【実例紹介】在宅ワークで正社員は可能?おすすめの職種とデメリットも解説!
「正社員でも在宅ワークはできる?」
「在宅ワークができるのはどういう企業?」
在宅ワークが注目されてきている中で、上記のように考える人も少なくないのではないでしょうか。
在宅ワークといえば、副業やフリーランスだけという時代は終わり、現代ではざまざまな企業がテレワークを導入しています。
この記事では、
- 在宅ワークができる職種
- 在宅ワークが可能な正社員へのなり方
- 在宅ワークの正社員として働く時の大切なポイント
などについてくわしくご紹介していきます。
自宅で正社員として働きたいと考えている方は、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
在宅ワークでも正社員として働くことはできる?
在宅ワークといえば、内職や副業などのイメージが強いですよね。
しかし現代では、ワークライフバランスの一環として在宅ワークを採用している企業が増えています。
つまり、在宅ワークでも正社員として働くことは可能ということです。
会社に出社せず、自宅で仕事をする正社員の働き方は、
- リモートワーク
- テレワーク
とも呼ばれています。
テレワークの種類
正社員の出社しない働き方には、勤務場所により以下のように分類されています。
【テレワークの3つの種類】
在宅勤務 | 在宅テレワーク |
モバイルワーク | 営業活動など、外出先で業務を行うテレワーク |
サテライトオフィス勤務 | 所属するオフィス以外のオフィスや、コワーキングスペース、遠隔勤務用の施設を就業場所をする働き方。 |
(出典:総務省「平成 30 年通信利用動向調査の結果」)
上記のデータから、一口にテレワークといってもさまざまな働き方があることがわかります。
企業のテレワーク導入状況
総務省から公表されたデータによると、テレワークを導入している、または導入予定がある企業は、26.3%とされています。
内訳は以下の通りです。
- 導入している企業:19.1%
- 導入予定がある企業:7.2%
【導入しているテレワークの形態】
テレワークの形態 | 導入率 |
モバイルワーク | 63.5% |
在宅勤務 | 37.6% |
サテライトオフィス勤務 | 11.1% |
(出典:総務省「平成 30 年通信利用動向調査の結果」から作成)
テレワークを導入している企業は、26.3%と全体的に見るとまだ少ない割合です。
しかし、今後は
- 従業員の働きやすさを向上させること
- 人手不足が見込まれる中での人材確保や雇用継続
などの目的のために、テレワークを活用する企業が増えていくことが予想できます。
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在宅ワークができる正社員にはどんな職種がある?
在宅ワークができる正社員にはどんな職種があるのでしょうか?
産業別のテレワーク導入率のTOP5を見てみると、
「情報通信業(IT業)」「金融・保険業」が突出して多く、導入率は約4割です。
(出典:総務省「平成 30 年通信利用動向調査の結果」)
このデータから、在宅ワークができる職種は
- IT業界
- 金融業界
- 保険業界
に多いということがわかりますね。
テレワーク導入率が最も高いIT業界を例に上げると、在宅ワークができる職種には、
- プログラマー
- コーダー
- システムエンジニア
- インフラエンジニア
- AIエンジニア
- Webライター
- Webデザイナー
- 動画クリエイター
などがあります。
IT業界の職種はインターネット環境が整っていれば仕事ができることから在宅ワークと非常に相性がいいのです。
これから在宅ワークで正社員になりたいと考えている人は、IT業界を狙うことをおすすめします。
また、IT業界は慢性的な人材不足にも悩まされており、2030年には約59万人のIT人材が不足すると予想されています。(出典:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」)
IT人材の需要や将来性の高さからも、IT業界は未経験者が挑戦できる仕事でもあるのです。
【人と関わらなくていい一人でできる仕事20選】正社員・在宅勤務OKな職業とは?大企業も導入している!正社員として在宅ワークを採用している企業の制度とは?
