英語を使ったフリーランスの仕事9選!探し方や準備しておくべきものも紹介
最近は、フリーランスという働き方に注目が集まっていま。
そんななかで、
「英語力を生かせるフリーランスの仕事を見つけたい!」
「フリーランスが英語を生かして働くのに必要な準備はなに?」
と考えていませんか?
せっかく英語力があるなら、スキルを生かしてフリーランスとして成功し、より自由な生活を目指したいですよね。
フリーランスという働き方は海外でも広まっていて、英語力があれば国内外で活躍の場を広げられます。
そこで今回は、
- 英語を使うフリーランスのこれから
- 英語力を生かせるフリーランスの仕事・必要なスキル・年収
- 英語力を生かせるフリーランスの仕事を探す方法
- 英語力を生かしてフリーランスになるために必要な準備
についてご紹介します。
「英語力を生かしたフリーランスになりたい!」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「フリーランスは孤独」は本当か?寂しいと感じる理由4つと解消方法8つ
英語を使うフリーランスのこれから
今から英語を使ってフリーランスになろうと考えている人の中には、「これから先も英語ができるフリーランスに需要はあるんだろうか……?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
実際のところ、グローバル人材の需要が高まっていることから、これから英語を使うフリーランスはより多く必要とされると考えられます。
グローバル人材が必要とされるのは、日本は人口が減少するのに合わせて労働者も減っているからです。
なので日本の企業の多くは、賃金の安さや人口の多さ、土地の広さなどの利点から、国内より海外の市場を開拓する傾向があります。
その一方で、
- 日本へ訪れる外国人観光客の数
- 海外から日本に来て働く人
などは増加しているので、国内でも英語を使う機会や仕事が多いです。
さらに総務省が行ったグローバル人材の確保状況等に関する企業の意識調査によると、企業が海外で事業を進めるにあたって、人材が不足していると回答したのは約70.5%にもなりました。
【引用】総務省「グローバル人材育成の推進に関する政策評価<評価結果に基づく勧告>」
つまり、国内外問わず英語を使う仕事が増えているのにグローバルな人材が不足しているため、国際的に活躍できる人の価値は大きくなっているのです。
これは企業で働く会社員だけでなく自営業やフリーランスなど、現代社会で働く人全てに共通して言えます。
最近話題の“フリーランス”について徹底解説!
「フリーランスってどこまで自由なの?」
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英語力が活躍するフリーランスの仕事9選!必要スキルや年収も紹介
次に、英語力を生かせるフリーランスの仕事をご紹介していきます。
英語力はあらゆる仕事で活かせますが、英語以外にも大切なものは多いです。
仕事によって、必要なスキルや年収が変わります。
自分にはどんな仕事が合っているか、参考にしてみてくださいね。
それでは、英語力を生かせるフリーランスの仕事を9つご紹介しましょう。
- 翻訳
- 英語講師
- 輸出入の代行
- 日本語講師
- 秘書・ビジネスサポート
- ツアーコンダクター
- Webライター
- YouTuber
- 海外向けのネットショップ運営
ひとつずつ見ていきます。
1.翻訳
翻訳は、文章をほかの言語に訳す仕事です。
英語力があれば、英語の文章を日本語に訳したり、日本語の文章を英語に訳したりする仕事ができますよ。
翻訳には、
- 映画などの字幕
- 小説や論文
- コーポレートサイトの文章
など、あらゆるジャンルで活躍の場があります。
翻訳に必要なスキルは、
- 高い英語力(目安はTOEICで900点前後)
- 文章の読解力
- 翻訳する文章の専門知識
- 必要な情報を調べる能力
- 文章を推敲する能力
などがあげられます。
翻訳は、単純に言葉の意味を直訳するだけの仕事ではありません。
専門知識を用いて文章を適切に読み取り、わかりやすく他の言語に訳すのが翻訳の仕事といえるでしょう。
翻訳の仕事の平均年収は350万円でした。(出典:doda 平均年収ランキング2019)
文字単価では20円〜35円ほどになります。(出典:日本翻訳連盟)
稼いでいる人とそうでない人の差が大きく、幅は年収100万円〜1,000万円、さらにトップは6,000万円を稼ぐ人もいるようです。
2.英語講師
英語を教える講師も、英語力が必要とされる仕事のひとつです。
活躍の場は、
- 塾や予備校
- 英会話スクール
- 企業の英会話レッスン
- オンラインレッスン
など、どんどん広がっています。
英語講師になるために必要なスキルは、
- 英語力(目安はTOEIC750点以上、英検準1級以上)
