プログラミングでできること・作れるものを言語別に解説

公開日: 2019.10.08
更新日: 2024.01.11
プログラミングでできることとは?

プログラミング初心者にとってはプログラミングでできることや作れるものは何か、わからないことだらけのはずです。

本記事では、プログラミング初心者に向けて、プログラミングでできることや作れるものを紹介します。

身近なプログラミングの活用例も紹介していますので、ご自分がプログラミングによって何を作りたいか明確にする際の参考にしてみてください。

プログラミングでできることや作れるものを知って、プログラミング学習の一歩を踏み出してみましょう。

プログラミングでできること

プログラミングは、そもそも何故あらゆる場面で活用されているのでしょうか。

その理由の一つとして、プログラムが得意とする処理能力の高さにあります。

コンピュータ1台で、人の何万~何億倍も質の高い処理をこなすことができます。

すごく基本的なことですが、一つ一つ見ていきましょう。

高速処理

コンピュータは、人とは比べ物にならない速さで処理をすることができます。

例えば、2019年7月時点で販売されている一般的なコンピュータであれば、1秒間に800万から1,000万回程度の計算(命令の実行)を行えます。

「数値を代入する」「足し算する」程度の簡単な計算ですが、それを1秒間に1,000万回も実行するのは、人には不可能なことでしょう。

自動処理

人が行うには面倒な処理でも、プログラムを作ることでコンピュータが自動でできるようにすることができます。

例えば、無数のデータの中から特定の条件に合うデータを抽出したり、同じ文字を繰り返し表示し続けたりなど、特定の操作を繰り返す処理はコンピュータの得意分野です。

RPAという言葉をご存知でしょうか?

今までホワイトカラーだった事務作業の部分を自動化することで、業務の改善を測ろうという動きが出てきています。

プログラミングの得意な点が上手く活用された例ですね。

正確処理

人が同じ作業をずっと繰り返していると、疲れや集中力の途切れから、必ずミスが生まれます。

対してコンピュータは、プログラムに書かれた内容を一言一句間違えることなく実行しますので、まったく同じことを正確に繰り返すことができるのです。

ただし、プログラムに書いてあるとおりに動くということは、書かれていない動作はしません。

また、プログラムが間違っていてもお構いなしに動き続けます。

それに加えて、コンピュータへの処理のさせ方(プログラムのつくり方)によっては誤差が生まれることもあります。

プログラムの処理に抜け漏れがないよう、人間が工夫して設計する必要があります。

例えば、次の計算を考えてみましょう。

2÷3×6

人が考えれば、答えは4だと分かると思います。

しかし、この式をコンピュータにそのまま計算させると、次のようになります。

2÷3×6 = 0.666666666667×6 = 4.000000000002

このように、無限を扱うことができないコンピュータでは、わずかながらの誤差ができてしまうのです(コンピュータによって誤差の大きさに違いはあります)。

この場合、先に割ることで無限小数ができてしまいますので、先に掛け算をしてから割ることで、誤差を最小限にすることができます。

2×6÷3 = 12÷3 = 4

コンピュータは、プログラムに書いてある通りには動きます。

しかし、その結果がユーザーの求めるものかどうかをコンピュータは判断できません。

それを判断できるのは人間だけですので、その判断を元にしてうまく動くプログラムを作るようにしなければいけないのです。

プログラミングで作れるもの

今のITを支えているプログラミング技術ですが、「プログラミングで作れるもの」を考えた時、何を想像しますか?

