プログラミングは独学で大丈夫?初心者向けに習得手順とコツをわかりやすく解説
最近「プログラミング」という言葉を頻繁に耳にしませんか?それもそのはず、プログラミングは近頃かなり需要が増えており、プログラミングスクールも急激に増加しています。
ITの発達により、注目されている「プログラミング」を習得したいと思う方も多いのではないでしょうか。しかし、独学で学習を始めた人の9割が挫折してしまうと言われています。
挫折の原因として、しっかりとした独学方法を知ることなく独学を始めてしまうことが考えられます。
そもそも「プログラミング」は1文字のスペルミスでエラーが起こってしまう程繊細なので、1人でエラーの原因を洗い出し、ひとつひとつ潰していくことはかなり時間がかかると同時に、精神的にも辛くなってしまうものです。
よって独学を成功させるには、効率の良い学習方法とエラーの解決策などの情報はかなり重要になります。
今回はこちらの記事では
- プログラミングってどうやって学べばいい?
- 何から始めればいいのだろう?
- 挫折しないためにはどうしたらいい?
- どんな本やサービスで学習すべきなの?
- 独学で本当に転職できるの?
などの疑問をわかりやすく、解説致します。
プログラミングは独学で習得できる?
プログラミングは独学でも習得可能ですが、効率や効果には違いがあります。独学のメリットは費用が比較的安価で、自分のペースで学べる点です。
オンラインの無料教材や書籍を利用すれば自己学習を進めやすく、柔軟にスケジュールを組むことができます。しかし独学では疑問点が解決しにくく、モチベーションを維持するのが難しいことがあります。
一方ITスクールやセミナーに通うことは、体系的に学べることや実践的な課題に取り組む機会が得られる点で優れています。専門の講師からの指導やフィードバックが受けられ、最新の技術情報や業界トレンドも学べるため、効率的にスキルを身につけやすいです。
また学習コミュニティやネットワーキングの機会もあり、モチベーションの維持にもつながります。独学でも一定の成果は得られますが、効率よくスキルを身につけるためには、スクールやセミナーに通うことを推奨します。
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プログラミング独学の手順とコツ
「さっそく独学の方法を知りたい!」という方もいるかもしれませんが、プログラミングを独学するためには事前の準備が必要です。
なんとなく独学を始めてしまうと、途中で「勉強する気が起きない」「何のために勉強しているんだろう」と挫折してしまいます。
事前の準備をすることで、独学の成功率がぐっと高まりますよ。
独学を成功させるためにも、事前にすべきことを理解しておきましょう。
それでは、プログラミングを独学する前にすべき3つのことをご紹介します。
- プログラミングとは何かを知る
- 学習に必要なものを知る
- 学習する目的(ゴール)を決める
順番に見ていきましょう。
プログラミングとは何かを知る
そもそもプログラミングとは何かを知っているでしょうか。
プログラミングとは、「コンピュータにさせる処理を順番に書くこと」です。
処理を書く時には、プログラミング言語が使われます。
プログラミング言語は、コンピュータが理解できる言葉のことです。
世の中のシステムやスマホで使うアプリ、インターネットのサービスなどは、全てプログラミングによって成り立っています。
プログラミングを独学するということは、世の中のコンピュータを動かす仕組みを自分で学び、扱う技術を習得するということです。
学習に必要なものを知る
「世の中のコンピュータを動かす仕組みを学ぶなんて、難しそう」と思うかもしれません。
しかし、学習に必要なものは至ってシンプルで、パソコンとWi-Fiのたった2つだけです。
「ディスプレイは必要ないの?」「購入しなきゃいけないソフトは?」と思われるかもしれませんが、本当にこの2つがあれば、プログラミングの学習はできますよ。
もし既にパソコンとWi-Fi環境があるのであれば、すぐにプログラミングの学習を始められます。
この記事では「何の教材で」「どの部分を」学習すれば良いか、具体的にご紹介しました。
読み終わった際には何をすべきかが理解でき、行動を起こせるはずです。
学習する目的(ゴール)を決める
