エンジニアの独立について徹底解説!きっかけやメリット・必要なことや年収まで網羅
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最近は、エンジニアに就職・転職している人が多いですよね。
スキルと実績を身につければキャリアを積みやすいエンジニアですが、人によっては会社で消耗していることも。
エンジニアとして働いている方のなかには、
「会社の歯車として働き続けるのは嫌だな…」
「エンジニアとして独立したいけど、何から始めればいいんだろう?」
「会社員とフリーランスとで年収の差はどれくらい?」
と考える方も少なくありません。
そこで今回は、
- エンジニアが独立するきっかけ
- エンジニアが独立するメリット・デメリット
- エンジニアが独立するために必要なこと
- エンジニアの平均年収を会社員・フリーランスで比較
などについて詳しくご紹介します。
「エンジニアの独立に興味がある!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
エンジニアが独立するきっかけ3つ
エンジニアとして独立する方は、それまで会社のエンジニア職などで働いていた方が多いです。
会社でエンジニアをしていた人が独立を考えるきっかけには、どんなものがあるのでしょうか。
一般的な独立のきっかけを知っておくと、独立に迷っているときの参考になりますよ。
ここでは、エンジニアが独立する主なきっかけを3つご紹介します。
- 年収などの待遇に不満がある
- 時間や場所にとらわれず働きたい
- やりがいを求めている
それぞれについて見ていきましょう。
1.年収などの待遇に不満がある
大きなきっかけの1つは、年収など労働環境や待遇に不満があることです。
一般的にエンジニアは高収入なイメージがありますが、下流工程で働くような職場の場合は収入が低めのケースもあります。
- 収入が低い
- 残業や休日出勤が多い
- 自分がやりたいことができない
- キャリアが積み重ならない
上記のような労働環境や待遇に悩むエンジニアは意外と多いもの。
「このまま会社で働いていても、希望の働き方ができない」と感じて、独立を考えるようになります。
2.時間や場所にとらわれず働きたい
独立することで得られる大きな変化として、時間や場所にとらわれずに働けます。
自由度の高い働き方をしたいと考えて独立する人は多いですよ。
会社員のエンジニアは多くの場合、決まったオフィスに出勤して、決まった勤務時間で仕事をするでしょう。
最近ではフリーアドレスやリモートワークなど、柔軟な働き方が導入されてきているものの、まだまだ少数派ですよね。
会社はエンジニアとして働きやすい開発環境などが整っていることが多いですが、エンジニアの仕事内容自体はパソコン1台でもできます。
「好きな場所で仕事がしたい」「時間帯を気にせず働きたい」という方は、独立することで理想の働き方が手に入ります。
3.やりがいを求めている
会社の仕事では得られないやりがいを求めて独立するケースもあります。
たとえば、「会社では指示書通りにコーディングするのみだけど、本当は要件定義から納品まで一貫して担当したい!」など、自分がやりがいを感じることが明確な場合が多いです。
ほかにも、
- クライアントに寄り添った提案から携わりたい
- プロジェクトを最後までやり遂げたい
- 常に新しい分野に携わり、スキルを高めたい
などの思いが独立を考えるきっかけになります。
会社員の場合、希望の業務ができるかは人事の采配次第でしょう。
しかし、独立してフリーランスになれば、どんな仕事をするかを自分で選べます。
自分がやりがいを感じられる仕事に携われるので、意欲を持って独立を決意する方は多いです。
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エンジニアとして独立するなら年齢が若いうちがおすすめ
エンジニアが独立する主なきっかけについてお伝えしました。
さまざまな背景から独立という選択肢があることがわかりますね。
「エンジニアとして独立しようかな」と考えたとき、まず知っておくべきは「年齢」が重要なポイントになることです。
フリーランスエンジニアは、年齢が若くて体力がある人が多い傾向にあります。
