【未経験者向け】IT業界で働くための勉強法を徹底解説
近年、ITエンジニアの需要は増えてきています。
スマートフォンだけなく、家電やドローンといった機器の制御にもエンジニアが必要になり、現状のエンジニア数では手が回らなくなっているのです。
企業側もやる気さえあれば、未経験でも積極的にITエンジニアとして採用を進めており、PCにほとんど触ってなかった文系出身のITエンジニアも多くなってきました。
今回はそんな売り手市場のITエンジニアを目指すために、未経験の人がどんな勉強方法をすればいいか解説していきます。
未経験者が勉強する前に必要な心構えとは?
まず、勉強する前に必要なことがいくつかあります。以下の内容をしっかりと心がけてください。
最終的にどの分野のITエンジニアになるか決めておく
一口にITエンジニアといっても、非常に範囲の広い業種になります。そのため、「会員制のWebシステムの開発がしたい」「航空機の機体制御を携わりたい」といった具体的な目標がないと、勉強範囲が膨大な量になってしまいます。
まずは自分がどのようなエンジニアになりたいのかを明確にしておき、そのエンジニアになるために必要な勉強をしましょう。
必要なときに必要な分だけ勉強する
未経験者が書籍なサイトで勉強しようとすると「分からないことが多すぎる!」とお思いになるでしょう。Javaプログラミングの勉強をしたい場合、環境設定時のコマンドなどよく分からないけど必要なことがあります。
あくまで目標はJavaプログラミングをすることであり、環境設定のコマンドを覚えることではない、と割り切ることが大切です。大切なのは目的を見失わずに勉強することです。
自己分析することをクセにする
ITエンジニアの勉強や作業に没頭していると、自分を客観視することが難しいです。始めからきっちりと細かい計画を立てる必要はありません。
ITエンジニアの業務は、スケジュールに沿って設計やプログラミング、テストを行います。自分の勉強の成果やプログラミングにかかった時間などを記録することで、自分の能力を客観視することができます。自分の長所や短所をしっかりと自己分析することが、一人前のITエンジニアになるための近道です。
以上がプログラミングの勉強をする前の心構えになります。効率良く勉強するためには、まず目標を定めて勉強をし、振り返るということですね。
次に未経験者が最初に勉強すべき内容について解説していきます。
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未経験者が最初に勉強したほうがいいこととは?
未経験者がITエンジニアの勉強をしようと思ったときに「どんな勉強方法が分からない」という悩みがあります。勉強の中でも優先して覚えるべき内容がありますので、まずは以下の内容から勉強していきましょう。
ITパスポート試験の勉強をする
情報系の国家資格の入門として未経験者が初心者に人気のある資格です。
この資格の勉強を通じて、専門用語やアルゴリズムといったIT系の知識だけでなく、IT企業に勤める上で必要なコンプライアンスの重要性を学ぶことができます。未経験の人はまず、ITパスポート試験に合格するために勉強をしましょう。プログラミングの勉強をするときにも、専門用語を理解度によって学習時間に差がでてきます。
目標となるエンジニアに必要な知識を学ぶ
ITエンジニアにも職種があり、それぞれ学習する分野が異なります。
特にWebエンジニアとネットワークエンジニアは、似たような業種に聞こえますが、Webエンジニアはプログラミング、ネットワークエンジニアの場合は、ルーターやスイッチのコマンドと実際の業務はまるで異なる内容です。
できるだけ早く一人前のエンジニアになりたい場合は、自分がなりたいエンジニアに必要な知識の勉強を優先しましょう。
シェル画面に慣れておく
ITエンジニアの業務ではWindowsだけでなく、Linuxに触れる機会があります。Windowsでは「コマンドプロンプト」に該当する機能です。
実務でLinuxを使う場合、基本的に文字だけの画面にコマンドを入力してファイル操作やプログラムの実行を行います。Linuxの基本操作はどの現場や業種で働いても、活用できるスキルです。苦手意識のある人も積極的にLinuxのシェル画面に慣れておきましょう。
以上が初心者の最初に勉強すべき内容になります。どのようなエンジニアでも、上記の内容は必ず活きるスキルになります。
まだ方向性が定まっていない人は、どのエンジニアになっても腐りにくいスキルから覚えていきましょう。
勉強しながら「成果物」を作ってみよう
色々と勉強していると「理屈は分かるけどピンとこない」ことや「プログラムが動くイメージが浮かばない」といった状態になるでしょう。
そのため、勉強をしながら実際に「成果物」を作ってみることを始めましょう。
「成果物」は自分に興味のある分野からでOK
「成果物」は自分が興味のあるものからどんどん作っていきましょう。プログラムだけでなく、シェルスクリプト、データベースやネットワーク構築でも構いません。
実際にやってみると、書籍やサイトの通りに動かなかったりすることも多く、ITエンジニアの現場でも試行錯誤することは珍しくありません。まずは興味のあるものからどんどん作ってみましょう。
プログラムを作る場合、データベースの使い方も覚えよう
プログラミングの勉強を行う場合、平行してデータベースの使い方も覚えておきましょう。データベースの使い方とは、プログラムからデータベースにアクセスする方法やメンテナンスなどを指します。
ほとんどのシステムはアプリ側とデータ側で別れており、アプリ側はプログラミング、データ側はデータベースで管理していることが多いです。
