エンジニアの職種丸わかり!様々な観点からランキング化!

公開日: 2019.02.26
更新日: 2024.01.29
macbookで仕事している男

エンジニアには多くの職種があります。エンジニアを目指すとしても職種によって仕事の内容も適性も異なります。特にWEBサービス、AI、ビッグデータなど新しい技術の進展は新たな職種ができ、職種の需要や人気にも影響を与えています。本記事では、エンジニアの職種を、いろいろな視点からランキング形式でご紹介します。

エンジニア職種一覧

黒い机の上のパソコン

エンジニアというと、工学的なスキルを駆使して主にモノづくりを行う専門家をイメージし、機械系や電気系の業務を思い浮かべることが多かったと思います。

最近は、ITの急速な進展と生活への普及につれ、IT系のシステムの需要が急速に伸びており、システムエンジニアなどIT系のエンジニアを指すことが多くなりました。ここではITエンジニアを中心に職種をご紹介します。

なお、エンジニアの職種の詳細については、人材紹介の会社や大学などのサイトの職種図鑑を参照されるのも良いと思います。就職の留意点、待遇やキャリパスなどの説明も記載があります。

システムエンジニア

ITシステムに求められる要件を実現するシステムの機能、構造、運用イメージなどを設計書としてとりまとめます。そして、それをもとにチームメンバーに詳細設計やコーディングなどの作業を振り分け、結果をとりまとめます。

IT技術に明るいだけではなく、クライアントの要求と実現性の折り合いをつけたり、チーム内の作業メンバ間の調整を図るなど、コミュケーション能力や交渉能力も必要とされます。

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社内SE

いまや、IT抜きで業務を行うことは考えられず、どこの企業や公共機関でもITシステムを使っています。この自社のシステムを対象とするシステムエンジニアを社内SEと呼びます。社内の利用部門をクライアントとしてシステムの改修や新規システム導入などを手がけます。

ブリッジSE

中国やインドなどの海外のIT企業を使ってITシステム開発を行うことをオフショア開発と言います。海外の企業を使うわけですから、日本語以外でコミュニケーションをとるに留まらず、外国企業のビジネスの進め方も理解しておく必要があります。

こうした海外の企業を相手にシステムの取りまとめを行うシステムエンジニアをブリッジSEと呼びます。

プログラマー

設計書に基づきプログラミング及びテストを担当してプログラムの開発を行います。使用する言語は設計書で指示されます。業務系のシステムではC言語やJavaなどを使います。

最近のWEBシステムでは、HTMLやCSS、Javascript、PHP、Ruby、Ruby on Railsなどの言語が使用されます。AI関連のプログラムでは、PythonやRなども利用されます。

また、コンパイルなど実行形式への変換やテストを効率的に行うにはIDEと呼ばれるプログラムの開発環境を使いこなすことが求められます。

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サーバーエンジニア

システムで使用するサーバーの詳細を設計します。サーバー設計では、サーバの機種の他、OSや基本ソフトの構成も決定します。

データベースエンジニア

ITシステムが稼働すると大量のデータの処理を行うようになります。このデータ処理を効率的に行うためにシステムにはデータベースが導入されます。データベースエンジニアはデータベースの設計、構築、運用時のチューニングなどを担当します。

ネットワークエンジニア

ITシステムはインターネットなどのネットワークを利用して世界中で利用されます。ネットワークエンジニアはシステムのネットワーク部分の設計、構築を行います。また、システム運用中にはメンテナンスや障害復旧にも対応します。

セキュリティエンジニア

ITシステムは、ネットワークにつながることで世界中で利用されるというメリットがある反面、ネットワークを介して不正アクセスやシステム稼働を阻害する攻撃を受けるというセキュリティリスクがあります。

セキュリティエンジニアは、こうしたセキュリティリスクからシステムを守るための仕組みの設計、構築、運用などを担当します。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、IT技術に詳しい技術者として営業活動に参画し、クライアントとの営業交渉が円滑に進むように支援します。また、クライアントの要望などをもとにシステム提案書の作成、費用見積、プレゼンなどの受注に結び付ける営業活動を行います。

WEBエンジニア

現在はWEBサイトで多くの業務が実施されています。この傾向は今後も広がり、WEB型のシステム開発も盛んになります。このWEB型のシステムを専門に扱うシステムエンジニアをWEBエンジニアと呼びます。

マークアップ/フロントエンジニア

EC業界などではWEBサイトの良し悪しは企業の収益に直結します。いかに分かりやすくて使いやすいWEBサイトを作るか、多くの利用者を引き付けるWEBサイトを作るかがカギになります。

マークアップトエンジニアは、このために、HTMLやCSSを使ってWEBデザインを行います。フロントエンジニアはPHPやJavascriptでプログラムを作成してWEBに組み込み、利用者の使い勝手の良いWEB画面を作成します。

エンベデッドエンジニア

スマホや家電製品などの機器にもソフトウェアが搭載されています。こうした機器に組み込まれて機器の制御などを行うプログラムをファームウェアと呼びます。ファームウェアの設計・開発を担当するのがエンベデッドエンジニアです。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、クライアントの業務や経営状況を分析して、クライアントの抱える課題をITを活用して解決するよう、システム改善や導入の提案を行います。

