独立系SIerとは?5つのメリット・デメリットを解説!企業を選ぶポイントも紹介 | WEBCAMP NAVI
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独立系SIerとは?5つのメリット・デメリットを解説!企業を選ぶポイントも紹介

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「SIer」と一言にいっても、その種類はいくつかあります。

なかでも「独立系SIer」は親会社が存在しないため、自由に仕事ができるのが特徴的です。

そんな「独立系SIer」ですが、

「ほかのSIerと比べて、どんなメリットやデメリットがあるの?」
「独立系SIerを選ぶときのポイントは?」

と疑問に思うこともあるでしょう。

そこで今回は、

  • SIerの概要や種類
  • 独立系SIerのメリット・デメリット
  • 独立系SIerの代表的な企業
  • 独立系SIerを選ぶポイント3つ

などについてご紹介します。

「独立系SIerについて知りたい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。

SIerとは?概要や特徴について解説

SIerのイメージ

SIer(エスアイヤー)とは、「システムインテグレーター/System Integrator」の略語で、システムの開発・運用・保守をおこなう会社のことです。

世の中にある多くの会社は、自社でシステムを開発できる人材を持ちません。
そこで、必要なシステムを開発から導入まで請け負うSIerが活躍します。

SIerはシステム全般を統括し、会社にとって必要なシステムを提供するのです。
そのため、SIerにはシステムに関する幅広い知識やスキルが必要になります。

SE(システムエンジニア/System Engineer)との違いは、SEが「人」であるのに対し、SIerは「会社」であるという点です。

SIerには、次のような特徴もあります。

  • トップ企業は知名度の高い企業ばかり
  • 年収の水準が高め
  • あらゆる業界・分野に関わって働く

さらにSIerの種類について見ていきましょう。

SIer企業は3つに分類される

企業のイメージ

SIerの概要と特徴についてお伝えしました。
会社のシステム開発・運用・保守を請け負うSIerは、あらゆる業界から重宝されています。

SIerはその成り立ちや声質によって、主に3つの種類に分類できます。

  1. メーカー系SIer
  2. ユーザー系SIer
  3. 独立系SIer

詳しく見ていきましょう。

1.メーカー系SIer

ひとつ目は、メーカー系SIerです。

メーカー系SIerは、国内でコンピュータなどのハードウェアを製造していたメーカーがSIも行うようになった企業を指しています。

また、大手のコンピューターメーカーやハードウェアメーカーの情報処理部門、ソフトウェア開発部門などが独立してできた子会社というケースも少なくありません。

メーカーの強みがあるため、自社のハードウェアとシステムを組み合わせたソリューションを提供できることが特徴です。

代表的なメーカー系SIerとして、次の企業が挙げられます。

  • NEC
  • 日立
  • 東芝
  • 日本IBM
  • ユニシス

メーカー系SIerは、親会社から受注する案件や自社の営業で受注してくる案件があります。

親会社の下請け業務が多いですが、会社によっては上流工程のみを担当する場合もありますよ。

2.ユーザー系SIer

ふたつ目は、ユーザー系SIerです。

銀行、生保、損保、商社などの大手企業の情報システム部が独立し、親会社や系列会社だけでなく、他社からの仕事も請け負うようになったSIerを指しています。

基本的には親会社のシステムに関わることが多く、システム知識のほかに親会社の業界知識も必要です。

会社によっては、システム系の資格のほか、銀行系や保険系など親会社の業務に関わる資格が必要になる場合もあります。

代表的なユーザー系SIer企業は、次の通りです。

  • 銀行系:野村総合研究所、みずほ情報総研、三菱総合研究所
  • 生保系:ニッセイ情報テクノロジー
  • 通信系:NTTデータ、ソフトバンクテクノロジー
  • 商社系:伊藤忠テクノソリューションズ