独立したての頃は仕事量や収入が不安定ですが、若ければ生活費を抑えつつ案件を多く獲得しやすいためでしょう。
また、もし独立後に再び会社員として働きたいと考えたとき、年齢が若いほうが転職しやすいという面もあります。
若いうちに独立し、会社員とフリーランスの両方で働くことを経験して、その後のキャリアを考えるといいですよ。
エンジニアとして独立に向いている人の特徴3つ
エンジニアとして独立するのは若いうちがおすすめとお伝えしました。
若い頃にフリーランスで働く経験をすると、その後のキャリア選択に活かせます。
「でも、自分はフリーランスに向いているかな?」と不安に感じる方もいるでしょう。
確かに、独立して事業を継続していくには、向き不向きがあると言えます。
独立した後に向いていないことがわかって後悔する、なんてことは避けたいもの。
一方で、向いていることがわかればすぐに行動を起こしたい、なんて方もいるかもしれません。
ここでは、エンジニアとして独立に向いている人の特徴を3つご紹介します。
- エンジニアとしてのスキルに自信がある
- コミュニケーションが得意
- 何事にも柔軟に対応できる
当てはまる項目が多ければ、独立してもうまくやっていける可能性が高いでしょう。
あなたの向き不向きを考える参考にしてみてくださいね。
それぞれの項目について詳しくご説明します。
1.エンジニアとしてのスキルに自信がある
エンジニアのスキルに自信がある人は、独立が向いています。
フリーランスエンジニアとして独立すると、会社員のように目の前に仕事があるわけではありません。
スキルを活かして自分で案件を獲得し、こなす必要があります。
そのため、エンジニアとしてのスキルは非常に重要です。
汎用性が高く高度なスキルがあるほど、優良な案件を数多く獲得できますよ。
案件を継続的に得られれば、収入が安定します。
スキルが高いほど高単価な案件を獲得でき、収入も高くなるでしょう。
高いスキルがあれば、会社員の頃より高収入を得ることも可能です。
エンジニアとしてスキルに自信がある方は、独立をおすすめします。
2.コミュニケーションが得意
フリーランスとして独立すると、クライアントと直接関わり案件を獲得します。
コミュニケーションが得意だと信頼を得やすく、安定的な仕事につながるでしょう。
コミュニケーションは独立後の案件獲得や契約継続に大きく影響します。
丁寧なコミュニケーションをとることで、クライアントが安心して仕事を依頼しやすくなるためです。
「フリーランスに求められるコミュニケーションって?」という方は、次のことを参考にしてみてくださいね。
- メッセージに迅速に返信する
- 納期や案件詳細を十分に確認する
- 進捗や懸念点は報告・相談する
- クライアントの立場に寄り添った提案をする
- 感謝や謝罪などを誠意を込めて伝える
世の中には、相談せずに納期に遅れる、問題をすぐに報告しないなど、仕事をする上で必要なコミュニケーションが十分にできない人もいます。
コミュニケーションが得意な人は、クライアントの信頼を得て、フリーランスとして安定した活動ができるでしょう。
3.何事にも柔軟に対応できる
何事にも柔軟に対応できる人はフリーランスが向いています。
フリーランスは自由度が高い分、あらゆることを1人でこなさなければなりません。
たとえば、次の業務は会社では担当の部署がおこないますが、独立するとすべて自分でやる必要があります。
- 営業
- 経理業務
- クライアントとの連絡
- トラブル対応
フリーランスとして働いていると、金銭トラブルなどに巻き込まれることも少なくありません。
しかし、会社が守ってくれた会社員の頃とは違い、頼れるのは自分だけです。
エンジニア以外の業務をどうするか、想定外のことが起きたときにどうすべきか、など柔軟な対応力が求められます。
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エンジニアが独立するメリット3つ
エンジニアの独立が向いている人の特徴をお伝えしました。
仕事を安定して得るための素養があると、安心ですね。
「仕事獲得に苦労するなら、会社員のほうがいい?」と疑問に感じた方もいるかも知れません。
会社員はエンジニアの仕事だけに集中できるので、その点はメリットと言えます。
