仕事で上司と合わないと感じる理由とは?上手に付き合う方法とストレスを溜めないコツを解説
「あの上司と話が全然合わない」
「上司からの圧力に耐えられない」
と思うことはありませんか?
気持ちよく仕事をしようとしても、上司との関わりで疲れてしまうこともありますよね。
では「職場の嫌な上司」をうまく回避するにはどうすればいいのでしょうか?
そこで今回は、
- 上司と考えが合わない原因
- ストレスを溜めないように立ち回る方法
- どうしても上司と合わない時の手段
について詳しく解説します。
この記事を読めば、上司との関わり方がわかり、意欲的に働けるようになります。
今、上司に悩まされている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
仕事をするうえで上司と合わないと感じる10の理由
私たちが業務をおこなううえで、上司を選ぶことはほぼ不可能です。
多くのビジネスパーソンが、たまたま出会った上司と波長が合わずに困っているのが現状なのです。
なかでも、以下のような要因が重なると、上司とのコミュニケーションが難しいと思いがちです。
いずれの項目も「考え方の違い」が根本にあることがわかるでしょう。
それぞれの内容を深掘りしていきます。
1.性格や価値観が合わない
上司と合わないと感じる要因のなかの1つに「性格・価値観の相違」が挙げられます。
今まで生きてきた背景が違うのももちろんありますし、学んだ環境や時代についての問題もあるでしょう。
- 合理性を求める働き方をしたいが、根性論を押し付けてくる
- 夜遅くまで働いている人だけを評価する
たとえば、上記のような形で「勤務時間が長い」ことだけを評価する人もいるでしょう。
ですが「結果を出すことが大切」と考えているのであれば、上司の考え方に対してストレスを感じるのも無理はありません。
2.部下の意見を聞かない
上司が「上」で部下は「下」という考え方を、そのまま鵜呑みにしている上司と仕事をすると、合わないと感じてしまうものです。
マネジメントを担当する上司は自分の意見が正しいことを疑わず、実務を担当する部下の話を聞かない人もいるのです。
- 俺がお前のころは、そのやり方で結果が出た。だから結果が出ないのはおかしい
- 経験が足りないから、そういう失敗をするんだ
こんな形で、部下に対して聞く耳を持たない上司がいると、仕事のモチベーションにも関わってきます。
部下の意見を共有できない上司がいると、職場環境も悪化するでしょう。
3.言動が理不尽
上司の意見が部下の中で腹落ちできていない場合は、上司に対してストレスを感じがちです。
部下としてはただ単に上司の言いなりになるしかなく、目的もわからない作業を強要させられるだけです。
たとえば、もしあなたが突然、直属ですらない先輩から資料整理をお願いされたのであれば「なぜ自分を働かせるんだろう」と不満に思うでしょう。
仕事の目的、やりがいを見いだせない業務を振ってくる上司がいる職場環境は、意欲的になれないのも無理はありません。
4.上司の能力不足で仕事ができない
そもそも仕事ができないのは、あなたが原因ではなく、あなたの上司である可能性があります。
もちろん「定められたタスクを実行すること」が、部下の務めではあります。
ですがその指示された内容が本質的でなければ、そもそもそのタスクを実行しても結果には繋がりません。
- プロジェクトを実行するための専門的なスキルを持ち合わせていない
- 周囲と連携するためのコミュニケーション力が足りない
こういったネガティブな側面を上司が持ち合わせていれば、部下であるあなたにストレスが溜まるのも無理はありません。
5.自己流のやり方を押し付けてくる
あなたがイメージしているビジョンと全く違うやり方を押し付けてくる上司は、ストレスの原因となりうるでしょう。
仕事に対しての考え方・成果へのつなげ方が上司と異なっている場合は、部下であるあなたはやりづらい思いをするでしょう。
たとえば、あなたが「成果を出すことが最優先」と思って働いているとして、上司が「みんなと一緒に飲み会にいくのも大切だ」と、毎日のように飲み会の参加を強要してくるとします。
上司の成功体験、経験をもとに指導してくれるのはありがたいことですが、部下が快く受け入れられるかどうかは別問題なのです。
6.相談しにくい
常に気難しい様子を見せていたり、部下との距離感が遠い上司と働くことは、ストレスの蓄積に繋がりかねません。
どう進めればいいのかわからない問題を抱えたとしても、相談しにくい環境下では、問題解決に至るまでの時間も相当なものになるでしょう。
- 分からないことは自分で調べろ
- 同じことを何回も質問するな
