Webアプリとは?メリットや仕組み、開発に使う言語7選をわかりやすく解説
「Webアプリを作ってみたい」
「Webアプリってどういう仕組みなの?」
「Webアプリを開発メリットって?」
と、気になっていませんか?
Webアプリは日常的に多くの人に活用されており、開発に関心をよせる人も増えています。
とはいえ、開発に直接関わったことがなければ、仕組みや必要な言語などについてはよくわかりませんよね。
そこでこの記事では、
- Webアプリの概要や仕組み
- Webアプリを開発するメリット
- Webアプリ開発に必要なプログラミング言語
- Webアプリの制作方法
などについて詳しくご紹介します。
この記事を読めば、Webアプリの概要から制作方法までの全体像を理解できるでしょう。
Webアプリの開発に興味がある方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
Webアプリの概要3点
まずはWebアプリについての理解を深めていきましょう。
ここではWebアプリの3つの特徴をご紹介します。
1.Webアプリとは
そもそもWebアプリとは何なのでしょうか?
Webアプリの正式名称はWebアプリケーションです。
名前の通り、インターネットで利用できるアプリを指します。
たとえば私たちが普段使っている
- YouTube
- LINE
などもWebアプリです。
2.Webサイトとの違い
Webアプリとよく混同されるのが、Webサイトです。
どちらもインターネットを利用して使うため似ているようですが、それぞれ異なる特徴を持っています。
両者の大きな違いは、機能性です。
Webサイトは基本的に閲覧するだけですが、Webアプリはコメントを書いたり、動画をアップしたりなどユーザーが活発にアクションを起こします。
WebサイトにもSNSなどと連動させる機能はありますが、Webアプリには及びません。
この特徴から、Webサイトは「静的な機能性」、Webアプリは「動的な機能性」といえます。
3.ネイティブアプリとの違い
AppstoreやGooglePlay経由でインストールするアプリを、ネイティブアプリといいます。
Webアプリとの違いは、インストールをするかしないかです。
見た目は同じようですが、Webアプリはインストールしなくてもその場で動くアプリを指します。
Webアプリはインストールしなくてもすぐに利用できる手軽さが魅力です。
その一方で、ネイティブアプリは端末にインストールしているため、ゲームなどのアプリはオフラインでも利用でき動作が軽快な傾向があります。
それぞれメリットとデメリットはありますが、これから開発を行うならWebアプリから始めてみるのがよいでしょう。
ネイティブアプリは多機能にできるぶん、ハードルが高いといえます。
そのためネイティブアプリに興味がある方も、まずはWebアプリから挑戦してみるのがおすすめです。
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Webアプリの4つのメリット
多くの人が毎日のように活用しているWebアプリ。
開発を行うことには、どのようなメリットや魅力があるのでしょうか?
ここでは、Webアプリの4つのメリットについて詳しくご紹介します。
1.開発コストを抑えられる
Webアプリは、ネイティブアプリと比較して開発コストを抑えられるメリットがあります。
その理由には、
- OSに依存しない
- 個人でも開発できる
- 工数が少ない
などが挙げられます。
もちろんWebアプリの機能性や開発規模によってもことなりますが、基本的には低コストでの開発が可能です。
2.アップデートがしやすい
アップデートがしやすいのも、Webアプリの大きなメリットです。
Webアプリは特別な審査が必要ないため、アップデートは好きなタイミングで行えます。
一方で、ネイティブアプリの場合、提出のタイミングだけでなくアップデート時にもアプリケーションストアでの審査が必要です。
変化が速いIT業界で、アップデートをしやすいか、しにくいのかは非常に重要なポイント。
余計な手間がかからない点も、Webアプリの魅力といえます。
3.アプリ配布がいらない
ネイティブアプリは、アプリケーションストアを経由してアプリ配布を行う必要があります。
アプリ配布にも専門的な知識が必要で、初心者が行うのは大変です。
しかし、Webアプリには、アプリ配布を行う必要がありません。
アプリ配布が必要ないのも、Webアプリのメリットです。
4.審査が不要
ネイティブアプリはリリースの際に、アプリケーションストアを経由してアプリ配布を行う必要があります。
AppstoreやGooglePlayの審査は厳しく、通過できなければいつまでもリリースできません。
一方で、Webアプリはインストールが必要ないサービスであるため、審査を受けずに公開できます。
自分の好きなタイミングで公開できるのは大きなメリットといえるでしょう。
Webアプリの仕組み3つ
Webアプリは一体どのような仕組みで成り立っているのでしょうか?
