Pythonの開発環境を構築する方法とは?IDE7選も紹介
Pythonを使い始めるには、開発環境を構築しなければなりません。
「開発環境の構築ってどうやればいいの?」
「IDE(統合開発環境)ってなに?」
「どのIDEを選べばいいんだろう?」
そんな疑問を抱えていないでしょうか。
今回は、
- Pythonの開発環境を構築する方法
- IDE(統合開発環境)のメリット
- PythonのIDE(統合開発環境)7選
- Pythonを開発できるクラウド環境3選
などについてご紹介します。
「Pythonの開発環境を構築したい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
Pythonの開発環境を構築する3つの方法
「Pythonを使いたい!」と思ったら、まずは開発環境を構築しましょう。
Pythonの開発環境の構築方法は主に3つあります。
それぞれメリットなどがあるので、自分の目的に合わせて選びましょう。
それでは、Pythonの開発環境を構築する3つの方法についてご紹介します。
- Pythonを公式サイトからインストールする
- Pythonを公式サイトからインストールする
- Pythonをクラウドで使う
さっそく見ていきましょう。
1.Pythonを公式サイトからインストールする
Pythonの開発環境を構築する方法の1つ目は、Pythonを公式サイトからインストールすることです。
いんストールの方法は次のとおりです。
手順2のOSに関しては、「Windows」「Mac」「Linux」があります。
自分のパソコンのOSに合わせて選択肢ましょう。
Pythonのインストール方法については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
2.Pythonをパッケージでインストールする
Pythonの開発環境を構築する方法の2つ目は、Pythonをパッケージでインストールすることです。
初心者におすすめのパッケージ「Anaconda(アナコンダ)」を参考にインストール方法を見ていきましょう。
Anacondaは、Python本体とPythonでよく使われるライブラリをまとめたパッケージです。
Pythonの開発環境構築は、Anacondaをインストールすれば完了します。
Anacondaのインストール方法は次のとおりです。
Anacondaは、主要なOSには対応しているため、どのOSでも簡単にインストールができます。
パッケージでインストールする方法は、一度のインストールでPythonとライブラリをまとめてインストールしたい方におすすめです。
3.Pythonをクラウドで使う
Pythonの開発環境を構築する方法の3つ目は、Pythonをクラウドで使うことです。
自分のパソコンに開発環境を構築していたこれまでの方法とは異なり、クラウドではインストールが不要になります。
パソコンにソフトウェアをインストールすることなく、気軽にPythonに触れたいという方にはおすすめです。
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Pythonの開発にはIDE(統合開発環境)がおすすめ
Pythonの開発環境にはIDE(統合開発環境)というものがあります。
IDEとは、「Integrated Development Environment」のことで、簡単に説明するとプログラマーの開発作業をサポートしてくれるアプリケーションです。
ソフトウェア開発で繰り返される次のような複数の作業を1つのソフトウェアで操作でき、開発の効率や品質を向上させられます。
- コーディング
- コンパイル
- リンク
- テスト
- バージョン管理
最近のIDEにおいては、拡張機能によってあとから対応言語や機能を追加できるものが一般化してきました。
ソフトウェア開発において、IDEは広く活用されています。
IDE(統合開発環境)のメリット3つ
IDEの概要についてお伝えしました。
さらにIDEについて深く理解するためにも、IDEのメリットについて見ていきましょう。
ここでは、IDE(統合開発環境)のメリット3つをご紹介します。
- 導入が簡単
- 開発の効率化
- エラーがすぐにわかる
1つずつ見ていきましょう。
1.導入が簡単
IDEはPythonの開発環境の導入が簡単にできるというメリットがあります。
IDEはPython本体のインストールだけではなく、あらゆる便利な機能も同時にインストール可能です。
Pythonプログラミングに役立つ機能が気軽に使い始められるので、初心者には嬉しいですね。
インストール自体も手順に従って進めるだけなので、難しくありません。
2.開発の効率化
IDEを使えば、開発を効率化できます。
たとえば、IDE上でのコーディングでは、タイピング中にリアルタイムでクラス名やメソッドなどの候補を表示してサポート。
コーディングの正確性やスピードの向上につながります。
ほかにも開発を効率化するための機能が豊富です。
3.エラーがすぐにわかる
IDEを導入するメリットとして、エラーがすぐわかることが挙げられます。
IDEでプログラミングをしていると、次のように対応可能なのでエラーを早期発見・修正できて安心です。
- ブレークポイントを設置して途中で止める
- 1ステップごとに実行する
このように、IDEなら未然にエラーを防ぎ、快適な開発をサポートしてくれます。
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PythonのIDE(統合開発環境)7選
IDEのメリットについてお伝えしました。
プログラミング初心者から効率的に開発したい上級者まで、あらゆる技術者に役立つ環境です。
PythonのIDEは意外とたくさんの種類があります。
「どのIDEを選べばいいのかわからない」と悩むこともあるでしょう。
ここでは、PythonのIDE(統合開発環境)7選をご紹介します。
- PyCharm
- Visual Studio
- PyScripter
- Eclipse
- Atom
- VScode
- Sublime Text
それぞれの特徴についても開設しているので、IDE選びの参考にしてみてください。
1.PyCharm
「PyCharm」はコーディングをサポートする有償のPython向けIDEです。
JetBrainsが提供しているIDEで、次のような機能を持っています。
- コードの補完
- 検査
- リアルタイムでエラー指摘と修正
- 自動のコードリファクタリング
Pythonプログラミングでは、「効率よくコードを書きたい」「エラーの発生時に該当箇所を教えてほしい」「コードを見やすくしたい」といった悩みを抱えがちです。
PyCharmなら、開発者の悩みを解決する豊富な機能があり、スムーズにソフトウェア開発を進められるでしょう。
