2020年 1月にそれぞれDMM WEBCAMPを受講し、転職成功を果たした貝野 史弥(かいの ふみや)さんと小永井 健吾(こながい けんご)さん。
今回はそんなお二人がエンジニアとして活躍する株式会社やどかりさんに訪問しインタビューしてきました!
2020年 1月にそれぞれDMM WEBCAMPを受講し、転職成功を果たした貝野 史弥(かいの ふみや)さんと小永井 健吾(こながい けんご)さん。
今回はそんなお二人がエンジニアとして活躍する株式会社やどかりさんに訪問しインタビューしてきました!
エンジニア転職を果たした後、仕事内容や働き方にどのような変化があったのでしょうか。転職から約2年が経過した今、赤裸々に語ってもらいましたので
「エンジニア転職した後のリアルな姿が知りたい!」
「未経験での転職でも本当に活躍できるのか気になる!」
という方はぜひ参考にしてください!
工学部を卒業後、新卒では織物会社で生産管理職として従事。その後勉強カフェを運営する会社に転職し、コミュニティマネージャとして働く中で出会ったエンジニアの影響を受け、プログラミングに興味を持つ。本格的に学ぶためDMM WEBCAMPを受講し卒業後、株式会社やどかりにエンジニア転職し、現在はプロジェクトマネージャを務める。
情報系の大学を卒業後、新卒では農協の社内SEとして従事。当時働いていた社内SE部署の解体をきっかけに転職を検討。プログラミングを本格的に学ぶためDMM WEBCAMPを受講し、株式会社やどかりにエンジニアとして転職成功。現在はプロジェクトマネージャを務める。
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ー本日はよろしくお願いします!早速ですが、お二人の今までの職務経歴についてお伺いできますでしょうか。
僕は新卒では織物会社で生産技術と言う工場で働いているエンジニアの方達がより生産的に動けるように時短を図ったり、効率化したりという業務を行なっていました。
2社目は、学びたい大人たちが集まるためのスペースを提供する会社でコミュニティマネージャーをしていました。すごく喋る仕事で、利用される方に「どんなお仕事されているんですか?」「こんなおもしろい人いますよ。」と紹介したり、学びを共有できるようにコミュニケーションを取っていくような仕事をしていました。
貝野さん
僕は新卒で入った会社が農協だったんですが、農協の社内SE(システムエンジニア)として3年半ほど働いていました。
社内の人から要望があったシステムをつくったり、データの集計を行なったり、あとはパソコンに詳しい人ばかりではないので「こういうのわからないよ。」と言われたらそれを教えたりしていましたね。
小永井さん
ーありがとうございます!そんな中で、なぜDMM WEBCAMPを受講しようと思われたんですか?
僕は2社目の会社でマネージャーをしている時に、スペースの利用者の中にエンジニアの方がいらっしゃって。お話しするうちに面白そうだなと興味が湧いて、一度自分でプログラミングを勉強してみたんです。
そうしたら「やっぱりおもしろいな。」となって、本格的に勉強するためにDMM WEBCAMPに入り今に至りますね。
貝野さん
僕の場合は、僕の所属していた社内SE部署がなくなるかもしれないと言う話があって、転職を考え始めたのがきっかけですね。
WEB系の会社に転職できればいいなと思っていたんですけど、当時の会社ではデータベースばかりを触ってきていてプログラムやコードはあまり書いてこず、今の状態だと戦力にならないだろうなと思って。
小永井さん
ーなるほど、ちなみにお二人は学生時代は何を学ばれていたんですか?
大学はもう全然違って、工学部でした。
「パソコン、わからん。」「プログラムとは何ぞ?」みたいな世界にいたので、当時はあまりプログラミングに関わるとは思っていなかったですね。
貝野さん
僕は大学も情報系でした。
大学生の時から自分でHTMLを組んでみたりと興味はあったので、転職を検討するタイミングでもっとちゃんと勉強したいなと思ったのがDMM WEBCAMPを受講したきっかけですね。
小永井さん
ーありがとうございます。DMM WEBCAMPを卒業して、今の会社に転職されてからお二人とも2年ほど経過されているとお伺いしました。
同期なんですよ。
貝野さん・小永井さん
ーあ、そうだったんですね!
そうなんですよ。同じ日に入って、僕が新宿校で小永井くんが渋谷校だったので校舎と卒業するタイミングは少しの違いはあるんですけど、入るタイミングは全く同じでした。
貝野さん
ーやっぱり同じバックグラウンドを持った人が職場にいると、心強いですよね。実際に入社されてからもお仕事についての相談とかは良くされるんですか?