プログラミングの学習はパソコンとWi-Fi環境があればすぐに始められます。
しかし、独学で挫折しないためには、最初にプログラミングを学ぶ目的を決めることが大切です。
目的を決めるコツとしては、まずは自分の興味やキャリア目標に合ったものを優先することです。ある程度の再現性を気にするのも大切ですが、自身のモチベーションを優先したほうが継続できるためです。
プログラミング言語を選ぶ
プログラミング独学の初めには、目的に合ったプログラミング言語を選ぶことが重要です。
たとえばWeb開発にはJavaScriptが広く使われ、インタラクティブなウェブサイトを作成できます。またデータ分析や機械学習にはPythonが適しており、簡潔な文法と豊富なライブラリが特徴です。
そしてアプリ開発にはSwift(iOS向け)やKotlin(Android向け)が主流で、企業システムやデスクトップアプリ開発にはJavaが利用されます。
各言語の特徴を理解し、将来目指す職種やプロジェクトに合わせて選ぶことが重要になります。
学習に必要なものを知る
プログラミング独学にはPCだけでなく、学びたいプログラミング言語に合わせたツールやソフトウェアの準備が必要です。
例えばPythonを学ぶならAnacondaやJupyter Notebookが便利で、ウェブ開発ならテキストエディタ(Visual Studio Codeなど)やブラウザ開発者ツールが役立ちます。
アプリ開発にはSwift用のXcodeやKotlin用のAndroid Studioが必要であり、これらの環境を整えることで、効率的に学習を進められます。
コードを書く
プログラミングを独学する際には、インプットだけでなくアウトプットも非常に重要です。
学んだ知識を実際にコードに書き起こすことで理解が深まり、記憶にも定着するからです。
実際に手を動かしてコードを書くことで、理論と実践のギャップを埋め、自信を持ってプログラミングに取り組むことができるようになります。
まずは小さなプログラムやスクリプトから始め、徐々に複雑な機能の実装に挑戦しましょう。
プログラミング独学の主な方向性3つ
プログラミングを独学する前には、プログラミングについて知り、目的を決めることが重要だとお伝えしました。 目的が決まれば、独学する内容の方向性も定まってきます。 プログラミングにもさまざまな種類があるので、自分の目的ややりたいことに合わせて選びましょう。 ここでは、プログラミングを独学する場合の主な方向性を3つご紹介します。
- サイト制作(Webデザイナー)
- アプリ制作(Web・スマホアプリエンジニア)
- 統計(AIエンジニア、データサイエンティスト)
具体的に解説していきます。
サイト制作(Webデザイナー)
サイト制作は、デザイン力やマーケティング力が必要になります。 ユーザーに商品の魅力が伝わりやすいサイト設計にするにはどうしたらいいか、ユーザーが動きやすいサイト設計にするにはどうすればいいかなど、デザイン以外にもユーザビリティを考える力が必要になってきます。 それを考えるのに必要なのは、「サイトはどうやって作られているのか?」を十分に理解することです。 なので、まずは「自在にサイトを設計できる力」を付けることを目標にすると良いでしょう。 具体的な学習方法はコチラ
オススメしたい人 デザインが好きな人、人の心理を考えるのが好きな人 学習対象になる言語 HTML&CSS、JavaScript、PHP
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アプリ制作(Webアプリ・スマホアプリエンジニア)
アプリ制作はLINEや食べログなど、多くの人が使っているようなサービスを作ります。 プログラミングを使ったものと聞いて、最もイメージしやすいのはこのアプリ制作ではないでしょうか。 一言にアプリといっても、使われるデバイスによって作り方も変わります。 例えば、iPhoneで動かすのとPCで動かすのでは別の技術が必要なのです。 そのため、もしiPhoneでアプリを作りたい場合はSwiftを勉強する必要がありますし、PCならRubyなどを勉強する必要があります。 もし「何を作るか迷うな・・・」と感じたら、アプリ制作を目的に始めるのがおすすめです。 具体的な学習方法はコチラ
オススメしたい人 自分でサービスを作ってみたい人 学習対象になる言語 Ruby、Swift、Kotlin
