エンジニアに数学は必要?数学を習得するメリット
エンジニアは理数系と言われていますが、文系出身者はエンジニアになれないのでしょうか。
今回はエンジニアにとって数学の必要性と数学のメリットについて、解説をしていきます。
文系でもエンジニアになれる
結論からお話しておくと、文系出身の方でもエンジニアなる事ができます。
エンジニアになる上で必要な事は、理系である事や文系である事ではありません。
それと同時に理系出身のエンジニアと文系出身のエンジニアでどちらが必ず優れていると言う訳ではありません。
プログラミングなど直接的なスキルではない部分でエンジニアに向いているか、向いていないかは別の要因になります。
エンジニアに重要な素質は下記になります。
論理的思考
エンジニアに重要なのは、数学ではなく論理的思考です。
エンジニアの代名詞と言っても良いプログラミングを始め、IT業界で重要な事は「自分が思った通りに動作するのではなく、プログラミングや設定した通りに動作する」と言う事です。
論理的思考は順序立てて物事を考え、関連性を把握し理解する事です。
例えば「冬だからインフルエンザが流行する」これでは論理的思考とは呼べません。
「冬になると空気が乾燥しやすくなり、空気が乾燥する事でウィルスが浮遊しやすい環境となり、口や鼻からウィルスが体内に入りやすくなる事でインフルエンザが流行しやすい」などの考え方が論理的思考になります。
エンジニアとして設計をソフトウェア開発・ネットワーク設定などをする為には、設計が必要不可欠になります。
目標とする成果物を作る為のプロセスを順序立てて考えられる論理的思考が重要なのです。
また問題解決する場合の切り分けなどにも論理的思考が必要になります。
プログラミング
エンジニアと一言で言ってもプログラマー、システムエンジニア、ネットワークエンジニアなど多くの種類があります。
エンジニアの中には業務で直接プログラミングが必要ない事もありますが、プログラミングを習得しておく事で活躍できる幅が広がります。
数学とは関係ありませんが、理数系の大学に進学しておくとプログラミングの学習する機会がありますが、文系の大学の場合は、プログラミングを学習する必要があります。
IT技術に関連する知識
エンジニアとして活躍するには、IT関連する技術の基本的な知識が必要です。
基本情報技術者試験レベルの知識があれば、問題ありませんが、文系出身の方はIT関連の知識に自主的に勉強をしていない限り学習する機会が少ない為、エンジニアを目指すのであればIT関連の基本となる知識の習得が必要になります。
コミュニケーション能力
ドラマや漫画での凄腕エンジニアは、コミュニケーション能力が低い変わり者として描かれる事がよくあり、エンジニアにはコミュニケーション能力が必要ないとイメージを持っている方が多いです。
しかしエンジニアにはコミュニケーション能力が非常に重要です。
システム開発を行うには、複数のエンジニアが携わります。
規模の大きいプロジェクトであれば、プログラマーだけでも何十人もいたり、ネットワークエンジニア、システムエンジニアなど多くの種類のエンジニアと連携してプロジェクトを進行していかなければなりません。
コミュニケーションが不足すると仕様の認識違いが発生し、後々の工程に大きな影響を与える事も少なくありません。
プログラミングなどの技術面も必要ですが、就職・転職活動をする上ではコミュニケーション能力も採用の基準として重要視されます。
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理数系出身者がエンジニアになるメリット
文系出身でもエンジニアになれる事について、解説してきましたが、それでは理系出身者がエンジニアがなるメリットがないかと疑問に思うかもしれませんが、理系出身者がエンジニアになるには下記メリットがあります。
IT関連の知識を習得出来ている
理数系の大学であれば、選考にもよりますがIT関連の基本的な知識を習得できいる事が多く、特にプログラミングについて学習できている場合は、エンジニアとしての土台になる技術が習得できている為、働き始めても、ある程度の内容が理解できます。
論理的思考を身に着けやすい
既にエンジニアにとって論理的思考の重要性について、解説をしましたが、理数系では自然と論理的知識が身に着ける事ができます。
論理的思考は、基本的な概念を理解するだけではなく自然を論理的に考えられる習慣が重要です。
理数系の学習を行う事で論理的思考の経験を積む事ができます。
変数の使い方に慣れている
プログラミングで使用するには、変数が必要不可欠になります。
変数を始め配列など理数系出身の方では慣れている技術がプログラミングには多く出てきます。
数学ができるエンジニアのメリット
ここまで理数系でなくてもエンジニアになれる事について、解説をしていきましたが、それでは数学ができるエンジニアにはメリットがないのかと疑問に思うかもしれません。
数学ができるからこそ、エンジニアとして活躍できるメリットもあります。