各業界のノウハウを活かしながら、幅広い業務を手掛けているSIerと言えます。

親会社が大企業であることから年収の水準は高めで、安定的な仕事です。

3.独立系SIer

3つ目は、独立系SIerです。

メーカー系やユーザー系に属さず、また親会社やグループも持たずに独立してシステムインテグレーションを専門とする企業を指します。

一般的に「システムエンジニア」と聞いてイメージするのが独立系SIerに属するエンジニアで、SIerのなかでも9割以上は独立系に分類されるでしょう。

親会社やグループ会社の製品に縛られることなく、顧客のニーズに合わせて独自のハードウェア・ソフトウェアを開発し、提供できるという点が強みです。

代表的な独立系SIerとして、次の企業が挙げられます。

  • 大塚商会
  • 富士ソフトABC
  • CSK
  • オービック
  • トランスコスモス

独立系SIerについて、詳しく見ていきましょう。

独立系SIerのメリット5つ

システムを操作するエンジニアのイメージ

SIerの3つの種類についてお伝えしました。

ご紹介したSIerのなかでも、独立系SIerは特に人気があります。

独立系SIerのメリットを5つご紹介します。

  1. 制限が少なく自由度が高い
  2. システム開発がメイン業務
  3. スキルアップしやすい
  4. さまざまな業界と関わることができる
  5. 年功序列ではなく成果主義