しかし、エンジニアが独立して得られるメリットも大変魅力的です。
ここでは、エンジニアが独立するメリットを3つご紹介します。
- 初期費用がかからない
- 年収が上がる可能性がある
- 人間関係のストレスが減る
上記のように、フリーランスエンジニアは金銭面や人間関係に利点があるのです。
詳しく見ていきましょう。
1.初期費用がかからない
「独立」「起業」と聞くと、初期費用がたくさんかかるイメージがあるかもしれません。
しかし、エンジニアが個人で独立する場合は、ほとんど初期費用がかからないのです。
エンジニアが独立を考えたときに、必要と考えられる初期費用は次の通り。
- パソコンやWi-Fi環境など開発環境にかかるお金
- デスクや椅子など作業環境にかかるお金
- 安定した収入を得るまでの生活費
一般的な独立や起業では、オフィスを借りたり必要備品を揃えたり、何かと物入りです。
それに比べて、エンジニアの独立で必要になるのはパソコンやWi-Fi環境などのみ。
独立前から持っているケースがほとんどなので、初期費用はほぼゼロと考えてもいいでしょう。
初期費用をかけずに独立できるのは、エンジニアならではの利点ですね。
2.年収が上がる可能性がある
エンジニアの独立の大きなメリットとして、年収が上がる可能性があることが挙げられます。
会社員の場合は、仕事量にかかわらず給料は基本的に一律ですよね。
一部インセンティブなどがあるケースもありますが、少ないでしょう。
しかし、フリーランスエンジニアなら仕事量を増やすほど、得られる収入も増加します。
もっと年収を高くしたいと思えば、単価もしくは案件数を増やすことで年収アップを叶えられますよ。
自分で年収を調整できるのは、フリーランスならではの強みです。
3.人間関係のストレスが減る
独立すると社内での人間関係から解放され、ストレスが減るというメリットもあります。
会社員は固定の人間関係のなかで仕事をしなければならず、ときには大きなストレスを抱えることもあるでしょう。
フリーランスなら、一緒に仕事をする相手を自分で選ぶことができます。
仕事をしていると、「こういう人と働くのは苦手だな」「こんな人となら仕事しやすい」と感じることってありますよね。
自分が快適だと感じる人間関係のなかで働けば、ストレスがたまりません。
エンジニアが独立するデメリット3つ
エンジニアが独立するメリットについてお伝えしました。
人によっては希望の働き方を得られる、魅力的な選択ではないでしょうか。
しかし、エンジニアの独立にはデメリットももちろんあります。
デメリットを理解し、許容できるかを考慮した上で判断すると失敗しにくいです。
ここでは、エンジニアが独立するデメリットを3つご紹介します。
- 雑務が増える
- 収入が不安定
- 社会的信用度が低い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.雑務が増える
会社員からフリーランスとして独立すると、雑務が増えます。
具体的には、次のような業務をしなければなりません。
- 営業:案件の提案や獲得、継続など
- 経理業務:請求書の作成や税金処理など
- クライアントとの連絡業務:案件詳細についてヒアリングや日程調整など
会社に努めていた頃は、エンジニアの業務だけを担当していたでしょう。
ほかの業務は、それぞれ営業・経理・事務といった担当部署が対応していました。
しかし、独立すればすべてを自分1人でこなすことになります。
営業や税金関係など、新たに知識やノウハウを身につけねばならず、大変です。
2.収入が不安定
独立して間もないうちは、仕事量が変化しやすく、収入も不安定になります。
フリーランスエンジニアは自分で仕事を獲得しない限り、収入を得られません。
収入を安定させるには、仕事を継続的に依頼してもらう必要があります。
クライアントとの信頼関係を構築することが大切です。
しかし、個人がクライアントから信頼を得るには時間がかかるもの。
クライアントがゼロの状態から独立するのであれば、しばらくは収入が不安定でしょう。
3.社会的信用度が低い
会社に属さないフリーランスエンジニアは、社会的信用度が低いというデメリットがあります。
一般的な会社員は、社会的信用が高いです。