統計(AIエンジニア、データサイエンティスト)
統計は、サービスの裏側に携わることの多い分野です。 意外に感じるかもしれませんが、人工知能(AI)も統計の1つに入ります。 統計とは、物事の相関がどれくらいあるのかを数字で示すものです。 例えば「選挙日が雨だった場合、どれくらい投票率が落ちるのか?」という問いに対して答えを出すのが統計です。 なので他のプログラミングと違い、数学的な知識を要します。 AIが世の中に浸透したものの、まだまだ人材の供給が足りない分、需要の高い分野です。 物事の相関関係について考えるのが好きな人は、きっとハマるはずです。 具体的な学習方法はコチラ
オススメしたい人 事象を考えるのが好きな人、数字を見るのが好きな人 学習対象になる言語 Python、C++、Julia
独学のステップ:サイト制作
それでは実際に、具体的な学習方法について見ていきましょう。 サイト制作のステップは3つに分かれます。
ステップ1:どうやってサイトができているか理解する
まずは、サイトがどのようにして作られているのか理解しましょう。 技術的な部分は置いといて良いので、どんなコードで作られているのか確認します。 軽く説明すると、サイトはマークアップ言語というもので作られています。 これに当てはまるのが、HTMLやCSSといった言語。 HTMLやCSSのコードを使うことによって、今あなたが見ているようなサイトデザインを作成することができます。 なので、最初はコードの確認から始めることになりますね。 Progateという学習サービスを使って触ってみると、かなりコードの理解が深まります。
オススメ教材
Progate(HTML&CSS初級編) https://prog-8.com/
HTML,CSSを学ぶことでWEBサイトの基本的な仕組みを知る事ができます。
ステップ2:サイトを模写して作れるようになる
コードを理解したら、サイトを模写して作れることを目指しましょう。 既にあるサイトを見ながら、自分で作れるか試してみます。 これをステップに入れる理由は、理解がグッと深まるからです。 模範解答が用意されている分、つまづいたとしても立ち直りが早いです。 急に自分でサイトを作ろうとした時にエラーが起きても、見本がなければそもそも「何が間違っているか」を理解するのに時間がかかってしまいます。
オススメ教材
Progate(Web開発パス) https://prog-8.com/
最終的に自分で他のサイトを模写してそのまま作れるようにまでなります。
ステップ3:自分でサイトを作れるようになる
最後は、実際に自分でサイトを作れるようになりましょう。 ここまでこれば、ある程度サイト制作に携わることができます。 基本的に自分の作りたいサイトを作れば良いので、気に入ったサイトを参考にしつつ作成してみましょう。 フリーランス向けに案件を紹介している『クラウドワークス』などを見て、案件でお願いされているようなサイトが制作できるか試してみても良いかもしれません。
オススメ教材
Udemy(サイト制作) https://www.udemy.com/
Udemy内の検索エンジンで「サイト制作」と調べると良い教材がたくさんあります。 自分でサイトが制作できるように作られているカリキュラムもあるので、最初からUdemyを利用するのもアリです。
独学のステップ:アプリ制作
次に、アプリ制作の学習ステップを紹介します。 他に比べて苦労する分野ですが、その分プログラミングの奥深さを理解できます。 それでは、見ていきましょう。
ステップ1:基礎となるプログラミング言語を理解する
まずは、基礎になるプログラミング言語を理解しましょう。
「基礎になるプログラミング言語」とは、学習対象となる言語で挙げたRuby、Swift、Kotlinです。 例えば、皆さんがよく利用されるiOSアプリは基本的には「Swift」で作られています。
しかし、1からSwiftを書き出してもアプリができるまでに時間がかかってしまいますよね。 そんな時に役に立つのがフレームワークです。
フレームワークとは、システム開発を便利にするツールです。 ツールと聞くと不必要に感じるかもしれませんが、いちいち作ると面倒な機能も簡単に作れてしまうのです。
