仕事を休職したい!休職のメリットや実際の流れを徹底解説
「休職はどうやってするの」
「休職をすると給料はどうなるの」
と思うことはありませんか?
仕事を休職しようとしても、本当にできるのか悩んでしまいますよね。
では、実際に休職をする方法とはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- 実際に仕事を休職する手順や流れ
- 休職中の給料事情や傷病手当金
- 休職前に覚えておくべき5つのこと
上記のような、仕事を休職する手順や注意点について詳しく解説します。
この記事を見れば、休職期間中におこなうべきことが必ずわかりますよ。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
仕事を休職することで得られる3つのメリット
仕事の激務に追われていると、自分の目標を見失うことがあります。
とくに、パワハラを受けている場合は、将来のことを考える余裕もなくなりますよね。
今の仕事がつらいと感じるのであれば、休職は有効な手段のひとつです。
休職することで、以下3つのメリットを得ることができます。
- 休むことに専念できる
- 自分自身と向き合える
- 資格の勉強に打ち込める
休職期間後は、再び会社へ復帰することができます。
休職中は、会社員としての身分が保証されているので安心です。
まずは、休職することで得られるメリットを、それぞれ確認していきましょう。
1.職場から離れて休むことに専念できる
休職をすれば、長期的な休養期間を得られます。
また、嫌な上司や同僚と毎日会うこともありません。
身体的な療養はもちろん、精神的に心を休めることもできるでしょう。
- メンタルケアができる
- 病気やケガを治療できる
- 仕事から離れてリラックスできる
病は気からというように、精神的な疲弊は病気やケガに繋がることもあります。
職場環境と距離を置くことで、心も身体もリフレッシュに充てられるのです。
2.時間に余裕ができて自分自身と向き合える
仕事の激務に追われていると、自分を見失うことがあります。
あまりにも身体が疲弊すると、週末の休日だけでは時間が足りないと感じがちです。
- 今の仕事を続けるべきか
- 本当にやりたいことはなにか
- 将来どういう仕事をしたいのか
時間に余裕ができるので、上記のような内容を見つめ直すいい機会になります。
自分と向き合うには、心に余裕がある状態がのぞましいです。
しかし、仕事でストレスを抱えている状態では、なかなか前向きな発想はできません。
休職期間を取得して、長期間の休息を取れば、ポジティブな思考が生まれるはずです。
3.資格の勉強に打ち込める
休職期間があることで、学びたい分野の勉強ができます。
とくに資格の勉強をすれば、復帰後の昇給や転職活動にも役立ちます。
資格を取得するメリットは、以下のとおりです。
- 転職に役立つ
- 資格手当を得られる
- スキルアップに繋がる
復職を考えている人から、転職を検討している人まで、資格の取得は有効的です。
嫌な上司がいる配属先から離れるために、休職中に資格を取得する人もいます。
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仕事を休職する時に覚えておきたい給料事情や傷病手当金
休職は会社とのトラブルが頻発しがちです。
せっかくのリフレッシュ期間なので、トラブルは回避しましょう。
休職中に回復したモチベーションも、トラブルが発生すると台無しになってしまいます。
以下5つの項目を会社に確かめれば、休職中のトラブルを防止することが可能です。
- 休職中に給料はでるのか
- 傷病手当金の支給条件と期間
- 退職後に傷病手当金を受給する条件
- 休職中に有給は取得できるのか
- 休職中も社会保険の料金は発生するのか
休職は金銭に関わるトラブルが多いので注意してください。
とくに、給料の有無と社会保険の支払い方法は絶対に確認しましょう。
有意義な休職期間を過ごすためにも、休職規定の把握は必須です。
なんとなく仕事を休みたいと感じる原因は?精神的に疲れて仕事を休みたいときにおすすめの理由と伝え方1.給与は就業規則で異なるが無給なことが多い
法律上、会社は休職者に給料を支払う義務はありません。
しかし、休職中に給料の支払いがある会社も存在します。