- コミュニケーションスキル
- 生徒に合わせた指導力
- 自らの英語力を高める学習意欲
- 英語圏の文化の知識
などがあげられるでしょう。
講師として、生徒に興味を持たせながら、わかりやすく教える能力が求められます。
英語講師の平均収入は、正社員では月収16万円〜50万円程度、人気講師では年収1,000万円を超えるケースもあるそうです。(出典:日本英会話協会)
講師としての人気が収入に大きく関わる仕事と言えますね。
3.輸出入の代行
輸出入業務の代行は、海外のECサイトから商品を輸入して国内で販売したり、日本の商品を輸出して海外で販売したりする仕事です。
あまり馴染みがない仕事で、イメージしにくいかもしれませんね。
たとえば、中国のアリババやアメリカのeBayなどのECサイトで商品を購入し、国内に向けてAmazon・メルカリ・自社のECサイトなどで販売して利益を得るのです。
海外への商品の輸出入では、取引先とメールやチャットを通した英語のコミュニケーションが必要になります。
必要なスキルは、
- 英語力(目安はTOEICで700点前後)
- ECサイトで販売する知識
- ECサイトのPV数を上げる知識
- 海外で人気の日本商品を見極める力
- 日本で人気の海外商品を見極める力
などがあげられるでしょう。
商品の人気や流行を見極めて、需要の高い商品を販売する能力が必要です。
輸出入の代行の平均収入は、貿易事務の年収368万円が挙げられます。(出典:doda 平均年収ランキング2019)
ただしこれは会社員としての年収なので、、フリーランスとして輸出入の代行をおこない、成功すれば年収1,000万円程度まで成長することもあるでしょう。
4.日本語講師
日本語講師は、日本に訪れている留学生・外国人に対して日本語を教える仕事です。
近年、日本に訪れる外国人留学生や外国人労働者は急増しています。
よって、日本語講師の需要は高まっているのです。
必要なスキルは、
- 英語力(目安はTOEIC700点以上、英検2級以上)
- 日本の文化や伝統・風習についての知識
- 自分の日本知識を磨く学習意欲
- 言語指導の知識
- 柔軟な対応力
などがあげられます。
日本語だけではなく、日本の文化や伝統なども伝えられる知識が求められますね。
日本語講師の平均収入は、常勤講師では年収300万円〜400万円ほどです。(出典:スタディサプリ)
さらに昨今では、外国人留学生・外国人労働者の増加により、収入が上昇しています。
東京の非常勤講師では、45分を1コマとして、2013年は1,568円、2016年は1,651円、2017年は1,780円と変化しているのです。(出典:日本語教師ナビ)
5.秘書・ビジネスサポート
秘書やビジネスサポートは、取引先とのやり取りやあらゆる事務作業をおこなう仕事です。
具体的には、
- 英語のビジネス文書の翻訳
- 海外の取引先とのメールや電話のやり取り
- 英語のコーポレートサイトのリサーチ
- 海外向けの自社ホームページ作成・運用
などで、英語を生かせます。
近年は、秘書業務やビジネスサポートを外注する企業も増えており、需要は高いです。
必要なスキルは、
- ビジネスレベルの英語力(目安はTOEICで700点以上)
- スケジュール・予約管理能力
- 海外企業をリサーチする力
- 海外向けの自社ホームページを作成・運用する力
- ビジネスで扱う商品やサービスなどの専門知識
などがあげられます。
英語とビジネスをかけ合わせて、クライアントを支える仕事といえますね。
秘書・ビジネスサポートの平均収入は年収300万円~500万円ほどです。(出典:給料BANK)
なかには、フリーランスで1000万円以上を稼ぐ秘書もいます。
勤務先としては、国内外に拠点を持つ外資系企業のほうが収入が高い傾向にあります。
6.ツアーコンダクター
ツアーコンダクターは、旅行会社のツアーに同行してプランを管理し、旅行者に現地案内などをする仕事です。
かんたんにいうと、ツアー旅行のガイドということですね。
日本に訪れている外国人向けのツアーや、海外ツアーなど、英語を生かせる仕事です。
ツアーコンダクターに必要なスキルは、
- 日常英会話レベルの英語力(目安はTOEICで600点以上)
- 「旅程管理主任者資格」の取得
- 旅行先の観光地やお店、文化などの知識
- コミュニケーションスキル
- あらゆる国や地域を巡る体力
などがあげられます。
ツアーに添乗する仕事では、国内ツアーなら「国内旅程管理主任者資格」、海外ツアーなら「総合旅程管理主任者資格」が必要なので注意しましょう。
ツアーコンダクターの平均収入は、315万円です(会社員として)。(出典:doda 平均年収ランキング2019)
一般的な国内ツアーのガイドよりも、英語が必要な外国人向けの国内ツアーや海外ツアーに同行したほうが高い収入を得られる傾向にあります。
フリーランスでツアーコンダクターとして人気になれば、年収も上がっていくでしょう。