働き方改革の影響からも、正社員に在宅ワークを認める企業が増えています。
どんな大企業が在宅ワークを導入しているのかは気になるポイントですよね。
そこで、ここでは在宅ワークを採用している大企業の制度についてご紹介していきます。
リクルートホールディングス
リクルートホールディングスは、2016年1月より、雇用形態にかかわらず全ての従業員を対象とした、上限日数のないリモートワークを本格導入したことで話題になりました。
会社間の同意および本人の希望があった場合には、派遣社員もリモートワークを選択可能としています。ダイバーシティが進むなか、多様な働き方の選択肢を増やし、従業員一人ひとりの能力が最大限に発揮される環境を整え、新しい価値の創造を目指します。
(出典:リクルートホールディングスHP)
【リクルートホールディングスのリモートワーク制度】
- 全ての従業員、派遣社員も対象
- 自宅やコワーキングスペース、カフェ、時間貸しオフィスなどで業務遂行が可能
- 上限日数は設けず、上司による実施判断があれば個人の状況に合わせて柔軟にリモートワークを選択可能
- モバイルPCや携帯電話など、セキュリティ対策が施されたツールを会社より支給
- 個人の評価は成果より判定
ヤフー株式会社
インターネット企業大手のヤフー株式会社は、積極的に「働き方改革」に取り組んでいます。
たとえば、
- 全館フリーアドレス制
- どこでもオフィス
など場所を選ばずに仕事ができる制度を設けています。
また、2018年9月にはリモートワークでのコミュニケーションがとりやすいように社員数約11,000名に「Slack」の導入を発表しました。
日本オラクル株式会社
日本オラクル株式会社は2001年から在宅勤務制度を導入したことで、テレワークの先駆的企業として、日本テレワーク協会の第16回テレワーク推進賞を受賞しています。
また、2003年には「Work@Home(ワークアットホーム/在宅勤務制度)」を導入。
グローバルメンバーの一員として各国のメンバーとともに働くために、場所や時間に依存せず、より高い成果を発揮することを目的として、裁量労働や在宅勤務制度をはじめフレキシブルな働き方を運用しています。
そのため、がんだけでなく、社員の体調に配慮して、出退勤時間に柔軟性を持たせたり、業務遂行が可能なケースにおいてはフル在宅勤務も認めています。
(出典:がんwith 「日本オラクル株式会社インタビュー記事」)
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在宅ワークができる正社員になる方法
在宅ワークができる正社員になるにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは在宅ワークができる正社員になるための3つの方法について解説していきます。
- 在宅ワークに必要なスキルを身につける
- 求人サイトから求人を探す
- 転職エージェントを利用する
それでは順番にみていきましょう。
在宅ワークに必要なスキルを身につける
在宅ワークが可能な職種は、多くの場合で専門スキルを求められます。
正社員として在宅ワークで働きたいなら、必要なスキルを身につけましょう。
リモートワーク向け専門の求人サイトコデアルを見てみると、募集職種の9割ほどが
- ITエンジニア
- Webデザイナー
- Webライター
などのIT職種です。
この中でも、最も求人数が多いのがITエンジニア。
平均年収も、システムエンジニア563万円、Webプログラマー553万円(出典:マイナビ転職)と高く、
未経験からでも挑戦できるうえに、高収入を狙うことも可能です。
なるべく早く在宅ワークに就きたいなら、ITエンジニアを目指してプログラミング言語を学ぶことをおすすめします。
独学では挫折してしまいそうな人は、プログラミングスクールも検討してみてください。
DMM WEBCAMPでは、プログラミングを学べるだけでなく転職サポートも実施しています。
転職できなければ全額返金保証付きなので、興味のある方は、ぜひこの機会に無料相談にお越しくださいね。
求人サイトから求人を探す
求人サイトには、在宅ワーク可能な正社員求人も多くあります。
dodaのような大手求人サイトからコデアルのような在宅ワーク向けの求人まで求人サイトはさまざま。
検索条件で「在宅ワーク」が選択できない場合でも、
「フルリモート 正社員」「テレワーク 正社員」「在宅ワーク 正社員」と検索すると、在宅ワークが可能な正社員の求人がヒットする場合があります。
ぜひ試してみてください。
転職エージェントを利用する
3つ目の方法は、転職エージェントを利用すること。
転職エージェントを利用することで効率よく転職することができます。
たとえば、転職エージェントに登録すると、
- サイトに掲載されていない企業の情報を教えてくれる
- 自己分析や企業分析をサポートしてくれる
- 履歴書・職務経歴書・面接のサポートを受けられる
- 客観的な市場価値を教えてくれる
- 担当者があなたを企業へ売り込んでくれる
など、転職に関するさまざななことを無料でサポートしてくれるのです。
ただし、在宅ワークの求人は転職エージェントよりも求人サイトの方が求人数が圧倒的に多くあります。
求人数の多さから見ると、転職エージェントよりも求人サイトの方がおすすめです。
在宅ワークで正社員として働くメリットとデメリット
在宅ワークの仕事を始める前に、メリットだけでなくデメリットも知っておきたいですよね。
ここからは、正社員として在宅ワークで働くメリット・デメリットを順番に解説していきます。
正社員で在宅ワークをする5つのメリット
まずは、在宅で正社員として働く5つのメリットについて解説していきます。