休職前に、以下3つの項目を受け取ることができるのか、確認してみましょう。
- 休職中の給料
- 休職中のボーナス
- 休職中の福利厚生
休職中の給与支払いは、会社によって規定が異なります。
金銭トラブルを防止するためにも、休職前に就業規則を確認しましょう。
休職中に金銭トラブルが発生してしまうと、さらなるストレスの原因になってしまいます。
2.傷病手当金の支給条件と期間
ケガや病気で会社を休業した場合、傷病手当金が支給されます。
傷病手当金とは、会社で健康保険に加入している被保険者本人が受けられる制度です。
自営業などの人が加入している国民年金保険には、傷病手当金の制度がありません。
傷病手当金の支給条件は、以下のとおりです。
- 病気やケガの原因が「仕事以外」であること
- 病気やケガが原因で連続して4日以上休職している
- 休職中に給料が支払われていない
傷病手当金を受給するには、上記の項目すべて満たす必要があります。
傷病手当金の支給条件3つすべてに該当する場合は、ほぼ確実に受給が可能です。
また、傷病手当金の受給期間は支給開始日から最長で1年6ヶ月間。
ケガや病気が原因で休職をするなら、傷病手当金の制度を利用しましょう。
3.条件を満たせば退職後でも傷病手当金を受給できる
会社を退職してしまったあとでも、傷病手当金は受給可能です。
しかし、受給の条件は在職中に要件を満たす必要があります。
退職前に、以下3つの条件を満たしているか、確認しておきましょう。
- 退職日までに被保険者資格(任意継続期間を除く)が1年以上継続している
- 退職日まで受けていた傷病手当金の期間が1年6ヶ月に満たない
- 退職日にケガや病気が原因で休業していること
また、傷病手当金はうつ病も含まれます。
心身が健康でないと感じたときは、すみやかに医師に相談してみましょう。
4.休職中に有給は取得できない
有給休暇は、休職の発令前であれば取得できます。
しかし、休職が発令された後は有給休暇が取得できなくなるので、注意が必要です。
有給が取れなくなる理由は、大きく分けて以下のふたつです。
- 休職命令により、労働の義務が免除となる
- 休職中は、労働義務がないので有給休暇を請求できない
有給とは、労働義務がある日にその労働の義務を免除するものです。
それに対し、休職は労働義務そのものが無いので、有給を取得できません。
ポイントとしては、休職前であれば有給を取得できるということ。
退職を検討している人は、休職前に有給を消化しましょう。
5.社会保険の資格は継続されるため保険料が発生する
休職期間中であっても、社会保険料の負担額は就業中と同じです。
支払う必要があるのは厚生年金保険料、健康保険料、介護保険料、住民税の4つ。
また、社会保険は支払い方法に関するトラブルが多いので要注意です。
休職中の社会保険料の扱いは、主にふたつの方法で支払われます。
- 毎月、本人が社会保険料を自己負担する
- 会社側がいったん立替払いをし、復帰後にまとめて本人が支払いをする
大半の企業は、毎月の社会保険料を給与から天引きしています。
しかし、休職中の無給期間は社会保険料を給料から天引きすることができません。
休職をする場合は、事前に社会保険料の支払い方法を会社と決めておきましょう。
実際に仕事を休職する流れとは?休職前に覚えておくべき5つのこと
実際に休職申請を出す前に、事前に把握しておくべき項目がいくつかあります。
まずは、会社に休職の方法と会社の休業規則を確認することが大切です。
休職に関する制度は、所属する会社によって異なります。
期間中のトラブルを回避するためにも、以下の項目を会社へ確認しておきましょう。
- 就業規則で休職期間や申請方法を確認
- 診断書を受け取っておく
- 申請用紙と診断書を上司に提出する
- 人事・上司と休職中の連絡方法を決めておく
- そもそも休職が認められるのか把握しておく
休業の申請は、決して複雑なものではありません。
会社によっては、すぐに申請が通る場合もあります。
それぞれの項目を細かく見ていきましょう。
1.まずは就業規則で期間や申請方法を確認する
休職制度は、必ず定めなければならないと法律で決められているものではありません。
そのため、休業をする場合は会社の就業規則に沿って今後の対応を決めていきます。