WindowsとMacの両方のOSに対応しているため、使いやすいのも魅力です。
PyCharmでPythonの開発環境を構築したい方は、公式サイトをご覧ください。
2.Visual Studio
「Visual Studio」は、あらゆる開発者に向けて開発されたIDEです。
Microsoftによって提供されています。
コードをすばやく記述できる機能や、デバック・診断機能がついてよりが簡単になりました。
無料プランや有料プランがあるので、用途に合わせて選びましょう。
Visual StudioでPythonの開発環境を構築したい人は、公式サイトをご覧ください。
3.PyScripter
「PyScripter」は、Windowsで無料で使えるPythonのIDEです。
有償のIDEと並ぶ機能の提供を目指しているオープンソースで、豊富な機能を活用できます。
コードを書きやすくするための機能もあらかじめ搭載されている点が魅力といえるでしょう。
「無料で機能性の高いIDEを使いたい」という初心者に特におすすめです。
PyScripterでPythonの開発環境を構築したい方は、公式サイトをご覧ください。
4.Eclipse
「Eclipse」は、複数言語に対応した歴史あるIDEです。
アメリカのIBM社によって開発され、のちにオープンソース化されました。
IDEのなかでも長い歴史があり、人気が高いIDEの1つです。
当初はJavaやPHPなどで採用されることが多くありましたが、最近ではPythonで使う人もいます。
EclipseでPythonの開発環境を構築したい方は、公式サイトをご覧ください。
5.Atom
「Atom」は、「パッケージ」と呼ばれる拡張機能を利用したカスタマイズ性の高いIDEです。
パッケージには幅広い種類が揃っており、プログラミングにおいて役立つ次のような機能がたくさんあります。
- ソースコードを自動で読みやすくするパッケージ
- コード内の同じテキストをマークして見やすくするパッケージ
インストールしただけの初期状態では、必要最低限の機能のみです。
自分の目的に応じてパッケージを選び、ダウンロードして好みの環境に仕上げましょう。
自分でカスタマイズするため、ぴったりなIDEにすることも可能です。
Python以外のプログラミング言語にも対応しています。
「Webサービスの開発でPython以外のプログラミング言語も使う」という方におすすめです。
AtomでPythonの開発環境を構築したい方は、公式サイトをご覧ください。
6.VScode
「Visual Studio Code(ビジュアルスタジオコード)」は、無料で提供されているIDEです。
Microsoftが提供しており、Python以外のプログラミング言語で開発もできるという魅力があります。
複数のプログラミング言語を扱う技術者にはおすすめです。
Visual Studio Codeは、IDEのなかでも軽量で動作がサクサク進むことが大きな特徴となっています。
ストレスフリーにプログラミングできるので、作業効率も上がりやすいです。
さらに、2万以上の豊富な拡張機能もあるため、自分でコードが書きやすいようにカスタマイズもできます。
VScodeでPythonの開発環境を構築したい方は、公式サイトをご覧ください。
7.Sublime Text
「Sublime Text」は、Jon Skinner氏によってリリースされたIDEです。
無料プランと有料プランがありますが、無料でも拡張機能を使いこなせば快適に過ごせます。
さらに、デフォルトでさまざまなショートカットキーがあらかじめ設定されており、すばやいコーディングが実現可能です。
Sublime TextでPythonの開発環境を構築したい方は、公式サイトをご覧ください。
Pythonを開発できるクラウド環境3選
PythonのIDEについてお伝えしました。
自分に合ったIDEを選んでみてください。
Pythonの開発環境の構築方法として、クラウドを活用する方法もご説明しました。
ここでは、Pythonを開発できるクラウド環境3選についてご紹介します。
- Cloud9
- Microsoft Azure Jupyter Notebook
- Google Colaboratory
それぞれ見ていきましょう。
1.Cloud9
Pythonを開発できるクラウド環境の1つ目は、「Cloud9」です。
Cloud9は、Amazon Web Servicesが開発元のクラウド環境で使えるIDE。
Pythonだけでなく、あらゆるプログラミング言語に対応しています。
ブラウザ上でLinuxの開発環境を利用して、コードの記述・実行・デバッグができる点が特徴です。
共同でコーディングもできるので、チーム開発にも適しています。
Cloud9でPythonのクラウド開発環境を利用したい方は、公式サイトをご覧ください。
2.Microsoft Azure Jupyter Notebook
Pythonを開発できるクラウド環境の2つ目は、「Microsoft Azure Jupyter Notebook」です。
Microsoft Azure Jupyter Notebookは、ノートブックに書き込んで実行できるクラウド開発環境となっています。
ノートブックにはコードとメモが同時に記録でき、あとから見返したときに判別しやすいのが嬉しいポイントです。
WindowsとMacに対応しており、メモを活用したい人にはぴったりのクラウド開発環境でしょう。
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3.Google Colaboratory
Pythonを開発できるクラウド環境の3つ目は、「Google Colaboratory」です。
Google Colaboratoryは、ブラウザ上でPythonのコーディングと実行ができるクラウド開発環境となっています。
Pythonの機械学習では、計算に多くの時間がかかることもあるでしょう。
Google Colaboratoryなら、無料でGPUを使用できるので、計算にかかる時間を短縮できます。
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まとめ:自分に合った開発環境を選ぼう
今回は、Pythonの開発環境の構築についてご紹介しました。
Pythonの開発環境にはさまざまな構築方法や種類があります。
それぞれの特徴やメリットを理解し、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。
これからPythonを始めようとしている方は、ぜひ今回の記事を参考に開発環境を構築してみてください。
Pythonプログラミングでわからないことがあるときや、本格的に学びたいときはプログラミングスクールもおすすめです。
Pythonの開発環境を構築し、さっそくプログラミングを始めましょう。