないと思ってしまうことから、別の企業や会社に転職したいと悩む方は多いです。
3.クレーム対応がきつい
クレームの対応に精神的負担を感じて、コールセンターを辞めたいとよく挙げられる理由です。
コールセンターでは、お客様の不安や不満に寄り添う、オペレーターの役割を果たさなければいけません。
稀に、自分の対応ミスや、憤りを感じたまま電話をしてくるお客様もいるでしょう。
具体的にクレームの詳細として、以下のような内容が挙げられます。
- 自分の悩みをさまざまな部署にたらい回しにされた
- なぜトラブルが起きたのか納得していない
- 疑問に対して説明しても理解してくれない
- 誠実な対応として返金や賠償を求める
親身な対応ができなければ、会社や先輩に迷惑をかけてしまうので、責任を感じやすいことから退職する方もいるでしょう。
4.スキルが身につかない
コールセンターの仕事を辞めたい理由には、スキルが身につかないことも挙げられます。
多少のパソコンスキルとコミュニケーション能力以外、コールセンターでは活用できないからです。
もちろん大きな能力ではありますが、タイピングのスピードやヒアリング力が向上しているだけと、転職先によっては思われることも。
現在は20代という若さを持っていますが、30代、40代と年齢を重ねた際の転職を考えると、スキルがないことで転職先の幅は圧倒的に減ってしまいます。
自分の知識や技術がないことに将来の不安を抱えてしまうので、新しいスキルが学べる職業に転職する方もいます。
5.人間関係でストレスが溜まる
職場内での人間関係がきっかけで、コールセンターを辞めたいと悩む方は多いです。
なぜかというと、いじめやパワハラが起きやすい環境下での業務をおこなっているからです。
具体的にコールセンターでの仕事は、
- 単純作業の繰り返しで仕事に面白みがない
- お客様のクレーム対応で苛立ちが多くなる
- 閉鎖的空間での業務に嫌気が差す
など、多くの人のストレスが溜まりやすい場所で業務をおこなっています。
また、コールセンターは離職率が圧倒的に高いため、新人や派遣スタッフのことを「使い捨て」と思う社員がいることも。
人間関係に嫌気が差すことから、転職を考える新卒は多く存在します。
6.努力しても評価されにくい
コールセンターでは、努力を積み上げても評価されないことが辞めたい理由に挙げられます。
その理由は、自身の努力とインセンティブ制度が釣り合わないからです。
頑張って多くのお客様の悩みを改善しても、会社や企業の利益を積み上げても、給料が変わることは0に近いと言われています。
努力が認められないことに、仕事へのモチベーションが維持できなくなり、退職したいと悩む新卒もいます。
「転職1年目だけど辞めたい…」仕事を辞めるための方法や判断基準を徹底解説新卒でコールセンターを辞めてもいい人の特徴
コールセンターを辞めてもいい人の特徴として、以下の方々が挙げられます。
- 心身に影響が出た人
- いじめやパワハラを受けている人
- 退職後の明確なプランができている人
なぜ辞めていい特徴なのかというと、このまま働き続けることで、病気の悪化や自分の貴重な若い時間を無駄にしてしまうからです。
体が限界を感じているものの、無理をして勤務することによって体を壊してしまったり、自分の人生を無駄に感じてしまったりとメリットがありません。
最悪のケースだと、突然体が動かなくなり、二度と働けなくなる事例や鬱病を発症することも。
新卒の方は20代の方が多いので、新たなキャリアプランを掴むために、特徴に当てはまる方は早めに退職することをおすすめします。
「仕事を辞めたい」辞めてもいい8つの判断ポイントと円満退職について徹底解説新卒でコールセンターを辞める4つの流れ
ここでは、新卒でコールセンターを退職するための流れについて紹介していきます。
- 1ヶ月前に上司に退職を伝える
- 退職理由を明るく前向きに話す
- 有給がある場合、消化する
- 在職している間から転職サイトを活用する
コールセンターを退職したいものの、どのように辞めるべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
ひとつずつ見ていきましょう。
1.1ヶ月前に上司に退職を伝える
コールセンターを退職する場合は、1ヶ月前から上司や社長に退職を伝えなければいけません。
法律では2週間前と定められていますが、多くの企業は就業規則に退職時期が掲載されており「30日前の申告」と記載されています。
円満退職するためには就業規則に沿うことで、退職当日までに業務の引き継ぎも自分のペースができます。
慌ただしい退職は、あなたにも会社の方にも良いイメージがないので、1ヶ月前に申告してスムーズにおこないましょう。
2.退職理由を明るく前向きに話す