就業規則や申請方法など、休職前に会社へ確認する項目は以下の5つです。
- 休職の申請方法
- 休職できる期間
- 休職中の給料
- 社会保険の支払い
- 復帰できる時期
休職の処遇や対応は、後になってトラブルになるケースが多いです。
休業規則は書面で発行してもらい、保管しておきましょう。
また、会社の休業制度を確認する際には休業理由を聞かれます。
上司に休職理由を話したくない場合は、後述する産業医に相談してください。
2.診断書をかかりつけの医者か社内の産業医からもらう
会社の就業規則を確認したら、診断書(病気休業診断書)を発行してもらいます。
診断書が発行されるまでの期間は、初診から数ヶ月かかることが一般的です。
休職を検討中の方は、なるべく早めに受診するようにしましょう。
- かかりつけの医者
- 社内の産業医
- メンタルヘルス(うつ病など)
診断書(病気休業診断書)は、上記3つの医師・機関からもらえます。
産業医とは労働者の健康管理をサポートする医師のことです。
常時50人以上の労働者が在籍する会社(事業所)には、必ず1人以上の産業医がいます。
また、産業医に診断書を書いてもらっても、会社にネガティブな報告はされません。
3.申請用紙と診断書を上司に提出する
申請書と診断書の提出先は、会社によって異なります。
そのため、まずは会社に診断書の提出先を確認することが必要です。
そして、書類の提出後は人事担当者との面談がおこなわれます。
その際によく聞かれる内容は、以下のとおりです。
- ケガをした部分が負担にならない仕事なら大丈夫なのか
- 病気の場合、自宅勤務なら働けるのか
- 休職の理由が精神的な要因の場合、部署を変えれば仕事をできるか
休職を希望する場合は、今すぐ休職したい旨をはっきり伝えましょう。
医師からの診断書があるので、申請をすれば必ず休業ができるはずです。
もしも休職制度があるにもかかわらず、引き止められた場合も休職は可能と考えて問題ないでしょう。
4.人事や上司と相談して休職中の連絡方法を決めておく
休職中であっても会社との雇用関係は保たれたままです。
そのため、休職中でも上司や人事部と定期的な連絡をとる必要があります。
休職中に確認すべき、連絡方法は以下の3つです。
- 連絡の頻度
- 連絡の手段
- 連絡をする人
人間関係が原因で休職をする場合、休職中に上司と連絡は取りたくないものです。
そんなときは、休職中の連絡先を産業医にすることもできます。
診断書をもらう際に、休職中に上司と連絡を取りたくない旨を相談しておきましょう。
5.会社によっては休職が認められないケースがある
休職制度を設けていない会社は、休職を拒否することが可能です。
そのため、休職申請をしても断られる場合があります。
万が一、休職を断られた場合は、以下3つの方法を試してください。
- 有給を申請する
- 労働災害の申請をする
- 労働基準監督署に相談する
また、休職制度がなくても、個別に休職扱いをしてくれるケースもあります。
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仕事とどう向き合う?休職期間中に心がけるべき3つのポイント
社会人になったら、なかなか長期的な休養を得られません。
休職の機会が得られたのであれば、療養期間を有効的に過ごしましょう。
- 仕事から離れて心身を休める
- 規則正しい生活を心がける
- 復職や転職の準備をする
上記のように休職期間を有意義に過ごせれば、その後のライフスタイルを大きく好転できます。
休職後のプランを考えつつ、これからお伝えする内容をぜひ取り入れてみてください。
1.まずは仕事から離れて心身を休める
休職が認められたら、日々の激務から開放されます。
通常の休日ではできない静養も、休職中であれば可能です。
- 自然豊かな場所に旅行する
- 実家に帰ってゆっくりしてみる
- 睡眠時間を多くとってリラックスする
休養期間中は都会から離れ、穏やかな環境で療養することもできます。
次のアクションに備えて、休養中は思いっきり羽をのばしてみましょう。
2.余裕が出てきたら規則正しい生活を心がける
休職中は、生活リズムが乱れがちになります。
長期休息とはいえ、体調管理は大切です。
リラックスしても、怠惰な生活は避けなければいけません。
規則正しい生活を送るために、以下3つの心がけが大切です。