話すことはよくありますね。ただ傷の舐め合いみたいな話はあまりしなくて、どちらかというと僕らが持っている課題とか会社の課題について話すことの方が多いです。もちろん変な雑談話もするんですけど(笑)
自分たちの未経験さとか足りない部分よりも、仕事で信頼を得ることが僕らの課題ですし、「未経験だからできないよね。」というのはそんなの早くできるようにしなさいよって話なので、あんまり甘えたことは考えないようにしてましたね。
貝野さん
ー弱音というよりは前向きな、前に進むための話をお互いによくされていたんですね。
そうですね。
貝野さん
技術的な話は、先輩に聞いた方が早いしね、やっぱり(笑)
小永井さん
ーやどかりさんに入社を決めた理由はなんだったんですか?
僕は働くならプライベートもビジネスも混ざり合った感覚のところが良いなと思っていて、やどかりがそれに近かったんです。
仕事のことも結構楽しく話せるし、自分のデスクに何を置いても良いし。そういうちょっとラフな感覚で働ける感じが、ここなら実現できそうと思って。
これまでの会社はそういうのが全然できなかったので、嬉しいな、できるのかなとワクワクしながら入った結果、実際そうだったのですごくよかったなと思います。
貝野さん
僕はそうですね、そもそも受託に行きたいなと思ってたんですよ。色んな経験ができるし、色んなことをやりたいなと思っている中で、やどかりはすごく自由な社風だなというのを面接で感じて。
僕が面接を受けたところが前のオフィスになるんですけど、そこら中にボードゲームだったりおもちゃがいっぱい置いてあって、おもしろそうだなって思ったのもきっかけですね(笑)
あとは自由にやらせてもらえそうな感じとか、裁量持って仕事ができそうな感じがあったので、入社を決めました。
小永井さん
ーでは、今の仕事内容についてお伺いさせてください。お二人とも今はプロジェクトマネージャーを任されているんですね。
そうですね。
貝野さん・小永井さん
ープロジェクトマネージャーのお仕事というのは具体的にはどのようなことを行なっているんですか?
貝野さん
ーありがとうございます!お二人の業務内容は基本的には同じになるのでしょうか?
細かい違いでいえば、小永井君の方がIoTサービスやスマホアプリ系の案件が多いです。僕はウェブ系の方が多いって感じですね。
貝野さん
そうですね、僕はIoTが多いです。最近はAndroidだったりとか全般的に。
小永井さん
社内の案件的には、ウェブ派とスマホアプリ派になんとなく分かれてるんですよ。
貝野さん
ー使う技術が違うので分けているんですか?
本当は全部できた方がベストですね。けど、その人の学びたい方向の嗜好だったり、経験的にもそっちの方がっていうのもあるので暫定的に分かれてます。
貝野さん
ーなるほど。ありがとうございます!ちなみに、今はどんなアプリやウェブ系のサービスを開発されてるんでしょうか?
色々やっていて、BtoBもBtoCも多いですね。ウェブ系だとECサイトかコーポレートサイトが結構多くて、スマホアプリ系だとBtoCかな?
貝野さん
BtoCも多いですね。けど結局使ってくれるのは会社さんだったりとかが多いですね。
小永井さん
名前聞いたら「それつくってるの!?」って思うようなアプリも結構作っているので、おもしろいですね。
貝野さん
ーありがとうございます!会社さんによっても異なると思うんですけど、お客さんからの開発依頼はどれくらいの粒度で依頼が来ることが多いんですか?
要件も何も決まってないけどとりあえず相談に来てもらうところもあれば、設計書があって、こういう風につくりたいんだけどエンジニアが足りないから手伝ってほしいみたいな感じで来ることもありますね。
小永井さん
大体の会社さんはやりたいことは決まっていて、もうちょっと少ない割合で相談ベースの人ですね。
やりたいことが決まっているお客さんは、基本僕らを信頼してくれているので「御社の設計とやり方に任せるので、こういうのをつくってほしいです」というような依頼を頂いたりします。僕らとしてはそっちの方がやりやすいことも多いです。
貝野さん
ー先ほどのお話にあった通り、お客さんの折衝から案件を完成させるまでと本当に携わるレンジが広いですね…!