前向きかつ、ポジティブな退職理由を具体的に伝えることで、円満に退職できるでしょう。
退職を伝える際には「なぜ辞めるのか」と聞かれる可能性が高いので、理由を述べなければいけません。
たとえば以下のような、仕方のない理由だと会社側から引き止められにくく、おすすめです。
- 新しいスキルを身につけたい
- 別の仕事に興味が湧いた
- 恋人・パートナーが引っ越しする
- 資格取得のために勉強に専念したい
「給料が低い」「人間関係が悪い」といったマイナスな理由は、会社内で噂が広まり気まずい状態での退職になるので、伝えないべきでしょう。
3.有給がある場合、消化する
退職する際には、有給を消化してから辞めることをおすすめします。
なぜなら新卒の場合でも、入社半年後であれば有給休暇が与えられ、近年では義務化ともなっているからです。
有給休暇をうまく活用することで、転職先でのスタートも円滑におこえます。
退職前に自分に何日分の有給が残っているのか、ベストなタイミングを見極めた上で辞めましょう。
4.在職している間から転職サイトを活用する
新卒でコールセンターを退職する際は、在職中から転職サイトや転職エージェントの活用しましょう。
離職期間が空いてしまうと転職の際に不利になりやすいので、早めに職場を見つけたほうがいいためです。
コールセンターで退職当日までに働きながら、以下の実践がおすすめです。
- 転職サイト・転職エージェントを複数登録する
- 求人サイトで希望条件のある職種を探す
- 企業や会社の口コミや評価をチェックする
- 履歴書作成や面接の練習をおこなう
また、焦って転職先を探してしまうと、再び退職と転職を繰り返す可能性もあります。
ですので、プロの意見やアドバイスを聞きながら、希望条件にある職場を見つけていきましょう。
長く続けられる仕事に就きたい人必見!やるべきこととおすすめの仕事9つを紹介新卒でコールセンターを辞めた後のおすすめの転職先3選
新卒でコールセンターを退職した後は、どのような企業や会社への転職がおすすめなのでしょうか。
ここでは、コールセンターでのスキルを活かしやすい、未経験でも働きやすい転職先を紹介していきます。
- 事務職
- 接客業
- ITエンジニア
では、見ていきましょう。
1.事務職
新卒でコールセンターを退職した方におすすめの転職先として、事務職が挙げられます。
コールセンターでおこなっていたパソコン業務に似ていますが、ストレスの原因になるクレーム対応が圧倒的に少ないからです。
ほかにも職場によっては、以下のようなメリットが多く存在します。
- 電話の対応が少ない
- 自分のペースで取り組みやすい
- 人間関係のトラブルが少ない
- 残業がないので定時で帰りやすい
人間関係のストレスやクレーム対応が憂鬱に感じたものの、パソコンに携わる業務が好きな方は、事務職への転職はおすすめです。
2.接客業
接客に関わる職種への勤務も、コールセンターからおすすめの転職先と言われています。
なぜかというと、電話対応で培ったコミュニケーション能力を活かせるからです。
たとえば、今までの仕事では電話越しでの接客でしたが、お客様との顔を見合わせての直接の会話や感謝の言葉は、新しいやりがいを感じるでしょう。
また店舗や会社によって、評価が上がればインセンティブも期待できます。
新しいやりがいを作りたい方や、努力が評価として認められたい方に接客業への転職はおすすめです。
3.ITエンジニア
新卒でコールセンターを退職した後に、新しい知識や技術を身に付けたい方は、ITエンジニアへの転職も視野に入れるといいでしょう。
エンジニア職は、多くの努力やプログラミングに関する勉強が必要ですが、年収と将来性が期待できる職種です。
具体的には、
- システムの設計や開発をおこなう、システムエンジニア
- 操作する画面設計や開発に関わる、フロントエンドエンジニア
- 操作に関連する処理をおこなう、バックエンドエンジニア
- データの設計や構築、運用をおこなう、データーベースエンジニア
- ソフトウェアの設計や開発に携わる、アプリケーションエンジニア
など、多種多様なエンジニアが存在しているので、興味のある仕事から調べてみてください。
未経験や初心者で募集している会社や企業もあるので、転職先の候補のひとつに入れてみるといいでしょう。
また職場によっては、ブラック企業も存在しているため、先に知識を身に付けた後に転職もおすすめです。
職種の選び方を徹底解説|5つの方法で自分に合う職種を見つけよう!新卒でコールセンターを辞めた3つのメリット
ここでは、新卒がコールセンターを退職した後のメリットについて、紹介していきます。
- 第二新卒で転職できる
- クレーム対応から解放される
- 新しい知識や技術を身に付けられる
