エンジニアリングとは?ITエンジニアの役割や職種を徹底解説
「エンジニアリング」という言葉を耳にするものの、意味をよく知らないという方は多いのではないでしょうか。
「エンジニアリングってどういう意味?」
「エンジニアリングの種類は?」
「IT分野のエンジニアリングの職種って?」
そんな疑問を持つ方もいるでしょう。
今回は、
- エンジニアリングとは
- エンジニアリングの種類
- ITエンジニアリングの役割
- ITエンジニアリングの職種
などについてご紹介します。
「エンジニアリングについて理解したい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
エンジニアリングとは「技術の開発と改善」
エンジニアリングとは英語で「工学」のことで、一言で言えば「技術の開発と改善」を意味します。
一般的には、新しい科学技術の開発や、既存の技術の改善を重ねて、社会に役立てることが目的です。
そのため、エンジニアリングによって生み出されたものは世の中に多くあります。
次のものは、エンジニアリングによって生み出されたものの一部です。
- 通信や電力などのインフラ
- 情報機器
- 医療機器
- 家電
- ネットワーク
エンジニアリングは生活を豊かにしてくれる総合的な技術ともいえるでしょう。
また、日本におけるエンジニアリングの定義は、海外の「Engineering」よりも広い意味で使われることが多いです。
日本におけるエンジニアリングは、数学自然科学だけでなく、ときには人文社会科学の知見を用いて、人々に役立つ事物や快適な環境をつくる学問といえます。
エンジニアリングを専門とするのがエンジニアです。
日本では「エンジニア」と言うと、ITエンジニアを指すことが多いでしょう。
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エンジニアリングは6種類ある
エンジニアリングについてご説明しました。
どういうものかがなんとなく理解できたのではないでしょうか。
実は、一言で「エンジニアリング」といってもさまざまな種類があります。
エンジニアリングの分野によって、大きく6つの種類にわけられるのです。
ここでは、エンジニアリングの6つの種類についてご紹介します。
- 機械エンジニアリング
- 化学エンジニアリング
- 電気電子エンジニアリング
- プラントエンジニアリング
- シビルエンジニアリング
- レコーディングエンジニアリング
それぞれの種類について詳しく見ていきましょう。
1.機械エンジニアリング
エンジニアの種類の1つ目が「機械エンジニアリング」です。
機械エンジニアリングは、会社内にある設備や機械を専門としています。
社内にどのような設備や機械が必要かを提案し、計画・設計・部品調達などをおこなうのが仕事です。
機械エンジニアリングでは次のような幅広い知識とスキルが求められます。
- 材料力学
- 金属材料
- 機械設計
- 製図の基礎
- 機械加工
さらに、最近ではコンピュータ上で設計をおこなうCADシステムを活用する場面も増えてきました。
会社の設備や機械は、あらゆる業務を進めるための重要なインフラです。
会社の現状を踏まえ、適切な環境を提供する能力が必要でしょう。
2.化学エンジニアリング
エンジニアの種類の2つ目が「化学エンジニアリング」です。
化学エンジニアリングは、化学・食品・建設・医薬品・環境などのプラントを専門としています。
機械系・電気系・土木系のプラントエンジニアリングの一種ともいえるでしょう。
具体的な仕事内容は次のものが中心となります。
- 石油や鉱物などの設備管理・保守点検
- 建設における工程・品質管理
- プラント工事における安全管理
人々の安全にかかわる仕事なので、重要な仕事です。
3.電気電子エンジニアリング
エンジニアの種類の3つ目が「電気電子エンジニアリング」です。
電気電子エンジニアリングは、パソコンやスマートフォンなどの電子技術を使った製品の設計・開発を専門としています。
より具体的には、
- 精密機械
- 半導体製造装置
- 工学精密
- 医療用精密機械
などの設計や開発作業をするのが仕事です。
アナログやデジタルといった回路についての知識のほか、アプリケーション開発の知識も必要になります。
電気電子の分野は成長スピードも比較的速いため、時代の変化を捉えながら幅広い知識を身につける姿勢が大切です。
4.プラントエンジニアリング
エンジニアの種類の4つ目が「プラントエンジニアリング」です。
プラントエンジニアリングは、石油・化学・発電・環境などのプラントを専門としています。
幅広い現場にまたがり、次のような仕事内容が中心です。
- 生活に必要な機械設備や電気設備
- 石油施設のプラントの企画・設計
- 会社における資材や設備機器の調達
- 建設の工程管理や品質管理
さまざまな現場で重要な役割を担っています。
5.シビルエンジニアリング
エンジニアの種類の5つ目が「シビルエンジニアリング」です。
シビルエンジニアリングは、道路・鉄道・河川・水道・橋梁・ダムなどの開発や建造を専門としています。
人々の生活に欠かせないインフラを担っており、社会貢献性の高い分野といえるでしょう。
6.レコーディングエンジニアリング
エンジニアの種類の6つ目が「レコーディングエンジニアリング」です。
レコーディングエンジニアリングは、音響機器を用いた楽曲調整を専門としています。
マイク・スピーカー・アンプなどの機器の準備と音量調節をして録音に携わり、楽曲などの音響を調節する仕事です。