SNSにはユーザー機能がありますよね。 ユーザー機能を自力でつけようとすると、そのためにプログラムを考えなくてはなりません。 しかしフレームワークを使うことによって、たった数行で機能を付けられたりします。
言ってしまえば、天才プログラマーの考えたプログラムを簡単に取り入れることができるのです。 とはいえ、自分で書かなければいけない部分ももちろん存在します。
そのために、まずは基礎になるプログラミング言語を学習するのです。
オススメ教材
ドットインストール(Ruby入門) https://dotinstall.com/lessons/basic_ruby_v3
こちらは、最近のベンチャー企業によく使われているプログラミング言語「Ruby」を学ぶ教材になります。 Rubyを学ぶことでWEBアプリを作成する事ができるようになります。Rubyについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ステップ2:フレームワークの概念を理解する
プログラミング言語の使い方を理解したら、次はいよいよフレームワークの理解に入っていきます。 触ってみるとわかると思いますが、実はプログラミング言語よりフレームワークの方が複雑です。
フレームワークではファイルの行き来が多いです。 そのため「このファイルはどういった機能を持っているのか?」を理解しなければ、学習していても何をしているのかわからなくなってしまいます。 なので、まずはフレームワークの概念を理解しましょう。 ファイルごとにどういった役割を果たしているのかを確認してから使い方を学ぶと、理解がかなり深まりやすいです。
オススメ教材
ドットインストール(Ruby on Rails学習) https://dotinstall.com/lessons/basic_rails_v3
ステップ1で学んだRubyというプログラミング言語のフレームワークである「Ruby on Rails」を学習できるコースです。 最初はただ動画を視聴するだけで、フレームワークはどういったものなのか?という概念を学びましょう。
オススメ教材
プログラミングの「フレームワーク」を徹底解説!言語別おすすめ18選も紹介
プログラミングの「フレームワーク」を徹底解説!言語別おすすめ18選も紹介する当メディア「DMM WEBCAMPNAVI」が執筆した記事になります。 今すぐにフレームワークの基本的な概念を学ぶ事ができます。
ステップ3:フレームワークの使い方を理解する
ステップ3では、具体的なフレームワークの使い方について学びます。 フレームワークの大枠を理解した後に学ぶことで、内容が入ってきやすくなっているでしょう。
フレームワークを使うことで、いろんな機能がつけられます。 ユーザー機能やいいね機能、文字制限やデータベースなど・・・ このステップでプロダクトを作る面白さを感じられるので、ぜひここまで頑張って進んでみてください。
オススメ教材
Udemy(即戦力Railsエンジニア養成講座) https://www.udemy.com/course/rails-kj/
実際にRuby on Railsを使ってWEBアプリを作成してみましょう。 初心者にはかなり難易度が高いので、何度も何度も視聴して学習するのがおすすめです。
ステップ4:自分でプロダクトを作れるようになる
最後は、自分でプロダクトを作ってみましょう。 SNSが無難ですが、自分が作ってみたいものを作ってみると良いでしょう。 作りたいものから考えると、ステップ3では使わなかったコードを使う機会も出てくるはずです。
その度にインプットすることで、より使えるコードが増えていきます。 そうしてスキルアップを図っていくことができるのです。 Ruby on Railsを使いこなせれば、ある程度開発できる幅は広がります。 ぜひ自分の作ってみたいものにチャレンジしてみてください!
独学のステップ:統計(AI)
では3つ目の統計はどのように学習すると良いか見ていきましょう。 近年よく使われるプログラミング言語「Python」の学習を前提として、方法を解説していきます。 数学の知識も入ってきて「自分でもできるのかな・・・」と不安になるかもしれませんが、大丈夫。 実際に執筆者である僕も、現在独学でPythonなどのAI分野を学んでいますが、数学の知識がほとんどなくても、1から理解することは意外と簡単です。 もし興味があれば、ぜひ食わず嫌いせずに読み進めてみてください!