Webアプリを開発するためには、しっかりと仕組みを理解しておく必要があります。
ここでは、Webアプリの仕組みを3つに分けて詳しく見ていきましょう。
1.フロントエンド
「フロントエンド」とは、Webアプリ上でユーザーから見える部分、操作できる部分を指します。
たとえばTwitterを例に挙げるなら、
- デザイン
- ツイート画面
- いいねボタン
などが、フロントエンドです。
フロントエンドやコーダー、Webデザイナーは、フロントエンドを担当する職業に当たります。
2.バックエンド
フロントエンドとは反対に、ユーザーから見えない部分、操作できない部分がバックエンドです。
フロントエンドでユーザーが操作した内容に対して、データの処理などを行う役割を持ちます。
たとえばYouTubeで関連動画が表示されるのも、バックエンドが働いているためです。
ユーザーが欲しい情報を適切に探し出し、フロントエンドに送るなどの役割を果たしています。
職業でいうと、プログラマーやシステムエンジニアなどがバッグエンドを担当する仕事です。
3.データベース
データベースは、大量のデータの保管や管理を行なっている機能です。
ユーザーの要求に応じて、データベースへ情報の記録や表示を行う役割を持ちます。
たとえば、YouTubeやNetflixなどのWebアプリで、大量の動画を保管しているのもデータベースです。
職業でいうと、データベースエンジニアが該当します。
プログラミングを勉強していて、挫折しそうになった経験はありませんか?
9割以上のプログラミング学習者が、挫折を経験したことがあるそうです。
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Webアプリの開発に使う言語3選【フロントエンド】
Webアプリは、フロントエンド、バックエンド、データベースから成り立っていることが分かりました。
それぞれの役割によって、使用する言語は異なります。
ここからは、フロントエンドとバックエンドの開発に必要なプログラミング言語を順番に見ていきましょう!
まずは、フロントエンドの開発に必要な3つの言語をご紹介します。
- JavaScript
- HTML
- CSS
1.JavaScript
「JavaScript」は、Webページに動きをつけるプログラミング言語です。
JavaScriptを活用することで、Webアプリにアニメーションや画像のスライドなどを入れられます。
JavaScriptは世界中のエンジニアに活用されている人気の高い言語であるため、習得しておいて損はありません。
プログラミング初心者にも比較的習得しやすい言語とされているため、ぜひ挑戦してみてください。
2.HTML
「HTML」は、Webページの作成に使われるマークアップ言語です。
文書構造を作成する言語で、プログラミングの基本としても知られています。
HTMLについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
見出しの設定や、画像や空白の大きさを変えたり、文字の太さの設定も可能です。
コードが比較的わかりやすく初心者向けなので、プログラミングの入門として取り組むのがおすすめです。
3.CSS
「CSS」は、HTMLを装飾するマークアップ言語。
基本的にはHTMLとセットで使用するのが特徴です。
HTMLだけでもWebページは作成できますが、CSSを活用することでより簡単にデザイン性を高められます。
HTMLと同様に、プログラミングの入門としてもおすすめです。
CSSについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
Webアプリの開発に使う言語4選【バックエンド】
つづいては、バックエンドに必要なプログラミング言語を見ていきましょう。
ご紹介するのは、以下4つのプログラミング言語です。
- JavaScript
- Python
- Ruby
- PHP
1.JavaScript
「JavaScript」はデザインに動きをつけるだけでなく、バックエンドの役割も持つプログラミング言語です。
サーバーと通信して情報の送受信を行えます。
たとえば、パスワードの入力が間違っていた場合にはポップを出す、などの機能を追加することも可能です。
Webアプリの開発にはもちろん、WebサイトなどJavaScriptはさまざまな開発に使用できます。
JavaScriptに関してさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
2.Python
「Python」は、汎用性の高いプログラミング言語です。
最近注目を集めているAI (人工知能)やIoT(モノのインターネット)などの開発にも使われています。
Pythonはコードがシンプルで見やすく、初心者にも取り組みやすい言語のひとつです。
汎用性も高いため、習得すれば開発の幅を広げられます。
Pythonについて興味がある方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
3.Ruby
「Ruby」は、日本人のまつもとひろゆき氏によって開発されたプログラミング言語です。
「楽しさ」に焦点をあてて開発されており、コードは直感的に短く書けます。
また、楽しさだけでなく実用性も兼ね備えている世界的に人気があるプログラミングです。
RubyにはWebアプリ開発に適したパッケージが豊富に用意されています。
スピードを重視して開発を行いたいなら、Rubyが適しているでしょう。
4.PHP
「PHP」は、動的なコンテンツの作成に適したプログラミング言語です。
HTMLと組み合わせて使用できる特徴を持っており、ブログやWebサイトの作成にも多く用いられます。
PHPは文法がシンプルでわかりやすく、習得難易度が比較的低い点も魅力です。
PHPはコードがわかりやすいことから、初心者でもすぐに覚えられます。
また、PHPは世界中で多くのエンジニアに使用されている言語であるため、情報量も多くあります。
Webアプリ制作の入門言語としてもおすすめなプログラミング言語です。
Webアプリの作り方5ステップ
Webアプリの開発に必要なプログラミング言語をご紹介しました。
言語によって特徴や役割が異なることをわかっていただけたのではないでしょうか?