7.Webライター
Webライターは、Web上にあるサイトや広告の文章を書く仕事です。
なかでも、海外向けの情報や、反対に海外の情報を日本向けに発信する場合、英語を生かして働けます。
英語を生かしたWebライターに必要なスキルは、
- 英語力(目安はTOEICで800点程度)
- ライティングスキル
- 英語/日本語でのSEOの知識
- ホームページやサイト運営の知識
などがあげられるでしょう。
英語・日本語にかかわらず、読者に読ませるわかりやすい文章を書く能力が求められます。
Webライターの平均収入は年収300万円です。(出典:フリーランス白書)
英語力と専門分野をかけ合わせることで、さらに収入を高めることができるでしょう。
8.YouTuber
YouTuberは、YouTubeで動画を投稿してチャンネル登録者数や視聴者数、再生回数を増やし、広告塔となる仕事です。
旅行先の動画や英会話のコツなどを紹介した動画にすれば、英語力を生かすことができますね。
YouTuberとして必要なスキルは、
- 日常会話レベルの英語力(目安はTOEICで600点以上)
- YouTubeの仕組みについての知識
- 数字を見る分析力
- マーケティング思考
などがあげられます。
インターネットサービスはどんどん流れていくので、多くの人が見たいと思う動画をテンポよく投稿していくことがポイントでしょう。
YouTuberの収入は月収5万円以下が多いですが、稼いでいる人は非常に稼いでいて、トップ層は億を越えています。
一般的なYouTuberは1再生あたり0.05~0.1円程度、たとえば再生回数が10万回なら5,000円〜1万円程度です。(出典:PRESIDENT Online)
しかし、継続的に活動を続けて実績や知名度を上げていけば、さらに高められる可能性もあります。
9.海外向けのネットショップ運営
海外向けのネットショップ運営は、海外で人気がある日本の商品を販売・掲載する仕事です。
海外向けなのでネットショップの案内分や商品の説明文を英語で書く必要があり、英語力を生かせます。
必要なスキルは、
- 日常会話レベルの英語力(目安はTOEICで600点以上)
- ネットショップを立ち上げ・運営するスキル
- 海外で人気のある日本商品を仕入れる力
- 海外版のSEOの知識
- Webデザインスキル
などがあげられるでしょう。
海外で需要のある商品を販売する能力が必要になります。
ネットショップ運営の平均収入は月収10〜20万円、年収だと120万円ほど。(出典:平均年収.com)
しかし稼いでいるところなら、年収1000万円超えになることもあるそうです。
うまくハマれば高収入を目指せる、夢のある仕事だといえます。
フリーランスが英語を必要とする仕事を探す方法
こちらでは、英語が生かせるフリーランスの仕事を探す5つの方法をご紹介します。
- クラウドソーシングで案件を探す
- SNSで求人を見つける
- 海外向けメディアに連絡する
- フリーランスのコミュニティや交流会に参加する
- 知り合いに相談する
それでは、さっそく見ていきましょう。
1.クラウドソーシングで案件を探す
フリーランスとして働くには、自分で仕事の案件を受注するところからはじめます。
案件は営業して獲得しますが、直接的な営業が苦手という人には「クラウドソーシング」で案件に応募して仕事を得ましょう。
「クラウドソーシング」とは、仕事を発注したい人と受注したい人をつなぐ仕事のプラットフォームです。
「翻訳」「ライター」「サイト制作」など、あらゆるジャンルの案件を見て仕事に応募できます。
代表的なクラウドソーシングは以下のとおりです。
- Lancers(ランサーズ)
- Cloudworks(クラウドワークス)
- JOBHUB
- Upwork
- Freelancer.com
- Amazon Mechanical Turk
上の3つは日本国内のフリーランスや副業をしている人に向けた最大手のクラウドソーシングです。
反対に、下の3つは海外のクラウドソーシングサイトで、英語での案件が豊富にあります。
複数登録をして「やってみたい!」と感じる案件を見つけてくださいね。
2.SNSで求人を見つける
最近はSNSをビジネスに活用する機会も増えています。
SNSでは自分の経歴や実績、考えやキャリアプランを発信すると、それを見た企業がアプローチしてくるのです。
SNSによる仕事の依頼や採用は、TwitterやFacebookなど、多くの人に馴染みのあるサービスでも活発に行われています。
また、LinkedInなどのビジネス専用SNSなどを活用すれば、より効率的に仕事を受注できるでしょう。
企業からのアプローチを待つだけでなく、案件に対して積極的に応募して獲得しましょう。
3.海外向けメディアに連絡する