こういったスタンスを常に持ち続けている上司には、部下はなかなか声をかけにくいものです。
7.感情の起伏が激しい
部下が上司に相談した時に調子が突然感情を変える上司がいると、職場環境が悪い方向に進んでしまいます。
部下としてはどのように相談すればいいのか分からず手が止まってしまい、 仕事のパフォーマンスにも影響が出るでしょう。
- すぐに怒鳴る
- 机や椅子などの備品を蹴る
- 突然黙りこむ
上記のような特徴がある上司がプロジェクト内にいると、ストレスが溜まるのも無理はありません。
8.あいまいな指示で仕事を丸投げしてくる
仕事の内容を具体的に指示することなく、部下に丸投げする上司もいます。
自身の手を極力かけたくないことから起こる問題ですが、具体的な行動内容がわからないと、部下にとってはストレスになるでしょう。
- そもそも上司が仕事の内容を理解していない
- 単純に仕事を面倒だと思っている
- この部下なら丸投げしてもやってくれると思っている
これらの要因は、上司が部下のスキルを正確に把握していないことが原因として考えられます。
抽象度の高い指示を受けてばかりの部下は、蓄積されたストレスも相当なものでしょう。
仕事を丸投げしてくる上司の特徴とは?業務を押し付ける人から逃げる方法も解説9.手柄を横取りしてくる
あなたが出した成果を上司が横取りした場合、やはりよい思いはしないでしょう。
自分が時間をかけて努力して出した成果が、周りから「上司の手腕の賜物だ」と言われるだけ。
そして、あなたには一切スポットライトが当たらないのは、やはり寂しいものがあるはずです。
いわゆる手柄は上司のもの、 失敗は部下の責任という考え方を持った上司では、快くコミュニケーションは取れないものです。
10.時代の変化に対応しようとしない
ITやテクノロジーの発達により、ビジネスをするうえでの環境も大きく変わりました。
ところが、この環境の変化に対応する気が一切ない上司がいることも事実です。
たとえば社内でペーパーレス化を推進する動きを見せたいとしても、上司が紙媒体ばかり使うような環境ではなかなか現状を変えられません。
上司の怠慢や慣れなどから環境の変化に対応したがらない職場環境では、新しいことをどんどん取り入れたい部下と関係が良好にならないのは当然のことでしょう。
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仕事でストレスを溜めないように上司と付き合う7つのコツ
上司と関わる職場環境にストレスを感じるのであれば、ストレスをためない処世術を覚えておくべきです。
ストレスの回避策を理解できていれば、上司から受けるストレスも緩和できるでしょう。
- 仕事だと割り切る
- 自分に原因がないか考える
- 与えられた仕事を完璧にこなす
- 上司をおだてて上手に付き合う
- ゲーム感覚で楽しむ
おもに、この7点を理解するだけでも、上司との付き合う難易度は変わってくるでしょう。
それぞれの項目を細かく紹介していきます。
1.仕事だと割り切る
上司とのコミュニケーションも「仕事の一環」と捉える考え方があります。
嫌な上司と関わるのは面倒かもしれませんが、とはいえコミュニケーションを適当にしてしまうと、今後の仕事に悪影響を及ぼすでしょう。
- 飲み会に行きたくないけど、上司と仲良くなって仕事がやりやすくなるなら仕方ない
- きつく怒られることもあるけど、自分のことを思って言ってくれているから受け止めるべきだ
こういった発想を持ちつつ、仕事に徹する意識が大切です。
もちろん、あまりにも耐えられない場合は、人事部などの部署に相談すべきです。
ですが「仕事を円滑に回すための手段」と合理的に捉えられるうちは、意識的に仕事と割り切るように努めましょう。
2.自分に原因がないか考える
上司があなたにきつく当たる原因は、本当に上司の性格的要因なのかは見直すべきです。
場合によっては、あなたのスキル不足、ないしは怠慢で上司が神経質になっている可能性もあります。
- 進捗報告などは上司に逐一報告しているか
- 真面目に働いている姿勢を伝えられているか
- そもそも、上司とのコミュニケーション不足からこの問題が発生しているのではないか
上記のような多角的な目線で自身を客観視することが大切です。
今後の人間関係で大きな問題を引き起こす原因になることもあるので、改めて自分に非はないかを見直してみましょう。
3.与えられた仕事を完璧にこなす
そもそも「結果」が出ていれば、上司はあなたに対してストレスを与えることはしてきません。
いくら上司といえど、仕事の邪魔をしてくる状況であれば、社内に状況を共有すべきです。