順番に見ていきましょう。

1.制限が少なく自由度が高い

親会社がいないので、制限が少なく自由度の高い経営ができます。

メーカー系やユーザー系SIerの場合、親会社やグループ会社が大きいと開発規定が細かく定められていることが多いです。

制限が多いので、案件によっては非効率なやり方になることもあるでしょう。

独立系SIerなら、親会社を気にすることがないので、クライアントや案件に合わせた開発ができますよ。

自由度が高く、あらゆる案件で開発に携わることができます。

2.システム開発がメイン業務

多くの独立系SIerは、保守や運営よりもシステム開発をメイン業務としています

開発を多くこなすため、プログラミングによる開発スキルを磨くことができますよ。
手を動かしてプログラミングをしたい人には嬉しい特徴ですね。

ユーザー系SIerなどに入社すると、「プログラミングしたかったのに設計書の作成ばかり」というギャップを感じることがありますが、独立系ならその心配はありません。

ただし、システム開発を直接請け負うのは大手のSIerがほとんどで、独立系SIerは下請け、孫請けが多いです。

いろいろな開発案件に携われますが、上流工程の作業を請け負うことは少ないでしょう。

3.スキルアップしやすい

開発案件に数多く触れられるので、開発のスキルを高めやすいです。
独立系SIerなら、親会社の縛りがない自由な環境で開発ができ、経験が積めますよ。

開発には、

  • 要件定義
  • 外部設計
  • 内部設計(プログラム設計)
  • 開発(プログラミング)
  • テスト
  • システム移行
  • 運用・保守

といったさまざまな工程があります。

一連の流れを理解し、スキルを身につけられると、システムエンジニアとしてかなりの実力になるでしょう。

4.さまざまな業界と関わることができる

独立系SIerは、垣根なく案件を請け負うので、さまざまな業界と関われます
ほかのSIerの場合は親会社からの案件が多く、携われる業界は一部です。

業界や会社によって、求められるシステムは異なります。
独立SIerは親会社からの縛りなどがないため、より最適化されたシステムの提案が可能です。

どの業界がどんなシステムを求めているのかを知り、最適なソリューションを提供できますよ。

5.年功序列ではなく成果主義

独立SIerは年功序列ではなく成果主義の風潮であることが多いです。

開発の能力が高い人ほど昇進しやすくなるので、仕事やスキルアップに対するモチベーションを高く保てますよ。

成果を挙げている実力のある人ほど、役職にもつきやすくなります。

独立系SIerのデメリット5つ

作業するエンジニアのイメージ

独立系SIerのメリットについてお伝えしました。
あらゆる業界と関わりながら、自由度高くシステム開発の仕事ができるのは魅力ですね。

しかし、独立系SIerにはデメリットもあります。

メリットとデメリットの両方を踏まえた上で、独立系SIerを捉えましょう。

ここからは、独立系SIerのデメリットを5つご紹介します。

  1. 納期と予算に厳しい
  2. 客先常駐がほとんど
  3. 残業が多い
  4. 離職率が高い
  5. 営業努力が必要

さっそく見ていきましょう。

1.納期と予算に厳しい

独立系SIerは、納期と予算に厳しいです。
グループや親子関係のない企業がクライアントのため、融通がききません。

メーカー系やユーザー系SIerの場合、グループ会社や親会社から案件を受注することが多く、納期や予算も多少の融通がききます。

しかし、独立系はあらゆる業界から案件を請け負い、信頼関係の上で仕事をおこなうのです。
信頼関係を築くためには、納期や予算は厳守する必要があります。

納期や予算などをきちんと管理できる人に向いていますね。

2.客先常駐がほとんど

独立系SIerは客先常駐がほとんどで、自社で働くことがなかなかありません。

客先常駐とは、クライアントとなる企業に出社して働くことです。
基本的には自社に立ち寄ることがないので、帰属意識が低下しやすくなります。

「自社ビルで働きたい」と考えている場合は、独立系SIerはあまりおすすめできません。

3.残業が多い

独立系SIerのデメリットの一つとして、納期が近づくと残業が多いことが挙げられます。

独立SIerは下請けとなることが多く、限られた時間でニーズに応じなければならないケースが多いです。

厳しい納期を求められても厳守しなければならず、必然的に残業が生まれます。

納期を意識しながらの開発はスキルアップにもつながりますが、負担も感じやすいです。

4.離職率が高い

独立系SIerは離職率が高い傾向にあります。

離職の理由はさまざまですが、次のことが要因になることが多いです。

  • 納期前には残業や休日出勤が求められる
  • 開発以外の分野に携われない
  • 自社で働く機会がほとんどない

なかでも、開発スキルがある程度高まり、次のステージに進みたいという人は、転職しやすいです。

独立系SIerは採用率、離職率がともに高く、入れ替わりの激しい業界と言えるでしょう。

5.営業努力が必要

独立系SIerは安定して案件を請け負うために、営業努力が必要になります。

親会社から頻繁に案件を請け負えるメーカー系やユーザー系とは異なり、独立SIerは自分で案件を獲得しなければなりません

あらゆる業界の案件を請け負うことが可能な独立系SIerですが、そのためには高い営業努力が求められるのです。

また、SIerが関わるシステム開発は元請け、下請け、孫請けという構造も少なくありません。
下の階層になるほど、中間マージンが引き抜かれて、売上が少なくなります。

SIerは、1から開発案件を獲得しなければならず、獲得する案件がどの階層かによって売上が左右しやすいです。

独立系SIerの代表的な企業

代表的な企業のイメージ

独立系SIerのメリットとデメリットをお伝えしました。
良い面も悪い面も俯瞰的に捉えることが大切です。

独立系SIerには誰もが知っているような知名度の高い企業がたくさんあります。
企業を知れば、イメージが湧きやすいかもしれません。

ここでは、独立系SIerの代表的な企業を5つご紹介しましょう。

  1. 大塚商会
  2. SCSK
  3. 日本ユニシス
  4. オービック
  5. インターネットイニシアティブ(IIJ)

ひとつずつ見ていきます。

1.大塚商会

オフィスまわりのソリューション展開が主なのが大塚商会です。

CMで「たのめーる」を知っている方も多いのではないでしょうか。

大塚商会では、オフィスまわりのソリューションの1つとしてシステム構築を提供しています。
そのため、システム構築がメインというわけではありません。

SIerでシステムエンジニアとして働きたい人には、少々ギャップがある可能性があります。

売上高 7,599億円
一人当たり売上高 8,700 万円
経常利益 493 億円
一人あたり経常利益 560 万円
経常利益率 6.5 %
従業員数 8,732 人
平均給与 807.7 万円
平均年齢 41 歳

2.SCSK

SCSKは東証一部上場している独立系SIerです。

事業規模が大きく、会社として安定性が最も高い独立系SIerでしょう。

ただし、SCSKは住友商事株式会社が株を半数以上保有しており、現社長も住友商事出身です。
実質的には住友商事の子会社化しているとも言えます。

もとはCSKという独立系SIerで、ほぼ吸収合併する形で現在のSCSKとなりました。

売上高 3,587億円
一人当たり売上高 2,900 万円
経常利益 386 億円
一人あたり経常利益 310 万円
経常利益率 10.8 %
従業員数 12,365 人
平均給与 725.7 万円
平均年齢 43 歳

3.日本ユニシス

日本を代表する独立系SIerといえば、日本ユニシスです。

事業規模や年収、社員の評価のいずれも高い水準にあり、バランスよく働きやすい環境が整っています。

日本ユニシスの顧客としては、東京ディズニーランドが有名です。

売上高 2,990 億円
一人当たり売上高 3,860万円
経常利益 205 億円
一人あたり経常利益 2,700万円
経常利益率 6.9 %
従業員数 7,740 人
平均給与 825.4 万円
平均年齢 46 歳