ステップ1:回帰分析について理解する
最初は、回帰分析について理解しましょう。 「なぜ最初からプログラミングについて学ばないの?」と思う方もいるかもしれません。 最初に数学から入る理由は、概念を理解していなければコードを書いた時に何をしているのか分からなくなってしまうからです。 後に理解を早く進めるために、絶対に押さえておきたい内容になります。 回帰分析とは何かと言うと、物事の相関関係を求めるための数式です。 あまり馴染みのないように感じる人も多いかと思いますが、実は高校数学でよく耳にした「微分」を用います。 「微分って聞いたことはあるけど、何を求めているのか全然ピンと来ない・・・」という方も、大丈夫です。 きっと回帰分析を学べば、微分がどういったものを求めているか理解できるでしょう。
オススメ教材
Udemy(【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座 – 初級編 -) https://www.udemy.com/course/kikagaku_blackbox_1/
とっつきにくい微分について、丁寧にわかりやすく解説しています。 セールを利用すれば2.000円ほどで購入できるので、ぜひこちらでの学習をおすすめします。 それが終われば簡単なデータ分析は可能になりますが、より深く学びたい方は中級編にもチャレンジしてみましょう。
ステップ2:自由にデータ分析できるようになる
次は実際に、自由にデータ分析を行ってみましょう。 お題は何でも良く、例えば「雨の日はテレビの視聴率が上がるのか」から「GDPが高い国ほど幸福度は上がるのか」まで、様々なトピックで分析することができます。 比較的ビジネスマンでも使える場面の多いスキルなので、ぜひ色んなことを調査してみると良いでしょう。
ステップ3:学びたい機能について学習する
最後は、より学んでみたい機能について理解を深めてみることです。 統計プログラミングは奥深く、データ分析以外にも色んな分野があります。 例えばウェブからデータを収集する「スクレイピング」や、AIが注目される一因となった「教師なし学習」、他には「画像認識技術」など様々です。 ぜひ興味の出たものから学習してみてください!
オススメ教材
Aidemy https://aidemy.net/
AIプログラミングに特化した学習サービスで、ある程度学習を進めた中級者からオススメしたい教材です。 無料レッスンもあるものの、有料レッスンの価格はProgateやUdemyと比べて高めですが、学ぶ価値は十分にあります。
プログラミング独学の効率が良くなる3つのポイント
プログラミング学習を始めるにあたって“時間”はとても大切です。 プログラミングを学習し転職をしたいと考えている人は特に時間を考量して学習する必要があります。
企業がプログラマーやエンジニアとして欲しい人材は20代の今後バリバリ活躍できる人だからです。 したがって、30代になってしまうと求人案件の数がガクッと下がります。 転職支援型プログラミングスクールに応募したとしても、ほとんどの方が転職支援して貰えないのが現状です。 また、先ほどもお伝えした通り社会人になると独学で学習する時間がなく、挫折してしまう人が9割も存在します。 時間がある内にプログラミングを身につけ就職、副業に活かせるようにしましょう。
①暗記しない
プログラマーやエンジニアは何も見ずにスラスラコードを書き上げるイメージがありますよね。 実際にそれができるのはごく一部のプロフェッショナルな人達です。 もちろんプログラミングを完璧に自分のものにし、バリバリ活躍したいという方は後に必要になってくるかもしれません。 ですが、この記事を読んでいる皆さんはプログラミングを学習したことの無い、あるいは始めたての人達だと思います。 プログラミング初心者の皆さんが、いきなりプログラミングを完璧に暗記しようとすると学習に時間がかかり、成果を出すのにかなりの時間がかかるので、必ずと言っていいほど挫折します。 プログラミング学習も同じで、コードを確認しながらサクサクと学習を進めましょう。
②習慣をつける
プログラミングの独学で1番効率の悪い学習方法は、1日にまとめて勉強することです。 例えば、1週間のうち土曜日に5時間勉強するぞという目標を掲げたとすると、土曜日に学習することの出来る時間は実質4時間です。 なぜなら先週の復習に1時間もかかってしまうからです。 プログラミングの学習は実際にコードを書きながら進めていくので、先週の内容を思い出しコードに写すまでにかなりの時間がかかってしまいます。 実際習慣づけることで数字以上のスピードを体感し、かなり早く学習する事が出来ると思います。 よってプログラミング学習は週末にまとめて学習するのではなく、毎日学習する習慣をつけ効率よく学習しましょう。