それは信用のある会社に属して、毎月一定の給料を受け取っているため。
しかし、独立すると会社という後ろ盾がなくなります。
個人として判断されるため、社会的信用度が低くなるのです。
社会的信用度が低いと、次のような不利益を被ることがあります。
- クレジットカードが作れない
- ローンの審査に通らない
- 賃貸契約ができない
もしクレジットカードの作成やローンによる買い物を検討しているなら、独立する前に済ませておきましょう。
社会的信用度が低くなることを知らず、独立後に後悔する人は少なくありません。
エンジニアが独立するために必要なこと4つ
エンジニアが独立するメリット・デメリットをご紹介しました。
両方の観点から考えて、独立を検討しましょう。
「自分は独立を選ぶ!」という方は、独立するまでに必要な手順を知る必要があります。
いきなり会社を退職すると、あとになって苦労することも。
必要な手続きを理解し、余裕を持って独立への準備を進めてくださいね。
ここでは、エンジニアが独立するために必要なことを4つご紹介します。
- 資金の準備
- 開業届の提出
- 営業スキル
- 事務や経理の知識
順番に見ていきましょう。
1.資金の準備
まずは資金の準備をします。
パソコンなど必要なものさえあれば、エンジニアの独立には初期費用はほとんどかかりません。
しかし、収入がある程度安定するまでは貯金で生活することになるでしょう。
半年〜1年分の生活費の備えがあると安心ですね。
生活に金銭的な不安があると、焦りの気持ちが仕事にも影響します。
余裕を持った資金準備を心がけましょう。
独立後は固定支出を最小限に抑えることで、用意する資金を少なくすることもできますよ。
2.開業届の提出
個人で独立する場合、開業届の提出をすることで、個人事業主として活動できるようになります。
開業後1ヶ月以内の提出と定められているので、早めに提出しておきましょう。
開業届は国税庁のホームページか、管轄地域の税務署で配布されています。
必要事項を記入して、管轄地域の税務署に提出するだけで、手続き自体はとても簡単です。
1ヶ月を過ぎて提出をしても、特に罰則などはありません。
しかし、開業届の提出によって、晴れて個人事業主として活動する実感が得られます。
開業届について詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
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3.営業スキル
独立後に仕事を獲得する上で重要なのが、営業スキルです。
「自分は営業が苦手かも」と考える方がいますが、営業はスキルなので練習すれば上達します。
自分のエンジニアとしての能力を求めている人を探すという意識で、積極的に行動しましょう。
フリーランスとして活動していくには、営業スキルは必須です。
案件を継続的に獲得できるよう、営業スキルを身につけておきましょう。
独立前から営業スキルを磨き、副業として案件を受けてクライアントの信頼を得ておくと安心です。
4.事務や経理の知識
独立すると事務や経理業務を自分でやらなければなりません。
そこで、事務・経理についての知識を学んでおきましょう。
フリーランスに必要な事務や経理の知識は、書籍や動画などで学べます。
正しい知識を身につけて普段から実践していれば、トラブルの際や税金処理で困ることがありません。
独立前の段階から勉強しておきましょう。
エンジニアの平均年収を比較
エンジニアの独立必要なことをお伝えしました。
いきなり独立するのではなく、必要な準備を整えてスムーズなスタートを切りましょう。
独立を検討している方は、「会社員から独立したら、収入はどれくらい変わるんだろう?」と考えているのではないでしょうか。
収入は生活や仕事へのモチベーションに関わる部分でもあり、気になるポイントですよね。
ここでは、会社員とフリーランスの平均年収を比較してご紹介します。
さっそくそれぞれの平均年収を見ていきましょう。
1.会社員エンジニアの平均年収は512万円
2021年1月時点で、会社員エンジニアの平均年収は512万円です。
(出典:求人ボックス給料ナビ)
2020年9月に発表された国税庁の調査によると、日本の平均年収は436万円。