ですが、上司が部下にきつくあたる理由の多くが「仕事が問題なく達成できているか心配だから」ともいえるでしょう。
- 自分から上司に日報を送る
- 進捗や目処などの共有も徹底する
- 余裕をもったタイムマネジメントを心がける
このような取り組みを心掛け、誰から見ても「完璧」と思われるように振る舞えば、上司が文句を言ってくることもないでしょう。
4.上司をおだてて上手に付き合う
不本意と思う方もいるかもしれませんが、あえて上司をおだてるのも有効な方法の1つです。
上司としては、部下の信頼が厚いことは嬉しいことなので、おだてられると悪い気はしないでしょう。
このとき、上手に立ち回るためには「おだてる」ことに夢中にならず、上司の機嫌がよくなったところで、自分の要望を通すということです。
正攻法では通らなかった提案でも、おだてから意見を伝えることで、ポジティブに捉えてもらえる可能性が高まります。
5.ゲーム感覚で楽しむ
上司をどう「攻略」するか、といった発想で仕事に取り組むこともおすすめです。
ただ単に上司の圧力に耐えるだけでは、モチベーションは上がりません。
ですが「この上司からどう評価されるか」をシミュレーションしながら乗り越えていくことで、日々の仕事にも張りが生まれます。
- この伝え方はネガティブに評価されるかな
- 今の仕事を早く終わらせたら、上司も笑顔になるだろう
このようなイメージをしながら業務に取り掛かると、毎日の業務も楽しくなるでしょう。
上司が嫌いで仕事に集中できないときのストレス発散法5選
上司との関わりはストレスになりがちな中、多くのビジネスパーソンが各々のストレス発散法を取り入れています。
自分にあった発散法が見つかれば、辛い職場も乗り越えられるでしょう。
とくに以下のような方法は、さまざまな人が取り入れている手段なので、一定の効果は見込めるといえます。
- 家でゆっくり過ごす
- 美味しいものを食べる
- 休日を思いっきり楽しむ
- 適度な運動をする
- 家族や仲のいい友人と会う
もしストレスとの向き合い方に悩んでいるのであれば、まずはここから取り入れてみるといいでしょう。
それぞれの項目を、細かく紹介していきます。
1.家でゆっくり過ごす
職場の張りつめた環境から逃れるために、家でリラックスしながら過ごす方もいます。
自宅ではあえて仕事のことは考えず、オンオフを明確にすることで、出勤時にメリハリが生まれるのです。
趣味に時間を使ったり、のんびりとDVDを観るのもよいでしょう。
せわしなく進む時間の流れを落ち着かせるためにも、家でゆっくりと過ごすことも大切です。
2.美味しいものを食べる
仕事上がりに、美味しいものを食べにいくこともおすすめです。
ストレスが溜まった職場から意識を離すことで、重くのしかかっていた上司の重圧から抜け出せるでしょう。
普段は行かないようなレストランに行って、日々の疲れから心を解放させることで、翌日以降の活力に繋がります。
「食」を通じて、上司との関係性から生まれるストレスを軽減させましょう。
3.休日を思いっきり楽しむ
あえて平日は上司とのつきあいに全力を尽くし、その分休日は思いっきり羽を伸ばすという考え方も大切です。
そもそも休日にも関わらず、上司のことを考えなければならない、というわけでもないでしょう。
- 観たかった映画を観に行く
- 行きたかった場所へ旅行をする
- ショッピングを楽しむ
平日ではできないことを存分におこなうことで、上司との嫌な出来事も忘れられます。
オンオフをつける意味でも、休日は目一杯楽しみましょう。
休日をひとりで過ごす方法28選!1日を充実させる5つのポイントも解説4.適度な運動をする
とくにデスクワークのビジネスパーソンにとって「運動不足」は重要なキーワードとなるでしょう。
平日は上司の指導や注意などからストレスが溜まりがちですが、そういった方こそ身体を動かすことをおすすめします。
- 30分ほどジョギングをする
- 軽い筋トレをおこなう
運動のメニューは自分に合ったものを取り入れるのよいでしょう。
最近ではYouTubeにも、適切な身体の動かし方やトレーニングの動画があります。
そのようなツールも活用しつつ、運動を習慣にしてみましょう。
5.家族や仲のいい友人と会う
上司との人間関係に難しさを感じているのであれば、人間関係が良好な仲間や家族と関わることがおすすめです。
関係値の高い仲間となら、少しぐらいの愚痴や弱音を吐くことも問題ないでしょう。
- 会社であったことを赤裸々に話す
- 上司との人間関係で悩んでいることを打ち明ける
- これからどうすればいいか相談してみる