③疑問を解消できる環境を作る
学習し始めに特に重要なのが、疑問を解消できる環境を作ることです。
最初のうちは、なぜエラーが起きているのかわからない場合が必ずあります。 そのため、どうやったら解決するのかわからず、そのまま挫折してしまう人も多くいます。
もちろん、自分でエラーを解決することも大切です。 しかし、プログラムを使えるようになるための学習に特化することの方がもっと大切です。
エラーで長時間つまづいて学習をやめてしまうのは、非常にもったいないです。 ぜひ周りにいるエンジニアの人に頼ってみたり、学習コミュニティやスクールに入るなど検討してみてください。
④アウトプットを行う
プログラミング独学の効率を上げるためには、アウトプットが欠かせません。学んだ知識を実際に使ってみることで、理解が深まり、記憶にも定着するからです。
単に教材を読むだけでなく、自分でコードを書き、小さなプログラムやプロジェクトを作成してみましょう。エラーやバグに遭遇することで、問題解決能力も養われます。
また、成果物を公開することでフィードバックを得られ、さらなる成長につながるでしょう。
プログラミング独学で挫折する6つの理由
プログラミングの独学では9割以上が挫折してしまうと言われています。 挫折してしまう原因は主に6つです。
- 環境構築でつまずく
- 学習した先が不透明
- どの言語を学ぶべきかわからない
- 学習手順がわからない
- 自分の現在地がわからず不安になる
- 何度もつまずくので自信がなくなる
環境構築は初心者にとって最初の鬼門といっていいでしょう。インターネットなどで調べても全く同じ環境は存在しない割に、避けて通れない項目だからです。
また、言語選びや現時点のレベルが不明であることから、正しい学習の手順がわからないことも挙げられるでしょう。
環境構築については経験者に相談したり、プログラミングスクールやセミナーを活用したりして学ぶことをおすすめします。
そして最初に目的を決めてからそれに沿った言語を選ぶようにし、正しい手順を踏むために最初からインターネットの独学ではなく、書籍を用いた学習を行うことをおすすめします。
挫折の原因や成功率を高めるコツについて、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
プログラミング独学におすすめの本3選
「色々教材を知ったけど、本で勉強したいな・・・」という方のために、本でオススメの教材を紹介していきます。 こちらも目的別に分けて紹介しているので、目的に合ったものを選んでみてください!
『スラスラわかるHTML&CSSのきほん 第2版』
学べる言語 | HTML/CSS |
レベル | 初心者向け |
価格 | ¥2,178 |
対応バージョン | HTML5.2対応 |
発売日 | 2018/04/14 |
1からHTML/CSSを学ぶのにおすすめの本です。 初心者に分かりやすく、基本から丁寧に解説されています。 またベストセラーが改定された第2版であり、その発行日が2018年と比較的新しいのもポイントです。
『ゼロからわかる Ruby 超入門 (かんたんIT基礎講座) 』
学べる言語 | Ruby |
レベル | 初心者向け |
価格 | ¥2,728 |
対応バージョン | Ruby2.5 対応 |
発売日 | 2018/11/22 |
プログラミングの知識が全くのゼロの人にも分かりやすく解説しているRubyの入門書です。 Rubyは比較的わかりやすい言語のため、初心者でも取り組みやすい言語になっています。
『独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで』
独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで
学べる言語 | Pyhton |
レベル | 初心者~中級者向け |
価格 | ¥2,420 |
対応バージョン | Python 3 対応 |
発売日 | 2018/02/24 |