さらには、システム構築のマネジメントや運用評価を担当することもあります。

プロジェクトマネージャ

プロジェクトマネージャはシステム開発などのプロジェクトの責任者を務めます。予算、スケジュール、品質などプロジェクトに関わる重要事項をコントロールし、プロジェクトを目標通りに完了させる責任を負います。また、顧客や関係者との調整も行います。

プロジェクトの内容を把握するための技術力も持ち合わせることが求められます。このため、経験豊富なシステムエンジニアが担当する機会が多いです。このため、報酬も上昇します。

データサイエンティスト

ビッグデータの普及とともに、データ処理はIT部門で定型処理するものではなく、経営における意思決定を支えるものとなりつつあります。

ビッグデータの解析や分析を担当するデータサイエンティスには、統計解析やITのスキルに加えて、ビジネスや市場トレンドなど幅広い知識が求められます。このため、報酬も高額を得られます。

エンジニアの職種の割合

汎用機からコンピュータ実用化の流れの中で、ITエンジニアの職種としては、プログラマやシステムエンジニアの割合が多いです。IT企業のみならず、一般企業でもIT部門として採用しているからです。

その次には、コンピュータメーカーなどIT企業を中心にインフラ系のエンジニアも多いと思われます。

ITコンサルタントやデータサイエンティストなど高度な専門性を有する職種の割合は少ないと考えられます。

エンジニアの職種に関する記事はこちらから

https://web-camp.io/magazine/archives/20198


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エンジニアの職種年収ランキング

木の机の上のパソコン

専門スキルを有するのみならず、業務知識やコミュニケーション能力を含むマネージメント知識を持つエンジニアは高年収を得ています。人に使われるのではなく、人を使う側が報酬が高いのは他の職種でも同様です。

また、AIやビッグデータなどの新技術の普及に伴い、こうした高度な技術を有するエンジニアは高収入が得られます。

1位 ITコンサルタント

ITコンサルは企業などの組織が抱えるITに関わる課題などの解決を支援し、組織の業務効率化、利益送出に貢献することから高い報酬を得られます。年収1000万円をこえる報酬を得ることも多いようです。

2位 プロジェクトマネージャ

ITプロジェクトを統括する立場であり、ITプロジェクトの成否を握ることから責任の重い仕事です。それにともない報酬も高額となり、システムエンジニアなどからのキャリアアップの対象となります。

3位 データサイエンティスト

ビッグデータ解析などの高度のITスキル、データ分析に関する幅広い知識を有することから専門家として高い報酬を得られます。

将来性があるエンジニアの職種ランキング

笑顔の男性

IT技術の進展は速く、次々に新しい技術が生まれてくると同時に、古い技術は世代交代を迫られます。そうして観点からは、今後の発展が予想されるスキルを磨きたいものです。

一方でITの基本的な構造に関わる技術は一見地味ですが、長く使われるものであり身に付けておいて損のないものです。

1位 データサイエンティスト

ITの進展とともに、企業などの注目はマスから個へと変化しており、その流れはより大きくなるでしょう。そうした点から、ビッグデータ解析などに関するスキルは有望です。

2位 WEBエンジニア

ITシステムはクラウドをはじめますますネットワークの活用が盛んになります。ソフトウェアとしてもWEB型のシステムやサービスは今後も盛んに開発運用されるでしょう。したがってWEBエンジニアは今後ますます求められます。

3位 セキュリティエンジニア

ネットワークと切っても切れないのがセキュリティの確保です。ますます高度化するネットワーク技術と合わせて、セキュリティも高度化が必要であり、高度なセキュリティ技術へのニーズは高まるでしょう。


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需要のあるエンジニア職種ランキング

二つのドーナツ

スマホやタブレットなどのモバイル機器の普及に伴い、WEBサービスもどんどん普及しています。WEBサービスを中心にITエンジニアへの需要は今後ますます高まるでしょう。

1位 WEBエンジニア

WEBサービスを実現するシステムやソフトウェアの開発および運用へのニーズはますます高まると考えられます。また、WEBサービスによるスタートアップ企業の設立も盛んになっており、WEBエンジニアへの需要は高いものがあります。

2位 マークアップ/フロントエンジニア

より多くの人を引き付けるWEBサイトの構築は、そのサイトを運営する企業の業績などに直結するものです。優れたWEBデザインとともにPHPなどを駆使してWEBサイトを構築するマークアップ/フロントエンジニアの需要は今後も高いものがあると考えられます。

3位 システムエンジニア

各企業や公共機関は自分の業務に合ったシステムを必要としており、業務の変化が激しい昨今では、システムの構築運用へのニーズは今後も高いものがあるでしょう。したがって、地味ではありますが、システムエンジニアへの需要は今後も高いものがあると考えられます。ただし、システムの形態がホスト型やCS型からクラウド型へシフトするなどしていますので、こうした形態の変化への対応が必要とされます。

まとめ

ITエンジニアの職種について、いろんなラんキングによりご紹介しました。HTMLやCSSといったホームページ作成技術、Ruby、PHP、Perl、PHP、JavaScript、jQueryなどのプログラミング言語を駆使したWEBサービスが注目されていますが、IT技術分野のすそ野は広く、多様な技術が展開されています。自分の得意分野を磨くのと合わせて、周辺分野の主要な動きをフォローすることもスキルアップの方法ではないでしょうか。

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