楽曲の調整には、次のような音響機器を使用します。
- ミキサー
- プロセッサー
- シンセサイザー
音響調整のプロフェッショナルとして、機器を使いこなす知識や技術が求められます。
ITエンジニアリングの役割3つ
エンジニアリングの種類についてお伝えしました。
幅広い種類があることに驚いた方もいるでしょう。
エンジニアリングのなかでも、近年注目を集めているのがITエンジニアリングです。
ITエンジニアリングは、ここ数年で世の中に浸透してきており、今後もますます成長すると見込まれています。
なぜITエンジニアリングがこれほど急成長しているのでしょうか。
どのような役割があるのかについて確認してみましょう。
ここでは、ITエンジニアリングの役割3つをご紹介します。
- 利便性のアップ
- 作業効率の向上
- コミュニケーションの制限がなくなる
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
1.利便性のアップ
ITエンジニアリングは、生活の利便性を高める役割があります。
社会のなかに情報技術が普及することで、あらゆる便利なシステムやツールを誰でも気軽に利用できるようになるでしょう。
たとえば、多くの人が次のようなIT情報技術を日常的に活用しています。
- わからないことをインターネットで検索して調べる
- スマホで友達と気軽にコミュニケーションをとる
- パソコンで好きな映画を鑑賞する
このように、ITエンジニアリングは生活のさまざまな場面で役立てられているのです。
ITエンジニアリングは、人々の生活に浸透しながら、利便性を向上させる役割を持っています。
2.作業効率の向上
ITエンジニアリングは、仕事における作業効率を向上させる役割もあります。
具体的には、次のような例が挙げられるでしょう。
- プログラミングによる作業の自動化
- データ化による資源や業務の削減
- クラウドを活用した情報共有
実際に、IT技術を導入することで作業効率化を実現している会社は多いです。
作業が効率化できれば、業務の負担は減り、生産性は高まります。
社員の働きやすさや会社の利益にもつながり、好循環が生まれるでしょう。
今後は生産性をより高めるために、ITエンジニアリングを活用した作業効率化がいっそう進む見込みです。
3.コミュニケーションの制限がなくなる
ITエンジニアリングを活用すれば、コミュニケーションにおける時間や場所の制限がなくなります。
インターネットやネットワークといった情報技術があれば、
- メール
- チャット
- ビデオ通話
などを使ったコミュニケーションが可能です。
これらはいつでもどこからでも他者とコミュニケーションをとれるツールとして役立ちます。
近年では、「LINE」「Zoom」などでコミュニケーションをとる人が多いです。
また、「テレワーク」「リモートワーク」などの働き方も増えてきました。
ITエンジニアリングによって制限がなくなり、より柔軟なコミュニケーションを実現させています。
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代表的なITエンジニアリングの職種7選
ITエンジニアリングの役割についてお伝えしました。
どの役割もあらゆる業界や会社で役立つものです。
さまざまな会社がIT技術を導入しているのは、利便性や作業効率アップが期待できるからということがわかりますね。
ITエンジニアリングについてさらに詳しく知るために、具体的にどのような職種があるのかについても見ていきましょう。
ここでは、代表的なITエンジニアリングの職種7選をご紹介します。
- システムエンジニアリング
- ネットワークエンジニアリング
- インフラエンジニアリング
- サーバーエンジニアリング
- データベースエンジニアリング
- Webエンジニアリング
- AIエンジニアリング
見たことがある職種もあるのではないでしょうか。
さっそく順番に見ていきましょう。
1.システムエンジニアリング
代表的なITエンジニアリングの職種1つ目は、「システムエンジニアリング(SE)」です。
システムエンジニアリングはSE(エスイー)とも呼ばれ、システムの設計・開発・テストなどシステム開発における上流工程を担うエンジニアリングを意味します。
一般的には、特に会社内のシステムを構築することを指す場合が多いです。
実際にプログラミングによって開発をおこなう下流工程を担うプログラマーとともに、システム開発に取り組みます。
システムエンジニアリングについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
2.ネットワークエンジニアリング
代表的なITエンジニアリングの職種2つ目は、「ネットワークエンジニアリング」です。
ネットワークエンジニアリングは、ネットワークの設計・構築・運用管理などを意味します。
社内システムをつなぐネットワークを設計したり、運用したりする仕事です。
次のようなネットワークセキュリティに関する幅広い知識が求められます。
- ファイアーウォール
- 暗号化
- SSL
- ファイル共有ソフト
ネットワークセキュリティの知識は、会社の重要な情報を守るためにも欠かせません。
ネットワークエンジニアについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。
3.インフラエンジニアリング
代表的なITエンジニアリングの職種3つ目は、「インフラエンジニアリング」です。
インフラエンジニアリングは、通信の基盤の設計・構築・運用管理をおこないます。