プログラミングで作れるものは

  1. Webサイト
  2. Web・スマホアプリ
  3. システム
  4. ゲーム
  5. AI(人工知能)
  6. ロボット

の6つが主に挙げられます。

それぞれ、どのようなものなのか解説していきます。

Webサイト

Webサイトは、HTMLやCSSといった比較的簡単な言語で作れます。

HTMLはWebサイトのレイアウトを決めるために、CSSは文字の色やフォントを指定するのが役割です。

ほかにもJavaやJavaScript、PHPなど複数の言語を組み合わせることで、より高度かつ魅力的なWebサイトを作れるようになります。

インターネット上の情報や動画などの無料の情報でもWebサイトを作れるため、プログラミングの入門に最適です。

DMM WEBCAMPの「はじめてのプログラミングコース」でも、HTMLとCSSを用いたWebサイト制作を学べますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。

Web・スマホアプリ

Webやスマホのアプリケーションを作る際にも、JavaScriptをはじめとするプログラミング言語を使います。

なお、アプリケーションには下記の種類があります。

【アプリケーションの種類】

アプリケーションの種類特徴
WebアプリWeb上で利用する・Google・食べログ
ネイティブアプリスマホやタブレットなどのデバイスにダウンロードして利用する・SNOW・ヘルスプラネット
ハイブリッドアプリWebでもデバイスでも利用できる・Amazon・クックパッド

アプリケーションの種類や作りたいものによって適したプログラミング言語があるため、目的にあわせて言語を学ぶ必要があります。

アプリケーションを制作する場合は、どのような言語を使うべきか調べるところからはじめるとよいでしょう。

システム

駅の改札やエレベーター、スピーカーや冷蔵庫などの家電もプログラミングでできています。

最近ではIoT(Internet of Things)という言葉が話題になりましたが、Google HomeなどのAIスピーカーを始め、家電もどんどんインターネットに接続された状態になっていきます。

そのため、各企業も大々的に開発を進めているフェーズでもあります。

ゲーム

プログラミングでイメージしやすいものとして、多くの方がゲームと答えるのではないでしょうか。

ポケモンやモンスターハンターなど、全てのゲームはプログラムによってできています。

AI(人工知能)

AIも、プログラミング言語を用いて作られています。

身近なAIの例は、以下の通りです。

【身近なAIの例】

  1. SiriやGoogle Homeなどの音声アシスタント
  2. Google翻訳
  3. ルンバなどのお掃除ロボット
  4. 自動車の自動運転
  5. チャットボット
  6. ChatGPT

上記のAIは、PythonやR言語、C++、Juliaといった高度なプログラミング言語によって作られています。

AIをゼロからつくり上げるのは非常に難易度が高い作業ですが、ChatGPTのプラグインのように既存サービスの拡張機能などは、AIそのものを作るより簡単です。

DMM WEBCAMPでは、AIの歴史や活用事例といった知識から自然言語処理や深層学習の実装技術を学べる「AIコース」を用意しています。

よりAIが普及した将来へ見据え、先手を打ってスキルを身につけたい方は、まずは無料相談をご利用ください。

ロボット

まだ世の中にあまり浸透していませんが、今後AIの発達によって伸びてくる分野です。


人間に近づける技術はなかなか難しいですが、将来人とロボットが共存するような社会が来るのでは?という説もあります。

プログラミングでできること・作れるもの一覧【言語別】

ここからは、具体的なプログラミング言語について触れていきましょう。

現在、プログラミング言語は200種類以上存在していると言われています。

中には特定の環境でのみ使われているものや、昔は流行ったが今では使われなくなったものなどもあり、現在主流と言われているものは20種類もないかもしれません。

ここからは、なぜ、プログラミング言語が多いのかと、主流の10個のプログラミング言語のできることや人気度、扱いやすさ、その他の特徴を織り交ぜながら紹介していきます。