(出典:国税庁 民間給与実態統計調査)
エンジニアは比較的高年収の職業であることがわかります。
ただし、全体の給料分布でのボリュームゾーンは429万円〜506万円の水準のため、一部の高年収のエンジニアに平均が引き上げられている実態です。
月給では35万〜42万円であるエンジニアが多いでしょう。
2.独立したフリーランスエンジニアの平均年収は636万円
2020年3月時点で、独立したフリーランスエンジニアの平均年収は636万円です。
(出典:CREATE VILLAGE)
月収では53万円になります。
会社員エンジニアと比較して、年収は100万円以上、月収も10万円以上も高いことがわかりますね。
実は、会社員エンジニアは案件の単価のうち、会社の取り分が差し引かれています。
フリーランスエンジニアなら、案件の営業から連絡、開発、納品までを一貫して1人で行っているため、案件単価がまるごと収入になるのです。
「もっと年収を上げたい!」という方は、フリーランスとして独立して意欲的に活動すれば、十分現実的です。
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独立したエンジニアが年収アップに必要なこと3つ
会社員エンジニアとフリーランスエンジニアの年収についてお伝えしました。
年収アップを望むなら、独立は有効な選択肢の1つです。
しかし、ただ独立しただけでは収入が不安定になるだけで、確実に収入を上げられるわけではありません。
年収アップに必要なことを知り、着実に年収を高めましょう。
ここでは、独立したエンジニアが年収アップに必要なことを3つご紹介します。
- 自分の価値を最大化する
- 上流工程の実績を増やす
- エージェントを活用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.自分の価値を最大化する
まず重要なのは、自分の価値を最大化することです。
自分はどんな分野に強みがあるのかを客観的に理解し、専門性を高めることで価値を上げましょう。
また、自分の価値を相手にわかりやすく伝えることも大切です。
たとえば、次のような場合、後者のほうがあなたの価値を最大化できています。
- 「Pythonを使った開発経験があります。」
- 「Pythonによるマーケティングシステムの開発経験があります。御社の売上を20%アップさせるシステムを開発可能です」
営業や単価交渉では、クライアントがあなたの価値を感じやすいようにアピールしましょう。
2.上流工程の実績を増やす
単価を決める際、あなたの実績が大きな指標になります。
同じ案件でも、どんな相手に依頼するのかで単価は変わるものです。
収入をアップするには、上流工程の実績を増やすことが効果的。
上流工程の実績があれば、クライアントはあなたに対してたとえば次のような評価をするでしょう。
- 案件をこなすだけの知識と技術がある
- 上流目線での開発ができる
- 開発だけでなくプロジェクトマネジメントもできる
- 指示やフィードバックをするコストが必要以上にかからない
上流工程の実績がある人材は重宝されます。
優良な条件で案件を受けやすく、継続にもなりやすいですよ。
収入アップを目指すなら、上流工程の実績を重ねましょう。
3.エージェントを活用する
高単価の案件を獲得する方法として、エージェントを活用するのが効果的です。
フリーランスエンジニアに特化したエージェントなら、次のようなサポートを受けられますよ。
- 高単価・好条件の案件紹介
- クライアントとの単価交渉の代理
- さらなる年収アップに必要なことをアドバイス
- フリーランスとしてのキャリア相談
エージェントは一般非公開の高単価・好条件案件を保有しているケースも多いです。
活用すれば、見つけることが難しい案件を受注できるでしょう。
また、フリーランスエンジニアとしてどのようなキャリアや経験を積むべきか、相談することも可能です。
独立すると1人で手探りするような状態になるため、フリーランスエンジニアのキャリアに精通したエージェントは心強い存在になります。
フリーランスの仕事選びについては、こちらの記事もご覧ください。

エンジニアの独立でよくある失敗5つ
独立したエンジニアのなかには、失敗を経験する方もいます。