主に、「ネットワーク」「サーバー」をはじめとしたITインフラ全体を担当する仕事です。
なかには、「ネットワークエンジニアリング」「サーバーエンジニアリング」を総称して「インフラエンジニアリング」と呼んでいるケースもあります。
ITインフラのプロフェッショナルとして、幅広い技術力が求められる職種といえるでしょう。
4.サーバーエンジニアリング
代表的なITエンジニアリングの職種4つ目は、「サーバーエンジニアリング」です。
サーバーエンジニアリングは、サーバーの設計・構築・運用管理をおこないます。
次のような各種サーバーの設計や構築、保守が中心です。
- メールサーバー
- データベース
- DNSサーバー
- SSHサーバー
- FTPサーバー
会社内のデータを保存しているサーバーを扱うため、重要な役割を担っています。
こちらの記事では未経験からサーバーエンジニアリングをする方法についてまとめました。
興味があれば参考にしてみてください。
5.データベースエンジニアリング
代表的なITエンジニアリングの職種5つ目は、「データベースエンジニアリング」です。
データベースエンジニアリングは、あらゆるデータをまとめてデータベースとして活用することを意味します。
仕事内容としては、信頼性の高いデータベースの構築や、データベースを目的に応じて活用できるようにするなどが中心です。
近年はビッグデータの分野が注目を集めており、大量のデータを活用できる能力を持った人材が求められています。
未経験からデータベースエンジニアを目指したい方は、こちらの記事をご覧ください。
6.Webエンジニアリング
代表的なITエンジニアリングの職種6つ目は、「Webエンジニアリング」です。
Webエンジニアリングは、Webサイトの設計・構築・運用保守をおこなうことを意味します。
最近では、企業が自社サイトやオウンドメディアを運営することも増えてきました。
また、ECサイトの活用などもWebエンジニアリングの専門です。
Webエンジニアリングの需要は高まっています。
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
7.AIエンジニアリング
代表的なITエンジニアリングの職種7つ目は、「AIエンジニアリング」です。
AIエンジニアリングは、最先端技術であるAI(人工知能)の開発や活用を意味します。
次のように、あらゆるAI関連の研究や開発をおこなうのが中心です。
- AIを活用したデータ分析
- AIを活用したソフトウェア開発
- AIの学習精度の向上
- AIの学習用データの構造化
AI分野は特に注目度の高い分野であり、今後も高い需要が見込まれます。
ITエンジニアリングの需要が高い3つの理由
ITエンジニアの職種についてお伝えしました。
IT分野でもさらに細かく専門がわかれています。
近年は、ITエンジニアリングの需要がとても高まっている状況です。
高い技術を持つ人材は、あらゆる会社から求められています。
なぜこれほどまでにITエンジニアリングの需要が高いのでしょうか。
ここでは、ITエンジニアリングの需要が高い3つの理由をご紹介します。
- 技術の進歩が続く
- さまざまなスキルが求められる
- 人材不足が懸念される
それでは見ていきましょう。
1.技術の進歩が続く
ITエンジニアリングの需要が高い理由として、今後も技術の進歩が続くことが挙げられます。
IT業界では技術開発のスピードが速く、常に新たな技術が開発・発展している状況です。
たとえば、AWSといったクラウドサービスが生まれたことで、あらゆるサービスがクラウド化される傾向が強くなりました。
新たな技術の登場によって、これまで使われているた技術が変化する可能性もあります。
技術が進歩すれば、より利便性や効率に優れ、需要が高まるでしょう。
2.さまざまなスキルが求められる
ITエンジニアリングの需要が高い背景には、さまざまなスキルが求められることが理由にあります。
ITエンジニアリングでは、次のような最先端技術の登場によって、横断的に設計や開発ができる能力が求められるようになりました。
- IoT
- AI
- ビッグデータ
特に、IoTはすでに生活のあらゆる場面に活用されており、ITエンジニアリングの幅広い分野において不可欠な知識となっています。
さまざまなスキルが求められるようになったITエンジニアリングでは、それだけ需要が高まっているのです。
3.人材不足が懸念される
IT業界では人材不足が懸念されていることから、ITエンジニアリングの重要の高まりに拍車がかかっています。
2020年のIT人材白書によると、需要の伸びを約5〜2%と設定した中位シナリオでも2030年には約45万人のIT人材不足になる見込みです。
需要が高い一方で、供給がまったく足りていない状況です。
IT人材の不足は現時点でもすでに起こっています。
そのため、あらゆる会社がITエンジニアリングのスキルのある人材を求めているのです。
まとめ:エンジニアリングは社会や暮らしを豊かにする
今回は、エンジニアリングについて詳しくご説明しました。
エンジニアリングは技術を開発・改善して社会や人々の暮らしを豊かにするものです。
特に近年では、ITエンジニアリングの需要が高まり、IT分野から仕事環境や生活環境に役立つアプローチがされています。
ITエンジニアリングのスキルを身につければ、将来的にも高い需要のある人材として重宝されるでしょう。
エンジニアリングについての現状を正しく知り、あなたのキャリアを考える参考にしてみてください。