HTML&CSS

HTMLは「HyperText Markup Language」の略で、Webサイトを作るときに利用されています。

例えば、以下のようなものです。

HTMLはマークアップ言語に分類され、厳密にはプログラミング言語ではないのですが、細かい説明は省略します。

目印(タグ)を使ってWebサイトの構造を決めたり、ハイパーリンクを設定したりすることができます。

また、文字種や文字色、文字サイズなどを定義することもできますので、HTMLだけで簡単なWebサイトが作成可能です。

CSSはデザインを定義する言語で、マークアップ言語に分類されます。

HTMLでもデザイン定義はできるものの、細かい設定ができません。

それに対しCSSでは、個別にフォントやサイズ、色などを定義することができるため、多くの人に活用されています。

HTMLやCSSをプログラミング言語として利用している人はあまりいないかもしれませんので、人気度としては今一つです。

ただ、Web系のプログラマーやデザイナーには総じて必要なスキルですので、最低限のことは知っている利用者は非常に多いでしょう。

また、意外と憶えることが多く、凝ったことをしようとすると難易度が一気に上がってしまうところがあります。

JavaScript

HTMLがWebサイトの構造を定義し、デザインはCSSが定義しています。

ただし、事前に作成したHTMLやCSSはあとから操作することができないため、HTMLとCSSだけで作られたWebサイトには動きがありません。

そんな静的なWebサイトを動的にするために、JavaScriptが作り出されました。

JavaScriptは、ブラウザ上で動作させることができるプログラムを記述する言語です。

具体的には、ブラウザがHTMLやCSSを読み込んで表示するときや画面スクロール、マウスのクリックなどのタイミングで実行され、HTMLやCSSを状況に合わせて書き換えます。

非常に人気のあるプログラミング言語で、Webサイトの他にもアプリケーションやインターネット家電のインターフェイスなど、様々な場面で活用されています。

主にWebサイトやWebアプリケーションを作成することに使われるプログラミング言語ですが、MonacaやTitaniumなどのツールを利用することで、モバイルアプリケーションを作ることも可能です。

そのような点もあって、JavaScriptはここ数年人気ナンバー1をキープしている人気のあるプログラミング言語です。

ただし、ブラウザ(環境)によって対応している仕様が違っていることや、Javaと似て非なるものである点などから、とても扱いやすいとは言いにくいでしょう。

Ruby

Rubyは日本人が開発した国産のプログラミング言語で、記述量が少なく直感的にプログラムコードを書けるように配慮されているのが高評価な言語です。

また、書きやすいだけではなく実用性も十分にあり、これまで存在した種々のプログラム言語のメリットを多く取り入れてシンプルにまとめられています。

国産のプログラミング言語ということで、海外も含めると人気度は★5つまで届きませんが、とても扱いやすいです。

習得が比較的容易なこともあり、多くの企業のWebサイトで採用されています。主にサーバーサイドのWebアプリケーションを作ることに使われていますが、パソコン上で動かすツールも簡単に作ることができますので、会社業務のちょっとした時短スキルとしても重宝します。

Python

海外で非常に人気のあるプログラミング言語で、直感的にプログラムコードを組むことができるプログラミング言語です。

データ解析や人工知能関連の現場での採用実績も多く、人工知能を学ぶのであればPythonといって良いほど情報が充実しています。

もっとも特徴的なのは、「コードの読みやすさ」をとても重要視した文法です。

そのおかげで初心者でも無用なバグのない品質の高いプログラムを作ることができるようになっています。

Webアプリケーションからデスクトップアプリケーション、組込アプリケーション(家電や自動車などに入っているプログラム)が作れ、人工知能やデータ解析などの実績があるため、モバイルアプリケーション以外はなんでもできるといった印象があります。

そんな利便性もあって、JavaScriptが台頭するまではPythonがその座に君臨していた時期もあったほど人気のある言語です。

C言語

C言語はハードウェアを操作するミドルウェアやメモリや処理速度などの制限が厳しい現場の開発で威力を発揮します。

C++やC#などC系言語のご先祖様的なプログラミング言語ですので、「C言語ができれば、他のプログラミング言語は何でもできる」と言われていた時代もありました。

しかし、JavaやC++などのオブジェクト指向言語が人気となっていき、今ではC++言語のサブセット(一部)のような扱いになっています。

一時期は「C言語ができなければプログラマーではない」といった風潮もありましたが、現在積極的に使っている人はあまりいません。

コンピュータのメモリを直接操作できるほど柔軟性が高いため、機械に組み込む組込系の現場では重宝されていますが、ハードウェア依存のプログラムコードになりやすいという難点もあります。