自身の悩みが退職で解決できるか、確認していきましょう。
1.第二新卒で転職できる
新卒でコールセンターを退職した後に、第二新卒として転職できるメリットがあります。
会社や企業に入社した後、3年以内で退職した方のことを「第二新卒」と指します。
第二新卒が企業に求められる理由として、企業側がプラスに捉える目的が多いからです。
企業や会社は第二新卒に対して、以下のような考えを持っているため、採用率が上がりやすいでしょう。
- 新卒に比べて教育の時間が減る
- 即戦力として働いてもらえる
- 柔軟性と臨機応変な対応が期待できる
このように第二新卒として、転職先で順調なスタートが切り拓けるメリットが大きいと言われています。
2.クレーム対応から解放される
新卒でコールセンターを退職することで、クレームの対応から解放されることがメリットに挙げられます。
電話越しでのお客様の声や、仕事面でのストレスから離れることにより、仕事に楽しさを感じられるからです。
また精神的負担も減り、職場の人間関係に悩まされることもなくなるでしょう。
メンタルの不調の原因から解放されることが、メリットになります。
3.新しい知識や技術を身に付けられる
新卒でコールセンターを退職したメリットのひとつとして、新しいスキルが身に付くことです。
コールセンターでの業務は、パソコン作業と電話受付がメインになり、ほかの知識があまり身に付きません。
転職と職場の業務内容によって、自分に合う知識と技術をインプットができたり、新しいやりがいを見つけられます。
仕事が楽しめるスキルを身に付けることで、好循環な生活も期待できるため、メリットと言われています。
新卒でコールセンターを辞めた3つのデメリット
ここでは、新卒でコールセンターを退職することデメリットについて、見ていきましょう。
- 辞め癖がついてしまう
- 面接で退職理由を詳しく聞かれる
- 1年未満の退職の場合、失業保険が貰えない
退職する前にデメリットを理解しておくことで、冷静な判断ができます。
確認した上で、本当に辞めるべきなのか考えていきましょう。
1.辞め癖がついてしまう
新卒でコールセンターを退職することで、辞め癖がつくことがデメリットに挙げられます。
転職先で再び辞めたい理由ができた際に、退職で解決しようと考えてしまうからです。
たとえば、問題を解決するのではなく「また転職をすればいい」といった考えになることも。
仕事面で逃げる癖がついてしまうと、退職と転職を繰り返し、履歴書にも傷が付いてしまうでしょう。
つまり転職歴が多すぎると、次々と職の幅を失ってしまいます。
2.面接で退職理由を詳しく聞かれる
デメリットとして、転職先の面接時に退職の理由について、追求されることです。
なぜかというと転職先の面接官は、なるべく不安をなくした上で採用の判断をしたいからです。
具体的には、以下のように面接官に思われる可能性は高いでしょう。
- 入社してもすぐに辞めるのではないか
- ミスをほかの社員や会社のせいにするのではないか
- 本人視野の狭さや協調性に問題があるのではないか
このようなマイナスイメージを覆すために、具体的かつ前向きな退職した理由を説明することが重要になります。
ですが、不快や悲しみに感じるきっかけにもなるので、新卒が退職したデメリットになるでしょう。
3.1年未満の退職の場合、失業保険が貰えない
コールセンターを1年以内に退職した場合のデメリットとして、失業保険が出ないことです。
自己都合退職をする際は、1年以上の積立期間が求められるので保険を受け取れません。
失業保険をもらいながら転職活動をしようと考えていても、受け取れないことから生活が苦しくなり、慌てて転職先を決めることになることも。
ですので、
- 失業保険を貰うために、退職は1年以上勤めた後にする
- 退職後にすぐ働けるように転職先を見つけておく
といった、対策をとった上で、退職と転職のプランを考えることをおすすめします。
まとめ:新卒でコールセンターは辞めたいときはデメリットを踏まえて行動する
ここでは、新卒でコールセンターを退職したい方に向けて、辞めたい理由と退職の流れについて解説しました。
- コールセンターでの業務はストレスが溜まりやすく、辞めたくなる
- 心身の異常や退職後のプランが明確ならば、辞めて問題ない
- 自身のスキルを活用できる転職や未経験・初心者募集の職種もある
新卒でコールセンターから転職することで、新しいスキルを身につけられるため、やりがいを感じるでしょう。
ですが、辞め癖がついてしまったり、失業保険が貰えなかったりする可能性もあるので、デメリットを熟知した上で行動することが大切です。
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