エンジニアがスーツを着るべきでない理由と強要する会社の特徴とは

2024.01.12
背景が海のパソコンを持つ男

社会人になると、スーツで仕事をするイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。
その一方で、ベンチャー企業をはじめとして、普段の業務はスーツは着用せず、休日のようなラフな格好で行うという会社も少なくありません。

エンジニアが勤務する会社にももちろんスーツを着る会社とスーツを着ない会社がありますが、あなたはどちらのほうが業務上環境が良いと考えますか?

実は、エンジニアの労働環境としてはスーツを着ない環境のほうが理想的と言えるんです。
それはなぜでしょうか?

また、スーツを強要される会社には、どんな特徴があるのでしょうか?

今回はエンジニアがスーツを着るべきではない理由について解説します。

こちらの記事では「エンジニアとは」と考えている人に向けて解説をしています。
より詳しく知りたい方はぜひご覧ください!

エンジニアがスーツを着る理由

プレゼンをするサラリーマン

まず、エンジニアがスーツを着ることにはどんな理由があるのでしょうか?
理由は大きく分けて3つです。順番に見ていきましょう。

①スーツは社会人の常識

ビジネスマンはスーツを着るものという根強いイメージがあります。
実際、営業に行っている人や、客先で仕事をしなければならないなど、会社の人以外と会うことが多い職場ではスーツが一般的です。

また、たくさんの会社が一緒に入っているビルに勤務している場合、ビル自体にドレスコードがあり、スーツでなければ通常勤務でも会社に入りづらいというケースもあります。
この場合は好む好まざるに関わらず、スーツを着て仕事に行かなければいけません。

②職場の雰囲気を保ちたい

会社の社風によっては、服装をスーツに指定することで職場の雰囲気を保ちたいという理由でスーツを義務付けている場合があります。
実際スーツは正装に近いので、着ていると背筋が伸びる感じがしますよね。

仕事とプライベートの雰囲気をきちんと区別して、緊張感のある職場環境を保ちたいという社風の会社であれば、会社の空気を緩めないためにわざとスーツを義務付けるというのは有効な手段です。
制服のようなものなので、学校で校則を守っていたように、自然と会社の規律を守らなければという気分にさせられますね。

こちらの記事ではコミュニケーション力について解説しています。
より詳しく知りたい方はぜひご覧ください!

③顧客に不快感を与えないため

客先常駐のエンジニアであれば、勤務地は顧客の会社なので、先方に不快感を与えないためにスーツを義務付けている会社もあります。

また、システムエンジニアの中には、自ら商談に赴いて営業をしなければいけない場合もあります。
営業の場合、相手に誠意や真面目さをアピールするにはスーツより適した服装はないでしょう。

社内勤務であっても、社外の人と会う機会の多い職場であれば、来客対応できるようスーツで居なければならないとされることもあります。


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私服勤務は許容すべき

笑ってる女性

仕事をする上でスーツを着るだけで仕事がスムーズに進む場面は確かに多いでしょう。
ですが、それでもエンジニアは私服勤務が理想的な職場環境ということは変わりません。

それでは、なぜエンジニアは私服勤務を許容されるべきなのでしょうか?

重要な理由を3つご紹介します。

①作業効率が落ちる

なんと言ってもスーツは肩が凝ります。
ただでさえも長時間パソコンに向かう仕事なので、肩も目も負担がかかりますよね。
その上スーツを着ることでさらに身体に負担をかける意味がありません。

身体の負担が大きくなればなるほど、集中力は散漫になっていきます。
するとどういうことが起こるかと言うと、かなり初歩的なバグに気がつけなかったり、コードが思いつかなかったりと作業効率がどんどん落ちていくんです。

物を作ってなんぼの世界でものづくりを邪魔されてしまっては本末転倒ですよね。

②深夜の業務もある

エンジニアは日中の仕事だけではありません。
納期が迫ってきたら深夜まで業務をしなければいけない日もありますし、部署のどこかで案件が炎上してしまえばその事態の収集に夜を徹して対応することもあります。

そんなときにしっかりプレスされたスーツに、アイロンを掛けて襟に糊のきいたワイシャツなんて着ていられませんよね。

スーツの利点としては着ていればしっかりした人に見えるという点が挙げられますが、これはスーツという服はこまめな手入れや、着る時の正しい所作が必要だからなんです。
スーツはきちんと手入れをすることができなければ、私服よりよほどだらしなく見えます。

そのため、日によって業務の量や進行がまちまちのエンジニアという職種にとってはハードルが高い服装と言わざるを得ません。

③リラックスした雰囲気を作れる

スーツを着るとどうしても職場の空気は固くなりがちですよね。
その空気が必要な職場もあるでしょうが、エンジニアに限って言えば、職場の空気が堅苦しいということは不利益しか生みません。