また、その柔軟性が仇となり、ちょっとした不注意で重大な不具合を引き起こすリスクがありますので、ユーザーに一定以上の知識と経験を要求する言語と言えるでしょう。

C#

C#はマイクロソフトが開発したプログラミング言語で、C++やJavaの影響を強く受けたオブジェクト指向言語です。

マイクロソフトが開発したこともあってWindowsアプリケーションの開発環境は充実しており、ボタンやパネルなどを使ったアプリケーションを簡単に作ることが可能です。

比較的人気はありますが、開発環境が限られてしまうこともあってほかの言語に比べて利用する人も多くありません。

ただしUnityという3Dゲーム開発環境で採用されていることもあって、ゲームの開発で数多くの採用実績があり、ゲーム開発に向いているプログラミング言語としてとても人気が高いです。

Java

Javaは、C言語やC++言語を元にして作られたオブジェクト指向型言語です。

ハードウェアを直接操作することができないようになっており、C言語のような重大な不具合のリスクは大きく下がっていますが、オブジェクト指向の習得に時間がかかるため、難易度は高めです。

ただし、どんなハードウェア上でも動かせる環境が準備されていますので、プログラムを1つ作るだけでWindowsとMacの両方で動かすことができるのは大きな利点でしょう。

Javaは銀行や公的機関などの業務系アプリケーションで利用されているためとても人気のあるプログラミング言語で、今も現役の人は大勢いらっしゃいます。

また、AndroidアプリケーションはJavaと似た文法であるKotlinで作成しますので、他の言語に比べてJavaを使える人の人口は多いでしょう。

Swift

SwiftはAppleが開発したiOS向けのプログラミング言語で、iPhoneやiPad、Mac以外にも、AppleTVやAppleWatchのアプリケーションが開発可能です。

Apple製品のソフトウェア開発を行うのであれば、これ以上に作りやすい言語はありません。

2014年に登場したこともあり、それまでにあったプログラミング言語の良いところを数多く吸収し、プログラムコードが書きやすく、かつ読みやすい構造になっています。

Apple製品用のソフトウェア開発を行うことを考えればSwiftがオススメですが、その他の開発対象も考慮する場合は、JavaScriptなども選択肢に入ってきます。

また、Swiftが出る以前にApple製品の開発用言語であったObjective-Cは、独特で構造が複雑なため、学習しにくかったという反省点がありました。

その改善策として、他のプログラミング言語によく似た構造を採用しているため、学習しやすい言語になっています。

ただし、開発にはMacが必要なので注意が必要です。

Go

Googleが開発したプログラミング言語で、あえて構文の種類を減らすことでプログラムコードがシンプルになるようにしています。

例えば、一般的に繰り返しの構文はfor文とwhile文という二つが存在し、同じ繰り返し処理でも2種類の表現が可能です。

しかし、Go言語ではfor文しか存在しないため、誰が作っても大きくブレることがありません。

このように、敢えて制限することで可読性の高く、扱いやすい言語になっています。

登場してまだ日が浅いことや、作成できるデスクトップアプリケーションがCUI(キーボードでコマンドを入力して操作するアプリケーション)のみであることなどから、まだこれからのプログラミング言語です。

ただし、Googleが推奨している言語ですので、将来性は十分にあるでしょう。

前述のとおり、シンプルで憶えやすく作られており、とても扱いやすいプログラミング言語ですので、新しい技術に興味のある人にはおすすめです。

日常生活に活用されているプログラミングの例

日常生活に活用されているプログラミングの例には、下記があります。

  1. ショッピングサイト|Amazon
  2. 動画配信サービス|YouTube
  3. SNS|Twitter
  4. IoT家電|エアコン
  5. AI(人工知能)|ChatGPT
  6. ゲーム|ドラクエ10