- 通勤する必要がない
- 育児や介護をしながらでも働ける
- 好きな場所で仕事ができる
- 予定の調整がしやすい
- 人間関係に悩まされない
それでは順番にみていきましょう。
1.通勤する必要がない
一つ目のメリットは、会社に通勤する必要がないことです。
毎朝の満員電車や、電車の遅延などに悩まされることもなくなります。
通勤にかかっていた時間を効率よく使えるようになるのもメリットの一つです。
2.育児や介護をしながらでも正社員として働ける
在宅勤務であれば、育児や介護をしながらでも正社員として働くことが可能です。
たとえば、会社勤務であればこどもが風邪をひいた時などに仕事を休む必要がありますよね。
しかし、在宅勤務であれば状況によっては看病しながら働くことも可能です。
3.好きな場所で仕事ができる
在宅ワークの場合、好きな場所で仕事ができるのもメリットの一つ。
たとえば、お気に入りのカフェやコワーキングスペースなど、どこでも仕事をすることができます。
4.予定の調整がしやすい
在宅ワークの場合、出勤が不要なので会社に出勤するよりも予定の調整がしやすいこともメリットです。
たとえば、こどもがいる場合にも、在宅勤務であれば仕事の途中に送り迎えをすることもできます。
在宅ワークは会社勤務よりも自由度が高い分、自分で時間管理ができれば予定の調整がしやすいのです。
5.人間関係に悩まされない
在宅ワークは人と会う機会が少なくなるため、人間関係に悩まされることがありません。
職場の人間関係に悩みをもっていたり、自分のペースで仕事がしたい人には在宅ワークが向いています。
正社員で在宅ワークをする3つのデメリット
つづいて、正社員で在宅ワークをする3つのデメリットもみていきましょう。
- 自己管理ができないと仕事にならない
- フリーランスほどの自由はない
- 教えてもらう機会が減る
1.自己管理ができないと仕事にならない
在宅ワークは会社勤務よりも自由度が高い分、自己管理ができないと仕事になりません。
人によっては、家にいると仕事に集中できなかったり、やる気がでないこともあります。
他人の目がない分、在宅ワークは自分にいくらでも甘くできるので注意が必要です。
自宅で勤務する際には、仕事とプライベートの区切りを自分で明確に定めることが大切になります。
2.フリーランスほどの自由はない
正社員として在宅で働く場合には、フリーランスほどの自由はありません。
在宅ワークといえば、自由に仕事ができると考える人も多いですが、実際には作業時間や進捗状況などの報告を求められることがほとんどです。
正社員の場合には勤務時間も定められているので、思っていたより自由ではないと感じるかもしれません。
3.教えてもらう機会が減る
在宅ワークの場合、直接人と会うことが少ない分教えてもらう機会が減るのもデメリットの一つです。
在宅ワークでも、電話やチャットなどを通して連絡を取ることは可能ですが、直接話すよりもコミュニケーションをとることが難しくなります。
そのため、自分から積極的に学ぶ姿勢が大切です。
在宅ワークの正社員として働く時の3つのポイント
ここからは、在宅ワークの正社員として働く時の3つのポイントをご紹介します。
在宅で仕事をするからといって、手を抜いていいわけではありません。
むしろ、結果を求められる在宅ワークだからこそ注意するべきポイントがあります。
- 仕事に集中できる環境を整える
- 報連相を怠らない
- 在宅ワークのルールをきちんと理解しておく
以上の3点をくわしくみていきましょう。
1.仕事に集中できる環境を整える
家ではどうしても会社よりも緊張感が薄れてしまいます。
仕事に集中するためにも、環境を整えることはとても大切です。
作業環境によって、仕事の生産性も変わってしまいます。
どうしても家で集中できない人は、コワーキングスペースを利用してみましょう。
コワーキングスペースを利用するメリットには
- 時間を気にせず利用できる
- Wi-Fiや電源が完備されている
- 集中できる環境が整っている
- 場所によってはカフェよりも安い
などがあります。
料金の相場は都内であれば、
- 1日単位:1,000〜3,000円
- 月会員制:10,000〜30,000円
であることがほとんどです。
フルリモート勤務なら、毎日カフェで作業するよりもコワーキングスペースを利用する方がお得に利用できます。
2.報連相を怠らない
在宅ワークだからこそ、報連相をこまめに取ることが大切です。
リモートワークを導入している会社のほとんどが、SlackやChatworkなどのコミュニケーションツールを採用しています。
在宅ワークを始める前に利用するツールの使い方を調べて、不足なく使えるようにしておきましょう。
在宅ワークは、直接コミュニケーションをとらない分、自分からこまめに連絡をとりあうことが大切です。
3.在宅ワークのルールをきちんと理解しておく
在宅ワークのルールをきちんと理解しておくことも重要なポイントです。
少しでも疑問点があるのなら、事前にきちんと確認しておきましょう。
正しい認識をしていないまま作業を進めてしまうと、トラブルが起こる可能性があります。
対面ではないからこそ、ルールを把握しておくことが大切です。
まとめ
今は、まだ少ない在宅ワークの正社員ですが今後は増えていくことが予想されます。
子育てや介護などの理由で、会社にいくのが難しくなったとしても在宅ワークが可能であれば仕事を続けることが可能です。
確実に在宅でできる正社員になりたいのなら、求人の多いIT業界を目指すことをおすすめします。
IT業界は将来性も高く、高収入を得るチャンスもあります。
今後も需要が高まっていくので、今からの挑戦でも遅くありませんよ。