エンジニアは基本的にチームプレイです。
一人でシステムを組むということはまずないので、技術力と同じくらい求められるのが周りとのコミュニケーションです。

自分以外の人が作ったクラスの挙動がわからなくても、作った本人に訊けなければほんの数分で終わることに何時間もかけなければならなくなるんです。
これを回避するためには、コミュニケーションを取りやすい職場環境にすることが不可欠です。

その点で、スーツを着ていかにもビジネス、というかしこまった雰囲気にするのは不利益と言えるでしょう。

私服を許容してくれる企業

ポーズをとっている女

エンジニアがスーツを着ることにはデメリットしかないということがわかりましたが、社員の身でやれることには限りがありますよね。
どうせなら入る前に、スーツを着なくても良い業界を知って会社選びに活かしたいところです。

それでは、私服での勤務を許容してくれる企業にはどのような企業があるのでしょうか?
全体的に私服勤務可能の会社が多い業界というものがあります。

どんな企業が私服勤務可能なのかについて紹介します。

アプリ・ソフトウェア開発企業

自社でWebアプリやソフトウェアを開発しているような企業には私服勤務が可能な会社が多いです。
これは単純に、エンジニアが社外の人と会う機会が少ないので、スーツを着なければいけない場面が少ないことが理由です。

また、Webアプリ業界に参入している企業や自社開発のソフトウェアを持つ企業はどちらかというと柔軟に環境を変えることが許される傾向にあります。

自社に開発者が居たり、外注はフリーランスに委託するなど、流行に沿った柔軟な働き方ができる企業が多いので、わざわざスーツにこだわることもなく、開発に専念できます。

「インタビュー記事からわかるアプリ開発の魅力」の記事は下記のリンクをクリック。

https://web-camp.io/magazine/archives/2462

ベンチャー企業

ベンチャー企業は比較的社長や幹部クラスの人も若い人が多いです。
「ビジネスマンはつらくてもスーツ一択」という環境を知っている人も少なく、服装にこだわらない会社が多い傾向にあります。

元々従来の会社の形に嫌気がさした人が起業するケースが多いので、オールドタイプの会社人、という人は少ないんですね。

また、ベンチャー企業は規模が小さいので、自社サービスが売れるかどうかに生き残りをかけています。
そのため、服装にこだわっている場合じゃないというのも現状です。
開発するのに邪魔な要素は取り除いてとにかく働きやすい環境を追求するという社風は、大手よりもベンチャー企業に多く備わっています。

こちらの記事ではベンチャー企業について解説しています。
より詳しく知りたい方はぜひご覧ください!

また、こちらの記事ではベンチャー企業のランキングを紹介しています!


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SIer業界はスーツ強要が多い!?

パソコンを見る男

IT業界がみんなWebサービス系のような柔軟な社風なのかといえば、もちろんそんなことはありません。

ですがIT業界の中でも、特にSIer業界は、スーツを強要されることが多いと言われています。
それはなぜでしょうか?

SIerとは

SIerとは、システムインテグレーターの略称です。
何をする仕事なのかというと、非IT企業や官公庁、病院など、IT系の技術に不慣れな企業向けに、ITコンサルや、システムの設計、開発、運用などを一手に引き受けて代行する企業のことです。

なぜSIer業界はスーツ強要が多いのか

SIer業界は顧客がかなり大きいため、会社自体も大企業ということが多いです。
大企業は社員が統一してスーツというところが多いことと、企業イメージを考慮して常にスーツで人に見られていることを意識する必要があります。

また、システムを売り込んだりする営業のような業務もあるので、この時にはスーツが必須です。

また、システムの修正や客先でおこったバグの調査などで社外に行くことも多いので、「顧客にいつ会っても問題ないようにスーツ」という企業が多い傾向です。
SIerの企業はアプリ開発の企業に比べるとエンジニアが顧客と会わなければいけない場面が多いんですね。

生産性よりも企業イメージを優先する社風の企業がスーツを強要する傾向にあります。

まとめ

エンジニアは頭脳職なので、最優先に考えるべきことは生産効率を上げるためにどうすればいいかですよね。
その観点から、スーツを着ることにはデメリットしかありません。
リラックスした状態で生産性を上げていくのであれば、自分のリラックスできる服装を選んで仕事をしたほうがはるかに効率良く仕事ができます。

それを許してくれる企業はどんなところかというと、アプリ開発やベンチャー企業です。

Webアプリや自社開発を持っている企業は、客先にエンジニア自ら出向くことや、来客対応をエンジニアがする可能性が低く、開発に専念できるので、私服勤務を許容してくれる企業が多い傾向です。
また、ベンチャー企業は社風自体柔軟な企業が多いので、私服での勤務にも柔軟で、むしろスーツのほうが浮いてしまう可能性すらあります。

反対に、顧客対応に密接に関わってくるSIer業界の会社にはスーツを着なければならない企業が多いので注意が必要です。

開発に専念したいのであれば、Web業界を選んだほうがのびのび仕事ができそうですね。

どうせ仕事をするなら、余計なことに振り回されずに自分の能力を発揮できる会社を選んで、のびのび仕事に専念しましょう。

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