わたしたちの生活を便利かつ豊かにする機器やサービスの背景には、プログラミングがあります。

具体例に使われている言語についても触れていますので、アイデアの参考にしてみてください。

ショッピングサイト|Amazon

Amazonは、下記のプログラミング言語から作られています。

【Amazonを構成するプログラミング言語の例】

  1. Java
  2. Koliton
  3. C++
  4. Python
  5. Ruby

ブラウザ上のサービスとスマホアプリでは、構成するプログラミング言語が異なるため、他にもさまざまな言語が使われているといえます。

Amazonのようなショッピングサイトは、ショッピングカートや決済サービスの提供が必要なので、単純なWebサイト制作だけに留まりません。

さまざまなサービスと機能を構築し、つなぎ合わせる技術が求められます。

Amazonのようなショッピング系のサービスやアプリを作りたい場合は、複数の言語の知識とスキルが必要です。

動画配信サービス|YouTube

YouTubeの動画再生機能やアカウント管理機能には、Pythonが使われています。

動画配信サービスは、ユーザーによる動画のアップロード機能やコメント機能など、さまざまな機能を有しており、それぞれの機能にあった言語によって構成されています。

例えば、PythonだけでなくC++といった他の言語も必要です。

動画配信サービス自体はすでに数多く提供されているため、新たに作る機会は少ないかもしれませんが、他のサービスに応用するアイデアとして参考にできます。

SNS|Twitter

Twitterは当初、Rubyで開発されたSNSサービスですが、途中からScalaという言語に変更されました。

Rubyはプログラムの実行スピードが比較的遅いこともあり、途中で言語が変更されたと推測できます。

このように言語ごとに特徴があるため、制作したサービスやアプリによって適切な言語が変わります。

IoT家電|エアコン

IoT家電とは、インターネットにつなげて使用する家電のことで「スマート家電」という名前でも知られています。

インターネットを通じた遠隔操作機能はもちろんのこと、エアコンの温度設定やタイマーの仕組みなども、プログラミング言語によって構築されています。

IoT家電に限らず、家電のシステム構成には、主にC言語が使われていますので、家電開発に携わりたい方はC言語の学習を進めてみるのがよいでしょう。

なお「LINE centry」では、エアコンをプログラムでコントロールする仕組みを勉強できるので、利用してみてください。

AI(人工知能)|ChatGPT

AIとして有名なChatGPTは、主にPythonによって構成されています。

Pythonには下記のような関連ツールがあり、こちらもChatGPTに使われています。

  1. PyTorch
  2. Transformers

ChatGPTは、こうしたツールを通してテキストデータから深層学習を重ね、人間の質問に答えています。

ゲーム|ドラクエ10

ドラゴンクエスト10には、主にC++が使われていますが他にもLuaという言語が用いられています。

テレビゲームの繁栄を担ったファミコンやスーパーファミコン時代は、C言語が主流だったように、時代の流れにあわせて用いられる言語も変化します。

このように、ゲーム開発においても複数の言語の知識と技術が必要です。

プログラミングができることで就ける仕事

プログラミングができると、次のような仕事に就けるようになります。

  1. プログラマー
  2. ITエンジニア
  3. Webデザイナー
  4. CGクリエイター
  5. ゲームクリエイター

プログラミングスキルを身につけて転職を目指したい方は、上記の職種についても理解を深め、将来のビジョンをクリアにしていきましょう。

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書や仕様書をもとに、プログラミングを行う職種です。