「海外向けメディアに記事を寄稿したい!」と考えているなら、メディアに直接連絡し、自分を売り込むのもひとつの方法です。
ある程度の英語を用いたライティング経験があれば、そのまま採用してもらえる可能性もあります。
また、求人サイトには掲載していなくても、自社ホームページに求人情報を掲載している場合も少なくありません。
自分が惹かれるメディアはよくチェックし、求人情報を見逃さないようにしましょう。
4.フリーランスのコミュニティや交流会に参加する
フリーランスでもコミュニティや交流会へ参加することで、情報交換や仕事依頼ができる仲間をつくれます。
人脈を広げておけば、困ったときに助けてもらえたり、条件が合えば仕事を依頼してもらえたりするでしょう。
同じ業種の人と知り合えば、壁にぶつかったときもアドバイスし合えます。
海外や英語中心のフリーランスコミュニティ・交流会など、調べると出てくるので積極的に活用しましょう。
5.知り合いに相談する
仕事がなくて困っているときは、友達や過去に務めていた会社の同僚など、知り合いに相談してみると仕事につながるかもしれません。
海外展開を考えている企業なら、英語のスキルはどこでも需要があります。
軽い気持ちで知り合いに相談してみたら、仕事につながったということも少なくありません。
頼れる知り合いがいれば、仕事について相談してみましょう。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
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フリーランスになるためにの準備5つ
仕事を得てフリーランスになるには、英語力だけでは不十分になる可能性が高いです。
こちらでは、フリーランスになるために準備しておくべき5つのものをご紹介します。
- 語学力以外のスキル
- パソコンなどの作業道具
- 名刺
- SNSアカウント
- ある程度の貯金
それでは、順番に見ていきましょう。
1.英語力以外のスキル
「英語力を生かしたい」という気持ちはすばらしいですが、英語力だけでは仕事はできません。
あなたがやりたい仕事にかかわる分野の専門知識や、スキルを習得しましょう。
たとえば、海外向けのホームページやサイト制作案件に携わるなら、基本的なIT知識やプログラミングスキルがあると、採用されやすくなります。
自分がやりたい仕事を明確にし、必要なスキルのうち現在の自分では不十分だと感じるものは、いまから身につけていきましょう。
“スキルなし”からフリーランスに!独立する7つのコツやおすすめの仕事を紹介
2.パソコンなどの作業道具
フリーランスとして仕事をするなら、パソコンなどの作業道具が必要です。
フリーランスは時間や場所の制約にとらわれずに働けることが魅力なので、どこでも持参して作業できるノートパソコンは必須といえます。
ほかにも、
- WiFi環境
- タスク管理アプリ
- 手帳
など、作業に必要な道具はまとめて準備しておきましょう。
3.名刺
ビジネスの場では名刺交換によって相手に顔や会社を覚えてもらえたり、その後の仕事につながることが多いです。
仕事をもらうためにも、フリーランスとしての名刺は作っておくと良いでしょう。
名刺には名前と会社の名称のほか、連絡先や得意なジャンルが記載できます。
あなたのことがわかる効果的なデザインにすることで、思い出して仕事を依頼されやすくなりますよ。
英語を生かした仕事をするなら、英語のデザインを取り入れるのがおすすめです。
4.SNSアカウント
フリーランスとして活動するなら、SNSアカウントを作成して発信活動をしましょう。
SNSアカウントのフォロワーが多く、あなたの発信内容に対して積極的に反応があると、認知度や信頼感が高まります。
信頼感が高くなると仕事の依頼が増えるので、フリーランスとしての収入アップにつながるでしょう。
英語やフリーランスにかかわる発信を行うことで、同じ働き方の人と仲良くなれる可能性もありますよ。
5.ある程度の貯金
いきなり現在の仕事をやめてフリーランスに転身することは、非常にリスクが大きいです。
はじめのうちはなかなか思うように収入を得られない可能性があるので、ある程度の貯金はしておきましょう。
1年ほど収入が無くても生活ができるくらいの貯金があれば、自分のペースで仕事を探せます。
すぐに仕事につながらなくても、焦らずに根気強く取り組むことが大切です。
まとめ:英語の需要は高まっているので、しっかり準備してフリーランスをめざそう
今回は、英語を生かせるフリーランスの仕事についてご紹介しました。
近年はサービスや商品の海外進出が進んでおり、英語力の需要は高まっています。
ただし、英語力だけではフリーランスとして働くことは難しいです。
しっかりと必要な準備を整えて、英語を生かせるフリーランスを目指しましょう。
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