Webアプリの仕組みや必要な言語がわかったところで最後は、Webアプリの作り方をご紹介します。
5つのステップ形式で解説するので、ぜひ参考にしてください。
- Webアプリの仕組みを理解する
- どのようなアプリにするか設計する
- プログラミング言語を選ぶ
- フレームワーク・開発ツールを選ぶ
- 実際に開発する
1.Webアプリの仕組みを理解する
仕組みがきちんと理解していなければ、Webアプリの開発はできません。
まずはWebアプリの仕組みについてしっかりと理解しましょう。
Webアプリを開発するなら仕組みの理解と同時に、プログラミング言語も習得する必要があります。
プログラミングを効率よく習得したいなら、プログラミングスクールがおすすめです。
スクールなら、不明点をプロの講師に直接聞けるため、着実にスキルを伸ばせます。
プログラミングスクールの特徴や選ぶ際のポイントなどついて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
2.どのようなアプリにするか設計する
仕組みが理解できたら、どのようなWebアプリを開発するのかを決めていきましょう。
具体的には、
- どのようなデザインにするのか
- どのようなユーザーに使ってほしいのか
- どのような機能をつけるのか
などを考えます。
3.プログラミング言語を選ぶ
開発したアプリの設計ができたら、適切なプログラミング言語を選定しましょう。
フロントエンドかバックエンドの開発を行うのかによっても、必要な言語は異なります。
プログラミングは言語によって習得難易度や特徴が異なるため、それも考慮したうえで選定しなければいけません。
「独学ではプログラミングを習得できる自信がない」という人は、プログラミングスクールを検討してみるとよいでしょう。
4.フレームワーク・開発ツールを選ぶ
プログラミングのフレームワークとは、よく使うコードをまとめてくれているものです。
フレームワークを活用すれば、一からプログラムを作成する必要がなくなるため効率よく開発を行えます。
ただし、プログラミング言語によってフレームワークが異なる点には注意しましょう。
また、Webアプリ開発では、さまざまな開発ツールを使用します。
プログラミングの開発ツールの中では、「GitHub」などが有名です。
フレームワークと開発ツールを上手く活用して、開発速度を向上させましょう。
GitHubについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
5.実際に開発する
ここまで準備が整ったら、実際に開発を行なっていきましょう。
完璧な状態でなくても、開発を行なってみることでさまざまな発見があるはずです。
わからないことが出てきても、調べながら解決していけば少しずつ完成へと近づけるでしょう。
効率よく確実に開発を行いたいなら、プログラミングスクールに通うのがおすすめです。
スクールなら、プロの視点からアドバイスももらえるため、より完成度の高い開発が行えるでしょう。
まとめ:まずはWebアプリのイメージをつかもう
今回はWebアプリの基礎知識や必要な言語、開発の手順などについてお伝えしました。
まずは、どのようなWebアプリを開発したいのかを考えてみるとよいでしょう。
Webアプリ制作は>プログラミング学習のアウトプットとしても最適です。
ぜひ、本記事でご紹介した作成手順などを参考に、Webアプリ開発にチャレンジしてみてください。