こちらはプログラミングを独学で身につけるための、プログラミング全般の知識を基礎から応用まで学べる本となっています。 Pythonを通して解説していますが、Python学習者に限らず独学でプログラミングを勉強したい人におすすめです。 これ1冊でPythonをマスターするというよりも、楽しみながらプログラミングを仕事にするために必要な知識とPythonを一通り学べる本となっています。
プログラミング独学におすすめの学習サイト3選
「学習サイトで気軽に勉強したい!」という方のために、おすすめのプログラミング学習サイトを紹介します。 「あまり目的とかは考えてないけど、プログラミングが面白そうだしとりあえずやってみたい!」という方にもぴったりです。 自分に合っていそうなものを選び、ぜひ学習に取り入れてみてくださいね。 プログラミング学習における学習サイト利用についてはこちらの記事でも説明しているので、よければご覧ください。
【徹底比較】プログラミングを独学する!おすすめ学習サイト10選をご紹介
Progate
引用元:Progate
学習可能言語 | HTML,CSS,JavaScript,JQuery,PHP,Ruby,Ruby on Rails,Java, Python,Sass,Go,React |
料金 | 1,078円/月(税込) |
対象者 プログラミング未経験の人
- インプットしやすいスライド形式
- 環境構築なしにプログラミングが実践できる
- 幅広く学べる15コースのカリキュラム
Progateは誰でも始めやすい、15コースからなるプログラミングの学習教材です。 いきなりプログラミングを始めると「専門用語ばかりで難しい・・・」となりがちですが、わかりやすいイラストを使ったスライドで理解しやすい作りになっています。 「とりあえずプログラムを書いてみたい!」という人には、間違いなく打ってつけの教材です。 月額1,078円かかりますが、無料で学べるレッスンもあるため、まずはそこから学習してみると良いでしょう。
ドットインストール
引用元:ドットインストール
学習可能言語 | HTML,CSS,Java,JavaScript,Ruby,PHP,Swift,C,Go |
料金 | 1,080円/月(税込) |
対象者 スキマ時間に動画で学習を進めたい人
- 1動画3分以内のコンテンツ
- 開発環境の準備不要!
- 応用的なカリキュラムも多め
ドットインストールは短い動画でサクッと学べるコンテンツです。動画のため電車の中でも学習を進めることができ、スキマ時間を活用して学びたい人には最適な教材です。 もちろん学べるものも豊富で、その数なんと300以上! ただし、内容の進むスピードも速いため、ある程度学習を進めてから手をつけてみる方が良いかもしれません。
Udemy
引用元:Udemy
学習可能言語 | 教材によって異なる |
料金 | 500円~20,000円 |
対象者 既に学習したい分野が決まっている人
- 買い切りでコスパのいい教材
- 目的によって買う教材を選べる
- コンテンツの良し悪しは様々
Udemyは世界中の講師が動画を投稿しているサービスです。 プログラミング以外にもデザインやビジネススキルなどの講座もあります。 このサービスのいいところは、目的に合わせてカリキュラムを選べることです。 他のサービスだと1から学ぶよう作られていることが多いですが、習熟度や学びたい分野に合わせて講座を選ぶことができます。 2万円ほどするコースも多く「普通に高くない・・・?」と思われる方も多いかもしれませんが、基本的にセール中に買うことで1,000~2,000円台で購入することができます。 ただし、カリキュラムによって当たり外れはあるので必ず「評価の高いもの」を選ぶようにしましょう。
プログラミング独学におすすめの学習アプリ3選
「スマホやタブレットでスキマ時間に学習したい・・・」という方は、ゲーム感覚で学べる学習アプリがおすすめです。 さっそく、プログラミング独学におすすめの学習アプリ3選をご紹介します。
現役エンジニアもおすすめ!『Progate』
引用元:Progate -楽しく学べるプログラミング学習アプリ https://itunes.apple.com/jp/app/id1335868128?mt=8
学びやすさ | ★★★★ |
対象年齢 | 小学校高学年以上 |
価格 | 無料 |
対応機種 | iOS/Android/WindowsPC対応 |
- 可愛いキャラクターと対話しながら学べる
- レベルアップ機能がある