せっかく希望の働き方に近づくために行動を起こすのに、失敗するのは避けたいもの。
エンジニアの独立によくある失敗を知ることで、対策を立てることもできますよ。
ここでは、エンジニアの独立でよくある失敗を5つご紹介します。
- 働いていた会社との関係性が悪くなる
- 未払いなどの金銭トラブル
- 現状に満足してスキルを伸ばさない
- 自己管理ができず体調を崩す
- 精神面の調子を崩す
どれも多くのエンジニアが経験している失敗です。
それぞれ見ていきましょう。
1.働いていた会社との関係性が悪くなる
独立後に、それまで働いていた会社との関係性が悪くなるという失敗をすることがあります。
具体的には、
- 社内でトラブルを起こしたまま退職した
- 会社のクライアントを自分のクライアントにした
- 会社と競合するやり方で事業を始めた
- 会社で得た情報や技術を用いて事業を始めた
などが挙げられるでしょう。
働いていた会社と良好な関係を保てれば、独立後も応援してもらえたり、仕事を回してもらえたりする可能性があります。
しかし、関係性が悪くなると応援や協力は望めません。
むしろ、場合によっては大きなトラブルに発展することもあるので、注意が必要です。
2.未払いなどの金銭トラブル
フリーランスとしてよくある失敗に、未払いなどの金銭トラブルがあります。
収入が生活に直結しているフリーランスにとって、報酬の未払いがあると困りますよね。
「納品したのに報酬が振り込まれない」「納品後に値切られた」など、金銭に関わるトラブルは多いです。
金銭トラブルになる場合、次のようなケースが多い傾向にあります。
- 契約時に書類をかわさなかった
- 契約書類の内容をよく確認していなかった
- 報酬の全額を納品後の支払いとしていた
契約時には必ず書類を作成し、内容をよく確認しましょう。
また、報酬は何割かを仮払いとして事前に受け取っておくと安心です。
3.現状に満足してスキルを伸ばさない
フリーランスになると、仕事も働き方も自分次第です。
現状に満足してスキルを伸ばさなくなり、あとから後悔するパターンもあります。
エンジニアは変化のスピードが速い業界の技術者なので、成長が止まってしまうと不利です。
楽だからとスキルの伸びないような同じ案件ばかり受注していると、数年後に失敗に気づいて後悔します。
せっかく仕事を選べるフリーランスエンジニア。
失敗しないためにも新たな分野に挑戦し、積極的にスキルを伸ばしましょう。
4.自己管理ができず体調を崩す
会社員とは違って、フリーランスは働く時間や場所を自分で決められます。
エンジニアのなかには案件を受注しすぎてハードワークになり、体調を崩してしまうことも。
フリーランスは自己管理が非常に重要です。
- 受注している案件数
- スケジュール
- 生活のリズム
- 体調
など、自分で管理しながら仕事をしなくてはなりません。
体調を崩すと仕事ができなくなり、収入に関わります。
規則正しい生活を心がけ、無理のない仕事量やスケジュールで働けるよう管理しましょう。
5.精神面の調子を崩す
フリーランスエンジニアのなかには、独立後のストレスなどにより精神面の調子を崩すことがあります。
精神的につらくなる原因はさまざまです。
- 収入が安定せず強い焦りの気持ちがある
- クライアントとコミュニケーションがうまくいかない
- フリーランスとして働き続けることに大きな不安がある
場合によっては仕事ができなくなり、収入が得られなくなる可能性もあります。
不安や焦りは誰でも感じるものですが、度を超えたものならきちんと対処すべきです。
心身の不調で仕事や生活に困ったときは、公的な機関に相談しましょう。
まとめ:エンジニアとして独立するためには市場価値を高めることが大切
今回は、エンジニアの独立についてご紹介しました。
エンジニアとして独立する選択には、メリットとデメリットがあります。
それぞれをよく理解し、目的を明確にして独立を成功させましょう。
エンジニアは技術職なので、スキルや実績を磨いて市場価値を高めることが重要です。
フリーランスとして独立を考えるなら、積極的に新しい分野に挑戦してスキルアップをしておきましょう。
いきなり会社を退職するのではなく、計画的に準備を進めて独立し、理想の働き方に近づいてくださいね。