プログラマーには、下記のようにさまざまな種類があります。

【プログラマーの種類】

  • ゲームプログラマー
  • アプリケーションプログラマー
  • Webプログラマー
  • システムプログラマー
  • AIプログラマー

プログラミングによって、どのようなものを作りたいかを明確にすると、どの業界を目指すべきかがわかるようになります。

実際に手を動かしてプログラムを書く仕事を目指したい方は、プログラマーについて理解を深めるのがよいでしょう。

DMM WEBCAMPでは、プログラミングスキルを言語別に身につけられるコースを用意しています。

コース学習内容
PHP/Laravelコース多くのWebサービス開発で使われるPHPを学習し、ユーザ機能・管理機能を持ち合わせたWebサービスを開発する
JavaコースJavaの基礎から応用、開発を便利に進めるフレームワークを学習し、Webアプリケーションを開発する
PythonコースAIの基礎からはじめ機械学習を学習、特徴量作成・モデル構築・精度評価の一連を実践を通して学習する
フロントエンドコースモダンなフロントエンドフレームワークであるVue.jsを学習し、Firebaseを組み合わせバックエンドサービスを高速に構築、リアルタイムチャットアプリケーションを作成する

プログラマーを目指しつつも、どの言語を学べばよいかわからないという方は、ぜひ無料相談をご利用ください。

プログラマーの関連資格や必要なスキルについて、下記の記事でくわしく解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:プログラマーになるには資格や検定は必要?取得するメリット3選も紹介

ITエンジニア

ITエンジニアは、プログラミングスキルだけでなく、ITにおける幅広い知識とスキルが必要な職種です。

クライアントの要望を満たすサービスやシステムを開発するためにヒアリングを行い、設計書や仕様書を作成します。

作成した設計書や仕様書はプログラマーにわたすため、プログラミング自体を行うことはあまりありません。

ITエンジニアにも、下記のようにさまざまな種類があります。

  • システムエンジニア(SE)
  • ネットワークエンジニア(NE)
  • サーバーエンジニア
  • データベースエンジニア
  • Webエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • セールスエンジニア

携わりたい業界によって種類が変わりますので、それぞれについても理解を深めておくとよいでしょう。

下記の記事で、ITエンジニアの種類ごとに仕事内容や必要なスキルをまとめていますので、参考にしてみてください。

関連記事:ITエンジニアのポジションや職種名について、仕事内容や必要なスキルを徹底解説

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトのデザインを行う仕事がメインで、女性に人気の高い職種です。

HTMLやCSSといったプログラミングだけでなく、グラフィックソフトを使用した写真加工やレイアウト調整も行います。

Webサイトは、比較的難易度の低いプログラミング言語で制作できるので、未経験者でもある程度学べば取り組みやすい仕事です。

ただしプログラミングスキルだけでなく、デザインに関する知識とスキルが求められるため、習得が必要です。

DMM WEBCAMPでは、Webデザイナーを目指す方にむけて「Webデザインコース」を用意していますので、学習内容をくわしく知りたい方はお問い合わせください。

下記の記事では、Webデザイナーになる方法と必要なスキルについて解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:Webデザイナーが未経験女性におすすめな3つの理由となる方法