- お酒はほどほどにする
- 連日の夜ふかしはしない
- 不健康な食生活をしない
休職はあくまでも療養期間です。
羽目を外しすぎて、休職中に体調を崩さないようにしましょう。
休職期間は、休職後により豊かな生活を送るための準備期間です。
3.やる気がわいたら復職や転職の準備をする
仕事から開放され、長期休息を過ごしているうちに、モチベーションが向上してきます。
しっかりと休息ができたら、次は復職・転職に向けての準備です。
現在の会社に復帰したくない場合は、転職活動も視野にいれてみましょう。
- 転職先の起業を探す
- 必要なスキルがあれば身につける
- 休職中に履歴書と職務経歴書を書いておく
パワハラなどの精神的なストレスが原因で休職している場合、転職がおすすめです。
自分の休職理由を改めて思い出しながら、今後のプランを練ってみましょう。
休職期間が終わり、仕事に復帰するまでの具体的な流れ
心身ともに回復したら、仕事に戻る準備をしましょう。
仕事に復帰するには、以下3つの手順を踏みます。
- 体調が安定してきたら医者に相談する
- 人事や上司と相談して復帰先を決める
- 会社に戻りたくない場合は転職や退職を検討する
ポイントは、休職中に職場復帰するか転職するかを決めておくこと。
悩みがある状態で職場復帰をすると、ストレスの原因になってしまいます。
今後の方向性を決めたら、次は医師への相談が必要です。
1.体調が安定してきたら医者に相談する
休職中は無給なケースが多いので、いつまでも休んではいられません。
心身ともに、健康になったら医師に復職の意向を伝えます。
ちなみに、休職者の復帰可否は、以下7つの項目で判断されます。
- 復帰に対して十分な意欲がある
- 1人で安全に通勤できる
- 継続して勤務できる
- 業務に必要な作業ができる
- 仕事の疲労が翌日までに十分回復できる
- 仕事をするのに適した生活リズムがとれる
- 仕事に必要な集中力と注意力が回復している
仕事に復帰する準備ができたら、医師に診断書を再度書いてもらいましょう。
診断書をもらったら、次に上司や人事との相談があります。
2.人事や上司と相談して復帰先を決める
休職で心身の療養ができたら、上司や人事と復帰の相談をします。
復帰の相談では、主に以下3つのことを聞かれます。
- 復帰する日時
- 復帰後の勤務先
- 仕事の引き継ぎ
上司と相談する前に、あらかじめ答えを決めておけば、スムーズな職場復帰が可能です。
またクライアントワークをしている人は、得意先にも連絡をしておいたほうが無難です。
復職する際は、できるだけ相手に心配をかけないよう、事前の連絡を心がけましょう。
3.同じ職場への復帰が考えられない場合は転職や退職を検討する
休職を経ても、やはり同じ職場に復帰したくない場合は、転職を検討してみましょう。
毎日、嫌々働いていても、豊かな人生を送ることはできません。
より充実した日常を過ごすためには、職場そのものを変えることが大切です。
休職中に始められる転職活動は、以下の3つ。
- 転職エージェントに相談する
- 転職サイトに登録して仕事を探す
- 資格を取得して必要なスキルを身につける
休職期間中は、無給の場合が多いので金銭的負担が大きくなります。
そのため、転職をする場合は休職期間中から活動をしておきましょう。
まとめ:休職は身を守る選択肢!復帰が難しいなら転職も視野に入れよう
休職することは、決して悪い頃ではありません。
最も危険なことは、無理をして働き続けることです。
現在の仕事に疲弊している人は、休職の申請をしてみましょう。
- まずは会社の休業の申請方法を確認する
- 就業規則で休業期間や給料の有無を確認する
- 診断書を医者か社内の産業医からもらう
- 申請用紙と診断書を上司に提出する
- 人事・上司と休職中の連絡方法を決めておく
休職の申請が通ったら、まずは心身を休めてください。
そして、休養を経ても復職をしたくないと思うのなら、転職を視野に入れてみましょう。
転職活動は、休職中に始めることもできます。
主な転職活動は、以下3つの方法です。
- 転職エージェントに相談する
- 転職サイトに登録して仕事を探す
- 資格を取得して必要なスキルを身につける
休職期間は、人生の転換点として捉えることもできます。
より豊かな人生を歩むために、休職期間を役立ててみてください。