職場外でのコミュニティの人からの目線を理解することで、今後の立ち回りのヒントに繋がることもあります。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
仕事の上司と合わないときにやるべき5つのこと
もしあなたが上司との関わりに行き詰まり、ここまででお伝えした内容を活かしても改善に繋がらない場合は、もう少し踏み込んだ行動が必要になります。
状況が変わらないことを憂うのではなく、さらに大きく動いてみましょう。
そのために必要な行動内容は、以下の5点です。
- 上司と合わない以外の転職理由があるかを考える
- 上司よりも上のポジションの人に相談する
- 環境を変えれば状況が改善するのか考える
- 今後のキャリア形成に影響があるかを再確認する
- どうしても耐えられない場合は転職も視野に入れる
これらの項目の多くが「環境を変える」内容です。
上記でまとめたように、自分自身を変えることが難しい場合は、自分の立ち位置を変えることに努めてみましょう。
仕事中に起こるパワハラはどうすべき?被害に遭う人の特徴と対策を徹底解説1.上司と合わない以外の転職理由があるかを考える
あまりにも上司と価値観が合わない日々が続いた際に、次第に浮かんでくる考えに「転職」は挙げられるでしょう。
ですが、転職理由が「上司と合わない」だけでは、次の仕事を見つける際の明確な志望動機にはなりません。
- 今の職場では活かせないスキルが活かせる
- 転職希望の会社のプロジェクトに共感した
上記のような明らかな志望動機がないまま退職してしまうと、転職活動で苦労することになります。
会社を辞めるという決断を下すのであれば、できるだけポジティブな理由を見つけたいものです。
2.上司よりも上のポジションの人に相談する
もしあなたが直属の上司とうまくやれていないのであれば、直属の上司の、さらに上の上司とコンタクトをとりましょう。
周りの人と連携してもうまくいかないのであれば、さらに上の階層に相談することが手っ取り早い解決策です。
とはいえ、自分よりも2つ上の上司と連絡をとるのは、そう容易なことではないでしょう。
そのため、周囲の話しやすい先輩や、人事部に相談し、コンタクトを取るところから始める必要があります。
3.環境を変えれば状況が改善するのか考える
「そもそも上司との関係が悪化したのは、本当に上司のせいなのか」を改めて考える必要があります。
つまり職場環境の悪化は、実はあなたに責任があったのではないかを振り返ってみましょう。
もし関係悪化の原因が自分にあるとわかった場合、環境を変えたところで同じミスを犯しかねません。
また同じような劣悪な職場環境にならないためにも、そもそも環境を変えることが最善策なのか見直す必要はあるでしょう。
4.今後のキャリア形成に影響があるかを再確認する
もし今の仕事を辞める場合は、これからのキャリア形成にネガティブな影響を与えないかを見直しておくべきです。
「上司と合わないから」という理由であっても、退職すること自体は、言い換えると今の立ち位置を放棄することになります。
とくにこの記事をご覧の方が「公務員」だった場合は、安易な退職が今後の人生を大きく変えてしまうこともあるでしょう。
今後のキャリアプランに悪影響がないか、今一度見直してみましょう。
5.どうしても耐えられない場合は転職も視野に入れる
上司との関わりが難しく、精神的にも追い詰められるような状況であれば、思い切って会社を離れる方がよいこともあります。
たしかに明確な転職理由がない状態で退職してしまうと、次の転職活動が難しくなります、
ですが、それより前に精神的に辛いのであれば、会社を離れることも考えてもよいでしょう。
ただし、せっかく転職活動をするのであれば、できるだけよい企業に転職したいものです。
- 転職エージェントに未経験でも挑戦できる職種を相談してみる
- オンラインで通えるスクールを受講し、新たなスキルをつけて転職する
こういった手段を活かしつつ、今以上にステップアップできる職種を探してみましょう。
まとめ:上司との関係がうまくいかず仕事がつらいなら環境を変えることも検討しよう
上司とうまくいかない原因はさまざまですが、大切なのは「どう乗り越えるか」です。
人によっては上司の関わりをうまく回避する方法を取り入れ、人によっては環境自体を変えた方が早い人もいるでしょう。
- 付き合い方を変える
- ストレス発散法を考える
- 自分がいる場所そのもの(環境)を変える
今回の記事で取り上げた方法を参考にしつつ、自分にあった乗り越え方を探してみましょう。
また、上記で述べたように「あまりにもつらい」と思うのであれば、転職を検討するのもおすすめです。
自分にあった最適な立ち回りを実行し、気持ちよく仕事ができるよう行動してみましょう。