CGクリエイター

CGクリエイターは、CG(コンピュータグラフィック)を制作する職種です。

映画やアニメ、ゲーム、広告業界で活躍できる職種といえます。

元々はCG制作においてもプログラミングスキルが求められましたが、最近ではプログラミングをしなくてもモデリングが可能なソフトが使われています。

そのためCGクリエイターを目指す場合は、プログラミングから学ぶのではなく、ソフトを使って実際にCGを作ってみるのがおすすめです。

ゲームクリエイター

ゲームクリエイターはゲーム開発を行う職種を指し、具体的には下記のような職種に分けられます。

  1. ゲームエンジニア
  2. ゲームプログラマー
  3. シナリオライター
  4. CGデザイナー
  5. サウンドクリエーター

ゲームエンジニアやゲームプログラマーは、ゲームのシステムを制作することからプログラミングスキルが求められる職種です。

キャラクターを動かしたりイベントを起こしたりといったゲーム開発に携わりたい方は、ゲームプログラマーを目指して学習を進めてみましょう。

プログラミングスキルを生かせる趣味

プログラミングスキルは副業や転職だけでなく、下記の趣味にも生かせます。

  1. スマホアプリ製作
  2. ゲーム開発
  3. Webサイト製作

プログラミングスキルを身につけて趣味にも生かしたい方は、参考にしてみてください。

スマホアプリ製作

プログラミングスキルは、スマホアプリやゲームを作る趣味に生かせます。

作ったアプリやゲームは自分だけでなく、全世界に配信して楽しんでもらうことが可能です。

iPhone用のアプリを制作するならSwift、Android用ならKotlinというように、それぞれのOSに合ったプログラミング言語を学習して、アプリやゲームを開発してみましょう。

最初は趣味程度でも、スキルが上がれば有料販売といった副業にもつなげられます。

ゲーム開発

PC向けのゲーム開発はプログラミング初心者にとっては難易度が高いものの、ある程度環境を整えることで、だれでも挑戦できます。

まだプログラミングについて何もわからないという初心者の方には、プログラミング学習サイトであるScratchがおすすめです。

Scratchなら専門的な知識がなくても、直感的に理解しやすいブロック言語を使ってゲーム開発の基礎を学べます。

ゲーム開発に興味があってプログラミングを学びたいという方は、下記の記事でゲーム開発にかかわるプログラミング言語への理解を深めてみてください。

関連記事:Unityとは?ゲーム開発で使われている言語と学習の4ステップを紹介

Webサイト制作

Webサイトは、HTMLやCSSといった独学でも習得しやすい簡単な言語で制作できるため、趣味としてもおすすめです。

Webや動画で言語について調べながら手を動かすことで、楽しみながらプログラミングに慣れていけます。

レベルが上がりスムーズにWebサイトが作れるようになると、Webサイト制作の副業やアフィリエイトへの挑戦も可能です。

プログラミングができるようになる方法

プログラミングができるようになるためには、次の方法が有効です。

  • 無料学習サイト・ゲームを活用
  • 書籍・動画で独学
  • プログラミングスクールを利用

自分に合った方法を選んで、プログラミングスキルを身につけましょう。

無料学習サイト・ゲームを活用

プログラミングの無料学習サイトやゲームを活用すると、楽しみながらプログラミングの基礎を学べます。

【無料学習サイト・ゲームの例】

  1. トライビットロジック
  2. コードモンキー
  3. paizaラーニング

無料学習サイトやゲームでプログラミングに少し慣れてから本格的に学ぶと、早期挫折の予防にもつながります。

下記の記事で、上記の例をふくむプログラミング学習サイトとゲームを紹介していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:プログラミングゲーム・学習サイト26選!作成方法とサンプルコードも紹介

書籍・動画で独学

プログラミングの関連書籍や動画を活用した独学でも、プログラミングの基礎を身につけられます。

【おすすめの書籍】

  1. プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
  2. プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう
  3. 1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座