- エンジニアもおすすめするアプリ
『Progate』は、可愛いキャラクターと対話をしながら学習を進めることができます。 多くのプログラミング初心者の方が、学習の第一歩として『Progate』を利用しています。 「Java」「HTML」「Python」といったほぼ全てのプログラミング言語を対象にしているため、自分が学びたい言語を学習することができます。
ダウンロードはこちら↓
Progate -楽しく学べるプログラミング学習アプリ
開発元:Progate 無料 posted withアプリーチ
スキマ時間にサクッと学べる『codebelle』
学びやすさ | ★★★ |
対象年齢 | 小学校高学年以上 |
価格 | 無料 |
対応機種 | iOSデバイス向け App Storeでのみ利用可能 |
- 無料とは思えない充実したコンテンツ
- プログラミングを基礎から学べる
- スキマ時間に学習できる
『codebelle』は、チャット形式でプログラミング学習を進めていきます。 1レッスン3分〜なので、空いた時間を利用して効率的に学習できます。 普段中々学習する時間が確保できない方にもおすすめです。 プログラミングを簡単な言葉で説明してくれるので、初心者の方でも無理なく学習を進めることができます。
ダウンロードはこちら↓
codebelle – スキマ時間で学ぶプログラミング
開発元:Manabelle Co. Ltd. 無料 posted withアプリーチ
プロフェッショナルに質問出来る!「Schoo」
引用元:Schoo -ライブ動画で学べるアプリ https://apps.apple.com/jp/app/schoo
学びやすさ | ★★★★ |
対象年齢 | 中学生以上 |
価格 | 無料(アプリ購入あり) |
対応機種 | iOS,Android対応 |
- 大学の講義を受けている感覚でプログラミングが学習できる
- 分からないところを質問出来るので挫折しにくい
- 仕事に役立つ知識を身に付けることができる
『Schoo』は、生放送の講義でプログラミングが学習できるアプリです。 プロフェッショナルに質問することができるので、安心してプログラミングを学習することができます。 『Schoo』は他にもビジネス講座などのコンテンツも豊富なので、 プログラミング以外にも様々な知識を身に着けることができるアプリとなります。
ダウンロードはこちら↓
Schoo(スクー) – ライブ動画で学べるアプリ
開発元:SCHOO INC. 無料 posted withアプリーチ
プログラミング独学で就職・転職やフリーランスを目指すには?
独学で就職・転職やフリーランスを目指す場合、学習以外に就職・転職活動やポートフォリオの作成、案件の獲得が必要になります。 以下で未経験から就職・転職する方法と、フリーランスになる方法があります。 下記では独学でプログラミング学習を終えた人が、稼ぐ方法をお伝えしているのでぜひ参考にしてください。
独学がどうしても辛いときの対処法
「独学がどうしても続かない」「エラーを解消できずに立ち往生している」という場合、独学を諦めるのも1つの選択肢です。 やはり独学というのは簡単ではないですし、学習する目的が曖昧だったり、周りで学習している人がいなかったりすると、続けるのも難しいでしょう。 「それでもプログラミングを身に付けたい」「エンジニアに就職・転職したい」という方は、ぜひプログラミングスクールの受講を検討してみてください。 プログラミングスクールでの学習は
- 学習を手助けする「メンター」がいる
- 一緒に学習する仲間ができる
- 就職・転職のサポートがある
など、夢を叶える環境が整っています。 無料カウンセリングを行なっているスクールもあるので、まずはカウンセリングから受けてみることをおすすめします。
まとめ【独学は目的によって学習方法を決めるべき!】
いかがでしたか? ひとえにプログラミングの学習といっても、学べる範囲は無限にあります。 しかし、全てを扱えるプログラマーなど存在しません。 ぜひ興味のある分野を勉強してみてください。 そして最初は、プログラミングができる実感を持ってください。 そうすると、プログラミングの楽しさに気づくことができるはずです。 さっそく、学習に取り組んでみてくださいね! プログラミング学習を初心者から始めてプロになるまでの方法が知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。