ITエンジニアの業務には運用保守も含まれており、データベースの運用保守も業務に含まれています。データベースの知識も活用しやすいスキルなので、プログラミングと合わせて学習しましょう。
ネットワークの場合、機器がなく難しいが勉強方法はある
ネットワークエンジニアの場合、実機を用意するのが難しく独学でのスキルアップが難しいと思われます。ネットワーク系の資格ではCCNA(*)があります。未経験者や初心者がネットワークエンジニアを目指す上で目標にする資格です。
CCNA…Cisco Certified Network Associate。シスコシステムズ主催のベンダー系資格。ネットワークの基礎とシスコ製品のコマンドについての認定資格。
シスコの公式サイトのコマンド画面を利用する
簡単なチュートリアルですが、シスコの公式サイトにコマンド入力のエミュレーターがあります。イメージの湧かない人は、このページで動作のイメージを掴んでおきましょう。
https://www.cisco.com/comm/applications/PrepCenter/Elabs/Configuring_RIP.swf
ITエンジニアの勉強をしていると「どこまで自分ができるようになったか」分かりづらい部分があります。自分に興味のあるものを積極的に作っていくところから始め、徐々に範囲を広げていきましょう。
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どうしても勉強する方向性が分からない場合は…
ITエンジニアになりたい!と思ったものの、実務に即した目標を立てるのは難しいと思います。自分ではまだ方向性が定まらない人は以下の勉強から始めましょう。
プログラム言語はJavaの勉強をしよう
Javaはどの業界でも通用するプログラム言語です。システム開発の案件もJavaが圧倒的に多く、業務システムだけでなくAndroidアプリの開発にも使われています。
未経験者募集の求人件数も多いので、ITエンジニアになりたいと思っている人はJavaの勉強から始めましょう。
Tomcatの勉強も合わせてすると◎
Javaで作られたWebシステムの場合、Tomcatで動作させることが多いです。このようなシステムをJavaサーブレット、JSP(*)と呼びます。
JSP(*)…Java Server Pages。HTML内にJavaコードをTomcat上で動的に生成する技術のこと
会員専用コンテンツのような、会員ごとに動的に表示する内容を変化させるためにTomcatが使われています。応用範囲が広い知識なので、Javaエンジニアを目指す人はTomcatの勉強もしておくと良いでしょう。
Webエンジニアに必要な知識を勉強しよう
Javaエンジニアと同じくらい、Webエンジニアの求人件数も多いです。そのため、Webエンジニアに必要な知識を覚えておくと困ることはありません。Javaエンジニアがサーバー側(裏側)、Webエンジニアはクライアント側(見た目)と考えるとイメージしやすいでしょう。
Apache+HTML、JavaScriptのWeb関係の知識を覚えよう
ApacheはHTTPサーバーです。
あなたが普段見ている静的なWebサイトのほとんどがApache上のページです。アクセス制御やプロキシ設定をする機会も多く、覚えておくとためになる知識です。
Webページの見た目はHTMLとCSS、JavaScriptで記述します。現場で触ることの多い部分なので、未経験者はぜひ覚えておきましょう。
Linuxに触っておこう
初心者が勉強する内容にも記載しましたが、Linuxは触っておきましょう。開発したプログラムはLinux上で動かすことが多く、プログラムの展開やサービスの停止、ログの収集など、Linuxを使っていないと難しく感じるでしょう。
Viの使い方を覚えておこう
「Vi」とはWindowsでいう「メモ帳」に該当する機能です。非常に操作が独特で「モード」という概念があります。「編集モード」は文字を入力するためのモードで、「コマンドモード」はコピーや削除、文字列検索といった機能を使うモードです。
「Vi」はこの2つのモードを使い分ける必要があるのですが、初めて使った人は困惑する仕様になっています。使いこなせるようになると、他のエディタに戻れないほど軽快かつ多機能なので、抵抗の感じる人も使っていただければと思います。
自分の方向性がまだ定まっていない人は、どの業種でも活用できる「Java」「Webページ」「Linux」の勉強から始めることをオススメします。
本当に初心者ならRubyを学習しよう
また、ここまで紹介してきたJavaやLinusは少し初心者には難しいです。ですので、Javaと同じように案件が多く、システム開発の案件ができて、Webページの作成ができる「Ruby」という言語がおすすめです。Rubyは初心者が学習するのに向いている言語なので、まずはまったくプログラミング初心者の場合はRubyを学習するのがおすすめです。
まとめ
今回は未経験でもITエンジニアを目指すために必要な心構えと勉強方法について、解説させていただきました。
基本的に自分がどういうエンジニアになりたいかがない場合は、JavaやRubyのような言語を学習するのがおすすめです。特に初心者が学びやすいRubyは、他の言語より即戦力レベルになるのに時間がかからないため、少しでも興味がある場合はまずは学習してみてくださいね!
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