はい、なのでコミュニケーションは大事にしていますね。
お客さんとは最初と最後ももちろんですけど、途中経過の定例を設けて、「僕らがつくったの違和感ないですか」「認識違いないですか」とか、そういう話は毎回してます。もちろん毎回フィードバックがくるので、それを見て「じゃあこうしましょうか」と提案し直したりすることはしょっちゅうですね。
貝野さん
お二人の、とある一日スケジュール
二人のスケジュールの中で、一際多い打ち合わせ。
お客さんとの定例会議や内部の開発メンバーとの打ち合わせ、社内の組織としての会議など内容は多岐に渡ります。
お二人は入社されて僅か2年ほどですが、会社のビジョンやプロジェクト全体に関わるような会議であったり、メンバーの成長を考えるような会議など重要な会議にも参加されています。
5,6名のメンバーを束ねるチームリーダーでもある貝野さん、隔週でメンバーとの1on1を実施しています。
1on1は、会社で働く上での不安点や課題点を洗い出したり、目標の設定・進捗確認などを行うことでメンバーがそれぞれ働きやすくなる事を目的としています。
やどかりさんでは入社時の社員研修の中で、思考のクセや何にモチベーションを感じるタイプなのか等の性格診断を行なうことでメンバー個々の特性の見える化に取り組んでいます。1on1の場では、この性格診断を活用することでメンバーの性格や特性に合わせて話す内容を工夫しています。
ー今エンジニアとしてお仕事をされていて、前職と比較してここが一番変わったみたいなのって何かありますか?
やっぱり裁量のところがだいぶ変わったかなと思いますね。
前職の農協は結構カチッとしていたんですが、今は自分の仕事さえちゃんとやっていれば他は何をやっていてもある程度許してもらえたりするので、裁量に関してはだいぶ変わったなと思います。
小永井さん
そこは同意見ですね。
あとは僕の場合、前職だと先輩だったり同僚だったりに相談することが結構難しかったんですよね。離れた場所で働いていたりとか、上下関係が厳しすぎるみたいな所があって、これを言ったら逆に怒られるんじゃないか、という心理的安全性が弱いというかそういう感覚を覚えるような所だったんです。
ここだとむしろ「相談してくれてありがとう」という空気感なので、未経験の方が入ってきてもそんなに不安はないのかなという印象はありました。まあ大変さはあったんですけど。
貝野さん
そうだね。
小永井さん
かといって甘えさせてくれるのかというとそうでもないんですけどね(笑)
貝野さん
ー労働時間は前職と比較していかがですか?
僕は前職よりも今の方が忙しいですね。
貝野さん
僕は前職とあんまり変わらないですね。
小永井さん
ただ精神的ストレスは今の方がないですね、裁量が強いので思い通りにできるところとか。
小さい会社なので、もちろんみんなの理解を得ないと意味ないですけど、自分に決定権があるところが楽しくできるなと。あと辛くなっても辛くさせたのは自分だしなって。
貝野さん
自己責任っていう気持ちになれるのでいいんですけど、労働時間は伸びますね。
やっぱり勉強もしないといけないので、自分の学びたいこともやっていくと「新しいことやりたいな」と見えてきたりもして、それに対する時間も仕事といえば仕事になりますし。
小永井さん
勉強は必須ですね、やっぱり。
貝野さん
ー勉強の時間はどうやって捻出しているんですか?
僕は業務時間中でも必要とあれば調べるとか、人に聞くというやり方でインプットしてますね。
自分の書くコードが「あれ、書き方わかんないかも」というところがあった時には一度調べてみます。あとお客さんの要件を満たすことを想像すると、他にも違う方法があるよなとか色んな選択肢が思い浮かぶので、その度に足りないことは調べるのでその経験こそが勉強なのかなと僕は思います。
ただ基礎的なことで知らないとなると、さすがに勉強しないといけないので業務後とか朝早く来てやってますかね。
貝野さん
僕は業務時間内に学ぶことも多いですし、仕事をやっていて「これ全く知らないです」みたいなのって、段々と見えるようになってくるんですよね。例えばレビューするときに、どういうアーキテクチャでつくるのが良いんだろうみたいなのが出てくると朝来てアーキテクチャの本を読んでますし、通勤時間に本読んだりとか土日に時間つくって勉強するとか。そういうところが多いですかね。
小永井さん
ー今でも欠かさずにインプットの機会を作られているんですね。キャリアに対する考え方に変化などはあったりしますか?
キャリアへの考え方みたいなところでいうと、僕はやどかりに入るまではプログラマーになったらプログラマーとして経験を積んで、システムエンジニアになって、プロジェクトマネージャーになって、と少しずつ段階を踏んでいくのを想像していたんですけど、うちはそういうわけでもなくて。
例えば僕は入社して3か月目くらいからプロジェクトマネージャーみたいな仕事を任されて、何のコードもわからないまま任された仕事をとにかく頑張って、やっとちゃんと落ち着いてきたみたいな(笑)
段階を踏んでキャリアを積んでいく、というのは思い込みだったんだなというところで、すごく価値観は変わりました。
小永井さん
エンジニアとしての職種というか働き方の概念が、この会社の場合だとっていう前提がありますけど、こういう感じなんだな、とある種面食らいましたね。
貝野さん
ーそのあたりはインターネットで調べたりとか、人の話を聞いていても中々わからなかったりしますよね。
でも傾向はあったのかなと思いますね。やどかりは僕らが入った頃はまだ3、4年目のベンチャー気質な会社で、一人の仕事、例えばエンジニアの人がエンジニアだけの仕事で成り立つような会社じゃなかったんですよ。色んなところに携わるような働き方をしないと成り立たないので、エンジニア志望で入りました、かといってコードを書くだけじゃないっていう。
今だと色んなことをさせてもらっていますけど、キャリアビジョンの考え方の変化でいえば、さっきの小永井君が言った通り、エンジニアの勉強したあとはプロマネなのかなとか思ってたんですけど、同時進行だったりするんですよね。プロマネの仕事しながらコードを書くなんて全然ありえるし、コードレビューもするし、テストもするし、本当になんでもするんでマルチタスクだなあというのは実感してます。
貝野さん
ー想像していたよりもよりハードな環境だったという事ですね(笑)そこのギャップに面食らうのと同時に、今振り返ると良かったところはありますか?