4.オービック

オービックは1968年設立の歴史ある独立SIerです。

独自サービスに強みを持ち、顧客の業務システムを独自のクラウド上で稼働させる仕組みを取り入れています。

営業から開発、運用、サポートまでを一貫して請け負い、独立系SIerとして自社内でシステムに関する業務を完結している点が特徴です。

ほかの独立系SIerと比べて平均年齢が低く、平均給与は高めとなっています。

若くして活躍し、稼ぎたい人にはおすすめできる独立系SIerです。

売上高 742 億円
一人当たり売上高 3,600 万円
経常利益 419 億円
一人あたり経常利益 2,040 万円
経常利益率 56.5 %
従業員数 2,058 人
平均給与 901 万円
平均年齢 36 歳

5.インターネットイニシアティブ(IIJ)

日本のネットワーク構築ベンダーとして名高いのがインターネットイニシアティブ(IIJ)です。

1993年にはネット接続サービスを開始し、ネットワーク構築に大きく貢献しました。

売上高 1,924 億円
一人あたり売上高 5,740 万円
経常利益 58 億円
一人あたり経常利益 170 万円
経常利益 3 %
従業員数 3,353 人
平均給与 669.8 万円
平均年齢 38 歳

独立系SIerを選ぶポイント3つ

3つの柱とボタンのイメージ

代表的な独立系SIerの企業をお伝えしました。
知っている企業があったのではないでしょうか。

独立系SIerで働きたいと感じたら、企業選びも非常に重要です。
企業によって働きやすさや雰囲気も変わります。

自分に合った企業を選ぶためにも、ポイントを押さえておきましょう。

ここでは、独立系SIerを選ぶポイントを3つご紹介します。

  1. さまざまな業界とつながりがあるか
  2. 下請けや孫請けをしていないか
  3. 営業力が高く実績が豊富か

順番に見ていきましょう。

1.さまざまな業界とつながりがあるか

独立系SIerを選ぶときには、さまざまな業界とつながりがあるかどうかに着目しましょう。

1から案件を請け負う独立系SIerは、積極的に営業で案件を獲得しなければなりません。

業界とのつながりがあるほど案件を請け負いやすく、企業の安定性につながります。

安定的に仕事を請け負い、あらゆる開発現場で経験を積むには、業界へのつながりは重要です。

あらゆる業界と関わり仕事ができるのも独立系SIerの特徴と言えます。
つながりの有無を確認しておきましょう。

2.下請けや孫請けをしていないか

独立系SIerを選ぶときのポイントとして、下請けや孫請けをしていないかも確認しましょう。

傾向として、独立系SIerは下請け、孫請けで案件を抱えやすいです。
しかし、下請けや孫請けの構造では、中間マージンを差し引かれて報酬が少なくなりがち

結果的に案件の単価が下がり、売上減少によって給料が低くなってしまいます。

「高い給料で働きたい」と思うなら、下請けや孫請けではなく元請けとして案件を獲得している独立系SIerを選びましょう。

3.営業力が高く実績が豊富か

独立系SIerは、営業力によって売上が決まります。
営業力が高く実績が豊富かどうかを見極めましょう。

独立系SIerは1から営業して開発案件を獲得するため、営業力が売上に直結しやすいです。
営業力がなければ案件がとれず、仕事がなくなってしまいます。

そこで、営業力の高さや開発の実績を見ることで、過去にどんな企業のシステム開発案件を獲得した実績があるのかを確認しましょう。

高い営業力と実績があれば、仕事に困ることなく、あらゆる業界の案件に携われると判断できます。

まとめ:独立系SIerはスキルアップにおすすめ

今回は、独立系SIerについてご紹介しました。

独立系SIerは、ほかのSIerと比べて仕事の自由度が高く、あらゆる業界と関わって働けるのが特徴です。

「システム開発でスキルアップしたい」「業界に関わらずに開発現場で経験を積みたい」という方にはぴったりでしょう。

独立系SIerに就職するなら、企業選びも重要です。
ポイントを押さえて、自分に合った企業を見つけてくださいね。

自分に合った企業を見つけてエンジニアとしてスキルアップしていきましょう。

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