数学ができるエンジニアのメリットについて、解説していきます。
機械学習
機械学習は最近話題のAIと呼ばれ、画像認識・ロボットなどが含まれてます。
エンジニアとして働くだけであれば、必ずしも数学は必要はありませんが、機械学習の開発には非常に行動な数学の知識が求められています。
機械学習の分野は非常に注目を浴びており、将来性が期待されています。
機械学習のエンジニアは、他のエンジニアに比べて高い収入が設定されていたり、フリーランスが受注する案件などでも高い報酬が提示されています。
またAIの発達によりプログラマーを始めとするエンジニアの仕事内容にも大きな影響を与えられる事が予測されており、エンジニアの一部の職種は将来仕事を失う可能性があります。
しかし機械学習のエンジニアは今のところ、仕事を失うどころか更に需要が高くなると考えられています。
ビッグデータ解析
データサイエンティストを始めとするビッグデータの解析がエンジニア業界で話題になっています。
機械学習にも関係しますが、大量のデータを処理する事によりそのデータをビジネスや医療で役立てるビッグデータ解析にも数学の知識が必要になります。
ビッグデータ解析には統計解析が必須になり、統計解析を行う上で微分積分・統計・確率などの数学の知識が用いられています。
数学のレベルは高校でも習得できますが、大学の数学レベルまで習得している事でより活躍が期待できます。
3D技術
3D技術はゲーム開発や医療開発など多くの業界で使用されています。
3D技術の開発には数学の知識が必要とされており、1から全て開発を行うには数学が必須と言っても過言ではありません。
3Dの技術についても、今後更に様々な分野で発展が期待されており将来性についても期待できます。
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エンジニアに必要な数学を習得する方法
数学を習得しなければ活躍できない分野がある事については、ご理解頂けたと思います。
しかしその特定の分野でも使用する数学の知識には偏り、大学で学ぶ全ての数学が必要な訳ではありません。
エンジニアに必要な数学は、下記方法で習得する事ができます。
独学
プログラミング・数学に限らずスタンダートな学習方法として書籍・インターネットを使って独学による学習方法です。
独学のメリットは習得に必要な費用が少ない所です。
プログラミングの知識があれば、独学にチャレンジしてみても悪くありませんが、プログラミングも数学も両方習得しなければいけない方は理解できない部分が出てきた時に自己解決をしなければいけない為、習得するまでに非常に長い期間が掛かってしまう可能性が高い為、オススメはできません。
独学方法について詳しく書いた記事がありましたのでご覧ください。
勉強会
プログラミングなどのIT技術は、日本各地で勉強会を開催されています。
勉強会はその分野の有識者が講義を行ったり、集まって勉強を行う事を目的です。
勉強会のメリットは、独学で問題となる自己解決しなければいけない部分を有識者から教えて貰う事ができる点です。
機械学習やビッグデータ解析についても勉強会が開催されており、参加費は無料から数千円程度で参加する事が可能です。
しかし機械学習やビッグデータ解析については、勉強会の数が少なくある程度人口がある地域に偏っている為、地方の方が参加するには旅費が必要になります。
また開催場所に開催日時に行かなければいけない為、都心にお住いの方でもスケジュールが合わなければ参加する事が出来ないデメリットもあります。
プログラミングスクール
プログラミングスクールの中には、機械学習・ビッグデータ解析などについても受講できるコースを設けている所があります。
プログラミングだけでなく、それに必要な数学についても教えて貰う事ができる為、効率よく学習を行う事ができます。
また予約制のプログラミングスクールであれば、自分の都合に合わせて学習する時間を決める事ができる為、勉強会で挙げたデメリットについても問題がありません。
オンライン受講に対応したプログラミングスクールであれば、地方にお住いの方でも受講する事ができます。
プログラミングスクールのデメリットは、他の学習方法に比べて習得にかかる費用が高いところです。
ただ機械学習・ビッグデータ解析などの数学を使うエンジニアを本気で目指すのであれば、プログラミングスクールに通って学習する事をオススメします。
まとめ
今回はエンジニアに関係がある数学について、解説をしてきましたが、いかがでしたか。
エンジニアに数学は必須ではありませんが、ここ数年で話題になっている技術については少なからず数学の知識が必要とされている物が多く、将来性が期待されています。
エンジニアの中でも今回ご紹介したAIやビッグデータ解析などの分野になりたい方は、微分積分・統計・確率などの数学についても学習してみてはいかがでしょうか。
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