もちろんあります。
僕は最初に担当した案件でお客さんとの信頼も無くなるかもしれないという状況になってしまったのですが、最終的に案件が終わった時に、お客さんの一番偉い人からDMで「ありがとうございました」とお礼を言われたりもして。大変でしたけど、そこはすごくやってよかったなと思っています。
小永井さん
大変なんですけど成長するんですよね、何より。
大変な部分を乗り越えた先には、成長は何倍もあります。
貝野さん
ありますね。ビールがおいしくなる(笑)
小永井さん
今の入ってくる子にはそんな厳しいことはしないですけど、当時の僕らがしていた職務は結構しんどいところがあって、僕らはここを踏ん張って絶対成長して上にいってもらわないとまずいみたいな、2人して思われていたのかはわからないんですけど、結果的にそうなってるんですよね。
貝野さん
そうだね。結果読めなかったコードもいつのまにか読めるようになってるし、昔だったら気づかなかっただろうなというところも、振り返ると気づけてたりする。
小永井さん
ーいろいろお話をお伺いしてきましたけど、今こうやってエンジニアになって良かったと思いますか?
僕はすごいよかったと思ってます。
この会社じゃなかったとしても、エンジニアになるという選択をすることで、今のIT社会がどう成り立っているのかが少しずつ見えてきて、この世界で生きていく一端のやり方を自分の行動によって広げていっている訳なので。
エンジニアとして人に見せるサービスをつくる機会・経験を得られるということは、せっかくこの世界に生まれたんだから、この世界を知る一つの手段として「いいことしたな」「いい選択だったな」と今振り返りながらも思います。
貝野さん
僕もなってよかったなと思います。
自分の選択肢が広がっているなというのも思いますし、辛かった経験はめちゃめちゃあるんですけど、やってるタイミングはそんなこと考える余裕も正直なくて。それが終わってから振り返って、辛かったな、でも終わったしまあいいやみたいなマインドになるので、結果よかったなと思います。
小永井さん
ーありがとうございます、では最後に今後の目標についてお伺いできますでしょうか。
僕個人としては、将来起業したいと思っているんですよね。本当は入社前から起業して別のサービスをやろうとしていたんですけど、エンジニアを始めてしまったのをきっかけに「おもしれーぞ」となっちゃいまして(笑)
ただ同時に難しさもやっぱり感じますし、組織を束ねることも生半可な選択でできることじゃないので、今は幸運にも経営に携わるポジションに入らせてもらっているので、エンジニアをやりながら経営も学んで、その先にまだやりたかったら挑戦してみたいですね。
組織としては、もっとデカくしたいし強くしたいですね。
未経験採用をしているのもありスキル面での課題が多くて。もちろん優秀なメンバーもいるんですけどコミュニケーションが苦手だったりするので、個々の足りない部分の成長とスキルアップができるように頑張っていきたいなと思っています。
貝野さん
元々僕はプログラマーになりたかったというのはあるんですけど、今の会社に入って色んな選択肢が広がったなと思います。
それこそ貝野君と一緒に経営の会議に入って、経営の事を学びながらプロジェクトマネージャーもやらせてもらっていて、どんどんステップアップしていくような立場にもいるので、もっと会社の利益率を意識しながらプロジェクトを回せるように成長していきたいなと思っています。
会社的には若手のメンバーが弱かったりとか、僕自身が仕事振るのが苦手だったりするので、そこを強化しつつ右腕みたいな人をつくれると幸せになるのかなと、近々な目標ですみません(笑)
小永井さん
ー貝野さん、小永井さん本日はお忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!!!
自由度も裁量も一気に広がり、大変なことも沢山経験しながらも着実にエンジニアとして日々成長を続ける貝野さんと小永井さん。
現在は個人の成長だけではなく、メンバーの成長や会社の成長も担う立場として活躍されています。
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