これらはとくにプログラミングをこれから学びたい初心者におすすめです。

下記の記事では、プログラミングにおすすめの本を20冊紹介していますので、参考にしてみてください。

関連記事:プログラミング学習におすすめの本をランキング形式で紹介【20選】

プログラミングスクールを利用

プログラミングの実践的スキルが身につくまで挫折せずに学習を継続するためには、プログラミングスクールが最適です。

独学は手軽にはじめられるものの、なかなか学習が進まなかったり難しい内容を理解できなかったりと、挫折しやすい傾向にあります。

プログラミングスクールなら、いつでも講師に相談できるので、スムーズにつまずきを解消できます。

費用がかかる分サポートが手厚いため、実践的なスキルを身につけて転職を目指したい方におすすめです。

DMM WEBCAMPでは、アプリケーションやAIの制作を行う実践的な学習コースを用意しています。

【DMM WEBCAMPのコース例】

コース概要
はじめてのプログラミングコースWEBやプログラミングに関する基礎的な知識を学び、WEBアプリケーションを実際に作成する
WebアプリケーションコースRuby / Ruby on Railsを学習し、開発したWebアプリケーションを公開する
PHP/Laravelコース多くのWebサービス開発で使われるPHPを学習し、ユーザ機能・管理機能を持ち合わせたWebサービスを開発する
UI/UXデザインコース情報設計に基づいたサイト設計からオリジナルサイトのプロトタイピング制作を実践する
JavaコースJavaの基礎から応用、開発を便利に進めるフレームワークを学習し、Webアプリケーションを開発する
PythonコースAIの基礎からはじめ、機械学習を学習し、特徴量作成・モデル構築・精度評価の一連を実践し、学習する
AIコースAIの歴史、概要、実際の活用事例を学び、理解を深めた上で、文章やテキストを解析する仕組み(自然言語処理)、画像を解析する仕組み(深層学習)を実装し、学習する

ご自分に合ったコースがわからないという方には、丁寧なヒアリングから最適のコース紹介をいたしますので、ぜひ無料相談をご利用ください!

下記の記事では、11種類のプログラミングスクールと選ぶときの注意点を紹介していますので、プログラミングスクール選びに迷っている方は参考にしてみてください。

関連記事:ITスクール・プログラミングスクールのおすすめ11選 | 特徴や選ぶときの注意点を徹底解説

プログラミング言語の種類が多い背景

プログラミング言語は200種類以上と多くなっている理由は様々ですが、大きな影響として二つ挙げられます。

一つはプログラムの規模が大きくなってきたこと、もう一つはコンピュータの処理速度が上がったことです。

パソコン普及時代

多くのプログラミング言語の祖であるC言語が生まれた当初のプログラムは、1メガバイト程度のものでした。

その頃の記憶媒体はフロッピーディスクで、保存容量が1.44メガバイトと小さく、パソコンのメモリも640キロバイト程度でしたので、大きなプログラムは物理的に作りにくかったのです。

そのため、プログラムはできる限り小さく、多少読みにくくても簡略に書けるものが好まれました。

高性能時代(~現在)

コンピュータの性能が向上し、記憶容量やメモリがGBやTB単位のものが普及していきました。

それまでのプログラムは「できる限り小さく」「できる限り無駄がない」という意識に傾いており、「読みにくい」「メンテナンス工数がかかる」という悪い面ばかりが目立ってきました。

そこで、これまでのプログラミング言語に代わって「読みやすく自然言語に近い」ものが求められるようになったのです。

こうして、プログラミング言語はその時々のコンピュータの性能やプログラマーたちの嗜好を取り入れつつ、様々なものへと派生していったわけです。

ここからは、主流な10個のプログラミング言語について紹介していきます。

プログラミング言語によってできることは様々あるので、いくつもの言語で比較をしてみましょう。

まとめ:プログラミングを習得して趣味や仕事の幅を広げよう!

プログラミングでできることや作れるものは、非常に多岐にわたります。

それにともなって、プログラミングスキルを使って活躍できる仕事もさまざまです。

プログラミングを習得すると、仕事はもちろんのこと趣味の幅を広げることもできるため、生涯学習としてもおすすめです。

プログラミングは、無料学習サイトやゲーム、書籍、動画による独学でも習得できるものの、挫折しやすいため忍耐力が必要となります。

途中で挫折せず、スムーズにプログラミングスキルを習得するには、プログラミングスクールの活用が最適です。

DMM WEBCAMPでは、未経験者でもプログラミングスキルを身につけられるコースを、各種用意しています。

上記のように、お客様の実態にあわせてコースをお選びいただけますので、独学よりも効率的に学びたい方は、無料相談をご利用ください。


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